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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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FAX:03-6413-8526
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古木實第二歌集『つくばね』ができあがりました!

2023.08.10 15:26|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日は新刊3冊目のお知らせです。

「新アララギ」に所属する古木實さんの第二歌集『つくばね』
ができあがりました!

古木實『つくばね』

古木さんの『つくばね』一巻は、亡き妻、照子夫人との相聞歌だと私は受け取っている。(雁部貞夫・「序にかえて」より)
 
歌集より5首
帰り来し故郷はすでに秋の色つくばねの実のたわわに実る
水を打つ庭の飛び石目に涼し風のわたりて木立ざわめく
秘境といふ言葉は今も住む人を秘境の中に閉ぢ込めしまま
研ぎたての包丁の切れ味に妻は笑み冬至の南瓜切り整へぬ
在りし日の妻を見習ひつくばねの枝を吊るして一か月過ぐ

四六判上製カバー装224頁
序にかえて:雁部貞夫
古木照子様を偲びて:鶴見輝子
原画と写真:永関和雄
装幀:南 一夫
定価:2,750円(10%税込)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集いりの舎

渡辺けい子第二歌集『季に随ふ』ができあがりました!

2023.08.10 15:04|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日は新刊2冊目のお知らせです。

「濤声」に所属する渡辺けい子さんの第二歌集『季に随ふ』
ができあがりました!

渡辺けい子『季に随ふ』

濤声叢書第34篇

第一歌集に感じた細やかな感性は失うことなく、年齢的な慈愛の心が作品に顕著である。そうした感情は生来のものと、夫君の急逝、遺された果樹園の継続、孫の養育、自然ゆたかな故郷などが、一人の歌人の抒情を育てたといってもよい。(温井松代・「跋」より)
 
歌集より5首
百歳の姑(はは)話したき多からむ言葉とならずただ泣きいます
顔歪めしやがれ声にて発せし「あ」三(み)つの児が見す己が全力
「お」が言へるただそれのみを喜べるわれら家族の夕餉ゆたけし
奢(おご)りにはとほき清しさ高床の書院に秋の風吹き通る
わが冬のこゑとも聴けり海よりの西風受けて唸る山樹々

四六判上製カバー装176頁
跋:温井松代
装画:時枝しのぶ
装幀:南 一夫
定価:2,750円(10%税込)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集いりの舎

横山季由第十歌集『唐鬼』ができあがりました!

2023.08.10 14:45|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日は三冊の新刊をご紹介します。
まず一冊目です。

「新アララギ」の編集委員などを務める、
横山季由さんの第十歌集『唐鬼』

ができあがりました!

横山季由『唐鬼』

2019年より2021年までの作品648首でもって、第10歌集『唐鬼』を編むことにした。(「あとがき」より)
 
歌集より5首
冷えつのる寒のさなかの保津川を下る舟見ゆ列車の窓より
葡萄畑に農家は終日苦しげに鴉の鳴くこゑテープに流す
ゆく道辺の茅原にひそむ頬白の地鳴きのこゑの移りゆきたり
心病み医者にかかるを吾らに告げず一人居に耐へ子は勤めきぬ
御神籤(おみくじ)は一番大吉なりしと子は帰り来てすぐ昂ぶり言ひぬ

四六判上製カバー装200頁
装幀:南 一夫
定価:2,500円(10%税込)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集いりの舎

藤島鉄俊第一歌集『前途』ができあがりました!

2023.06.22 14:29|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日は新刊5冊目のお知らせです。

「歩道」に所属し、日本歌人クラブ千葉県幹事を務める
藤島鉄俊さんの第一歌集『前途』

ができあがりました!

前途

歩道叢書

彼の、世の中に甘えない毅然とした生き方にも共感を禁じ得ない。本集刊行を機会に今以上に歌人として自信を持って且つ飛躍していただきたいと祈念し、著者の本歌集のご一読を多くの方々に希(こいねが)うものである。(秋葉四郎・「跋」より)
 
歌集より5首
潮干狩りに興じし千葉の海思ふ埋立てられて遥かとぞなる
放射能検査済との書状添へ鮮度よき桃いわきより届く
夢見つつ縁者と友と尽くるまで話をしたるか母つひに逝く
期せずして短歌に拠りて十八年生くる前途の力とならん
「白き鯉」の歌碑たつ蔵王の観音堂茂吉偲べば心しづまる

四六判上製カバー装224頁
跋:秋葉四郎
装幀:南 一夫
定価:2,750円(10%税込)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集いりの舎

實藤恒子第七歌集『火星の地図』ができあがりました!

2023.06.22 14:12|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日は新刊4冊目のお知らせです。

「新アララギ」「ヒムロ」の選者・編集委員などを務める
實藤恒子さんの第七歌集『火星の地図』

ができあがりました!

火星の地図

第七歌集『火星の地図』には、今迄に未収録の平成二、三、四年の作品と十五、十六、十七年の作品を収めた。(「あとがき」より) 

歌集より5首
穂に出でし力芝しげる保渡田の道遊ぶ文明少年の幻
からだ弱気故に籠りて望遠鏡に火星の地図を描きたりとぞ
遠く連なる友の牧場ひとところ冬日にけぶる林を残す
落ちて来るものはなければ横揺れに長くゆるるを立ち竦むまま
山百合は匂ひたちつつわが内に充ち来る思ひに歩み来にけり

四六判上製カバー装232頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,750円(10%税込)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集いりの舎