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プロフィール

irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
いりの舎のブログへようこそ。
下北沢駅南口から徒歩3分ぐらいの場所にあります。
電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
ホームページ:http://irinosha.com/
E-mail:chumon☆irinosha.com
にて注文を受け付けております。
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内田 弘・第5歌集『漂泊の街』が出来上がりました!

2020.03.28 16:32|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日は新刊2冊目の紹介です。

「新アララギ」「トワ・フルール」で活動する内田弘さんの
平成25年以降の6年間の作品より421首を自選した
第5歌集『漂泊の街』

が出来上がりました!

内田弘歌集『漂泊の街』


トワ・フルール叢書4

北の190万都市札幌に住み、季節の巡りに、日々の生活を表現する第5歌集。老いに目を逸らすことなく、日常をつぶさに詠む。また、きなくさくなる現状、原発の放射能にも視点を据えた最新の歌集である。

●歌集より5首
滴りて光を受ける氷柱(ひょうちゅう)が北の庇(ひさし)で今日も太りぬ
人と時間が行きつ戻りつ地下街の吾はいつも漂泊のなか
蛍烏賊(ほたるいか)を食いたる後を巷ゆくネオンの酒場に我らも光れ
人前に晒す社(やしろ)に願い札が七月の風にひらり反転
平成の凧は次第に右傾して共謀罪の罠に嵌(は)まるか

四六判上製カバー装・200頁
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円

佐藤水人里・歌文集『凍てつく銀河―拓北農兵隊の子として』が出来上がりました!

2020.03.28 16:23|刊行情報
みなさん、こんにちは。
桜は満開ですが、新型コロナウイルスの影響で自粛の日々ですね。
くれぐれもお大事にお過ごしください。

今日は新刊のお知らせです。
戦後七十余年を経て、いまだに鮮明な記憶として立ち上って来る
拓北農兵という稀有な体験をまとめた
佐藤水人里さんの歌文集『凍てつく銀河―拓北農兵隊の子として』

が出来上がりました!

佐藤水人里歌文集『凍てつく銀河』


戦争の最末期に「拓北農兵隊」が募集され、戦災で生活を失った人々を帰農させようと、北海道の未開拓地に農兵列車で送り込まれた人々があったことをこの歌集によって知った。当時の記憶を文章まじえて綴ったこの歌集は、七〇余年前に悲惨な運命を歩まされた少女時代の貴重な記憶であり、涙ぐましく優しい抒情の声である。(馬場あき子「帯」より)

●歌集より5首
臨月の母がつぶやく「コンナ センソウ」幼くて知る秘密のことは
火の絶えし部屋はさまざま凍る音醬油の瓶の今割れる音
立ち止まれば我は氷柱になるならんひたすら月下の雪道歩む
晴れた日はユリ根探して雪原を父さまよえりスコップ担ぎ
もう何も食べない母にホッとしぬ時折かくれて烈しく泣きぬ

四六判上製カバー装・136頁
帯:馬場あき子
解説:川野里子
装画:田中薫子
装幀:南 一夫
定価:1,800円+税
送料:200円

安藤春美第二歌集『浅き春の日』が出来上がりました!

2020.03.19 17:08|刊行情報
みなさん、こんにちは。
桜の便りもちらほらと聞こえてきますね。
今日は新刊のお知らせです。

平成25年3月から令和元年11月までに発表した作品より329首を収めた
安藤春美さんの第二歌集『浅き春の日』
が出来上がりました!

安藤春美歌集『浅き春の日』

国民文学叢書第587篇

沿線に戦ぐみどりの麦畑濃き穂の色に稔りの近し
著者の住む稲沢は愛知県の北西部にあり、濃尾平野の中央部である。田園風景を車窓に見つつ、名古屋都心の職場に通う日常や、家族らとの交流が新鮮な感覚で作品化されている。今後の発展を心から期待してやまない。(青木陽子「帯」より)


●歌集より5首
蟻の巣のやうな地下街黙々と列なし人ら職場に向かふ
卒業の写真の吾に娘の似たり遠き先など見ざりし眼(まなこ)
紗の幕をおとしたるごと梅雨明けの車窓の景の際やかなりき
凍て空に昼月淡し古里の母息災の時の長かれ
垂れこむる雲より小雪きさらぎの浅き春の日娘の嫁ぎたり

四六判上製カバー装・208頁
帯:青木陽子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円

月刊「うた新聞」2020年3月号が出来上がりました!

2020.03.10 20:31|月刊「うた新聞」
みなさん、こんばんは。
明日、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から9年が経ちます。

月刊「うた新聞」2020年3月号の特集は
<東日本大震災から九年 いまの思いを詠う>
です。

巻頭作品
志垣澄幸さん「この星」、三井ゆきさん「東京の雀」
巻頭評論は久々湊盈子さん「安永蕗子の歌―生誕百年」

2面
佐藤通雅さんによる<短歌想望>最終回 「生年について」をもう一度
古谷 円さんによる連載!<時代を映すうた>最終回 人が人に持つなつかしさ
<遠近画法>永田浩三さん「原爆と俳句」
<友の歌>は岡本育与さん

3面
<今月のうたびと>立花 開さん「脈打つ水」
<ライムライト>風野瑞人さん「短歌に『出逢う』まで」
<私の暮らすまち>多賀陽美さん「歴史の町神辺(かんなべ)と鞆の浦」
<忘れないために>内田喜美枝さん「気候変動の脅威」
<作品時評>山中律雄さん「誓いの証」

4面
秋葉四郎さんによる連載!<渉猟 茂吉の歌>第12回「茂吉家の人々」
春日いづみさんによる連載!<食卓のある風景>最終回「修道院の食卓」
玉城徹の歌・第25回 奥村晃作さん「未刊歌集『左岸だより』を読む」

5面
弥生作品集
曽根篤子さん「縁日」、宮川 稔さん「ホワイトアウト」
千田政子さん「如月の華」、小堀髙秀さん「風のごとくに」
田土成彦さん「暮色」、中川 昭さん「点描」
紺野 敬さん「吾妻嶺の冬」、髙嶋倫子さん「祭囃子」
岡 貴子さん「練馬大根」、増田淑子さん「失語症」
真鍋正男さん「負けるが勝ち」、松田愼也さん「海の怒り」
山本枝里子さん「水中公園」、松本千恵乃さん「あっ、鳥」
江戸 雪さん「名前」、中村幸一さん「天上聖母」
中村哲也さん「住宅二棟」、若狭純子さん「電話」
田村 元さん「炭酸泉」

6面・7面
<特集>東日本大震災から九年 いまの思いを詠う
中村ときさん「電柱」、熊谷淑子さん「故郷の街」
山口明子さん「新しき光」、八重嶋 勲さん「『風の電話』について」
梶原さい子さん「供花」、斉藤 梢さん「また来る」
佐藤通雅さん「遠近術」、佐藤淑子さん「ソーラーシェアリング」
山本秀子さん「姫椿」、伊藤誠二さん「あかり」
吉田信雄さん「避難地」、遠藤たか子さん「柊南天」
佐藤輝子さん「謹みて」、藤田美智子さん「<ふつこう>」
伊藤正幸さん「『まさか』」、市野ヒロ子さん「聖火リレー」
大谷湖水さん「倖せのひとつ」、中根 誠さん「自然は脅威」
片岡 明さん「不安な日々」、秋葉静枝さん「寒の薄穂」

8面
小林博子歌集『月影揺らす』を読む
小林幸子さんによる「豊かに清冽に」
森 みずえさんによる「生活の息が歌の息」
作品10首 小林博子さん「人工関節」

<書評>
篠 弘歌集『司会者』沖 ななもさん
伊藤一彦著『歌が照らす』関口ひろみさん
島田 暉歌集『記憶の炎』山野吾郎さん
ほか歌集紹介を掲載。

9面
<書評>
小池 光歌集『梨の花』小谷陽子さん
久々湊盈子歌集『麻裳よし』一ノ関忠人さん
桑原正紀歌集『秋夜吟』田中拓也さん
松村正直歌集『紫のひと』大口玲子さん
尾崎まゆみ著『レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く』寺井龍哉
ほか歌集紹介を掲載。

10面
ニュース欄
・読売文学賞贈賞式 川野里子氏が受賞
・第24回若山牧水賞授賞式
・第31回歌壇賞授賞式
・日本短歌雑誌連盟各賞
ほか作品募集、企画展、結社賞を掲載。

11面
・うたとの出会い95 角倉羊子さん
・読者自選一首
・日本歌人クラブ『現代万葉集』×いりの舎コラボ企画 最終回

12面
・各地リポート
・読者の森
・催事中止のお知らせ
・歌誌特集号
・編集部より

舩﨑文子・第一歌集『秋海棠』が出来上がりました!

2020.03.10 20:17|刊行情報
みなさん、こんばんは。
きょうは新刊のお知らせです。

2010年に花實功労賞を受賞した舩﨑文子さんの
1979年から2001年に発表した作品より550首を収めた
第一歌集『秋海棠』
が出来上がりました!

舩﨑文子歌集『秋海棠』

花實叢書第171篇
花實創刊80周年記念出版10篇


舩﨑短歌は素直な表現で読者がすらっとその世界に入ってゆける。難解な言葉もない。奇を衒うこともない。対象を真摯に捉え、生きた証を残している。(利根川 発「跋」より)

●歌集より5首
夏休みに来るとふ電話孫子等の箸など揃へ待つ間の長し
一目一目吾が手に成れる茶のセーター終日着をり温きと夫は
朝なさな向かふ武甲嶺いただきに石灰石のあらはなる様
小海線を見たしと思ひつひに来つ秩父事件の終末の地ぞ
緑なす植木のさやぐ庭隅を秋海棠の一叢彩ふ

四六判上製カバー装・232頁
跋:利根川 発
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:200円