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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
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岡安きえ子歌集『穭田の空』が出来上がりました!

2019.09.11 17:44|刊行情報
今日の新刊のお知らせ、2冊目です。

「長風」に所属する岡安きえ子さんの
平成20年から30年までの作品をまとめた第二歌集
『穭田(ひつじだ)の空』が出来上がりました!


岡安きえ子歌集『穭田の空』2

長風叢書第301篇

十三代続く農家の嫁として、別棟に住む義父母に仕えながら農作業に馴染む。東日本大震災では、宮城県亘理町の生家が津波に吞まれる被害に遭う。幸いに身内に死傷者はなかったが、この事は大きな衝撃であったろう。そうした経験も踏まえ、明るく真摯に生きる著者の第二歌集。(金子正男「帯」より)

●歌集より5首
堤防を壊し津波は生家吞む更地の隅に木瓜いちりんが
われの顔見つけて手を振る兄と姉避難所に早や二か月近し
嘴太の群れて従きゆく田おこしをなすトラクターの前に後ろに
サンバイザーの鍔深くさげペダル漕ぐいつもと違う世界が見える
馬鈴薯の花咲く畑を思いつつ慣れぬ手に鍬持ちて耕す

四六判上製カバー装・208頁
帯文:金子正男
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

宇野一夫第一歌集『こころみ』が出来上がりました!

2019.09.11 17:36|刊行情報
このたびの台風15号の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

今日は新刊のお知らせです。
「新アララギ」の編集委員を務める宇野一夫さんの
昭和61年から平成27年までの作品をまとめた
第一歌集『こころみ』が出来上がりました!


宇野一夫歌集『こころみ』

「歌は私のこころの中を見るものであり、つねにこころみている私自身である」と著者は「あとがき」に記す。歌集全体にこのことは言えよう。在学中、宗教教育が盛んで仏教もカトリックも学んでおり、その宗教心がこの歌集に底流している。その顕著なものが懺悔の意識であろう。仕事、子育てといわず随所に詠まれていて歌を深くしている。いずれも歴史の光と陰に焦点を当てて、沈着、冷静に詠まれた稀にみる好著である。(實藤恒子「跋」より)

●歌集より5首
ねむり深き吾が子にしあれどたなぞこにこゆびふるればしかとにぎりぬ
かがまりて赤子の指の爪を切る午前零時の妻の仕事よ
左手を握ればかすかに握り返す母のたなごころ温かくして
過酷なる労働の果てに筋肉痙攣にて箸さへもてぬ晩年の父よ
共共に病重りて町医者に通ふ日の増え睦まじくなる

四六判上製カバー装・212頁
跋文:實藤恒子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

下田秀枝第二歌集『雨やはらかに』が出来上がりました!

2019.08.28 12:23|刊行情報
みなさん、こんにちは。
あっという間に8月もあと数日となりましたね。

「波濤」の選者、佐世保短歌連盟の会長を務める
下田秀枝さんの第二歌集『雨やはらかに』
が出来上がりました!

下田秀枝歌集『雨やはらかに』 (550x800)

波濤双書

さまざまな人との出会いと別れ。年を重ねることへの不安。
それらを実直に詠うことによって、下田さんの歌は信頼を深めてゆく。
非日常への橋を渡ろうとしないで、日常を丁寧に掬い取っている。(外塚 喬「帯」より)

●歌集より5首
タクシーに乗り込む母の〝さやうなら〟を聞きし人らの耳を羨(とも)しむ
マロニエの白き花房それぞれの秘密もつがに風にうなづく
村ごとに小さき十字架かかげもつアウトバーンのつつましき春
子も孫もだあれもいない地球上 核のみがひそと護られゆくか
窓そとの狭き空き地をならしゆく夫を見ておりえんぴつ置きて

四六判上製カバー装・164頁
帯:外塚 喬
装幀:君嶋真理子
定価:2,700円+税
送料:164円

宮田和美第三歌集『カルテットを聴きながら』が出来上がりました!

2019.08.09 15:16|刊行情報
猛暑日が続き、台風も発生しているこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のお知らせです。

「日月」に所属し、登山を愛する
宮田和美さんの第三歌集『カルテットを聴きながら』
ができあがりました!


宮田和美歌集『カルテットを聴きながら』
日月叢書第59番

一、二集に続き、第三歌集の出版。多作の作者ながら、その作品にはいささかの揺らぎもない。自分の目標に向かってひたすらなる作歌姿勢が頼もしい。なお、この度の作品群はさらなる重みが加わった。作品の背後に作者の“うたびと”としての矜持が覗く。あくまでも「文語体」でと、それを選び取った作者の志に揺らぎは見えない。私は此処で「うた」を詠む仲間のひとりとして右のような感想を抱いたことを先ず記したいと思う。(永田典子「帯」より)

●歌集より5首
やみたりと思へど雨は降りまさり戦場ケ原も我もぬれゆく
たかだかと鳶ひるがへる那賀川に橋脚ひとつ昔かたらず
十あまりいくすぢならむ矢筈岳よぢつつすがる綱ふとくして
帽子にも君の香はあり雪の日の恋のなごりか嗅ぎつつ寝なむ
会者定離めぐりめぐりて束の間もなづむことなしあはれこの世は

四六判上製カバー装・268頁
帯:永田典子
定価:2,000円+税
送料:164円

吉澤とし子第1歌集『一陣の風』が出来上がりました!

2019.07.25 12:37|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日の東京は気温が上がり、蒸し暑くなっております。
そんな中、さわやかな装幀の新刊のお知らせです。

「花實」に発表した2007年から2016年の10年間の作品をまとめた
吉澤とし子さんの第一歌集、『一陣の風』が出来上がりました!


吉澤とし子歌集『一陣の風』

花實叢書第164篇
花實創刊80周年記念出版3篇


声からしメガホン叩き応援をする部員らに一陣の風
野球部の顧問として生徒と一体となって試合に臨む。親からも信頼され、生徒からもボタンを貰う温かい関係にある。試合には生徒と共に一喜一憂。一体となって共に勝ちを喜ぶ。心の深くから呼び起こされた、そのままの言葉で表現し味わい深い上に臨場感も出ている。(利根川 発「跋」より)


●歌集より5首
バリカンにて息子の髪を三年間刈り続くるとその母笑ふ
新学期被災生徒の受け入れを決むる会議の最中に余震
寝てゐても畑の野菜気にかくる父の嘆きをひたすら聞けり
巨大魚が泳ぐ水槽見つめゐる夫は瞬きもせずに佇む
空の青ネモフィラのあを海の碧それぞれ違ふあをき色見す

四六判上製カバー装・220頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:164円