山下真知子・第三歌集『風の岬』刊行いたしました☆
2012.08.29 19:54|刊行情報|
八月もあと残すところ数日となりました。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
このたび、香川県歌人協会事務局長であり、「短歌海流」編集委員を務め、
「楡」「未来」「短歌海流」「草笛」等で活躍する、
山下真知子さんの第三歌集『風の岬』が刊行されました。

帯文より―
母や子の死、また、親しい友人の死など、
大切な人との別れをうたい続けてきた山下さんの十年の記録。
この夏を月に近づく火星見ると望遠レンズをみがきをりしが
戦略のメモなどはさむ「月刊バスケ」もはや捨てむか七回忌過ぐ
亡き子をうたったこの二首は、集中、私が最も好きな歌である。
―大島史洋氏
『風の岬』五首
ロバのパン楽にぎやかに近づきぬ「買つておくれ」と言ふ子も無きに
お日さまが好きで畑が大好きでそんな言葉に語る母の死
もう少しふつくらとした手であつた夜の明かりにかざし見るとき
苔に散る桐の落花を集めゐし夢に幼く一人の遊び
春昇る朝日はどんとでつかいね岬の松と並んで見てゐる
四六判・上製カバー装・212ページ
装幀:巖谷純介
定価:2,310円(税込)
送料:160円
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
このたび、香川県歌人協会事務局長であり、「短歌海流」編集委員を務め、
「楡」「未来」「短歌海流」「草笛」等で活躍する、
山下真知子さんの第三歌集『風の岬』が刊行されました。

帯文より―
母や子の死、また、親しい友人の死など、
大切な人との別れをうたい続けてきた山下さんの十年の記録。
この夏を月に近づく火星見ると望遠レンズをみがきをりしが
戦略のメモなどはさむ「月刊バスケ」もはや捨てむか七回忌過ぐ
亡き子をうたったこの二首は、集中、私が最も好きな歌である。
―大島史洋氏
『風の岬』五首
ロバのパン楽にぎやかに近づきぬ「買つておくれ」と言ふ子も無きに
お日さまが好きで畑が大好きでそんな言葉に語る母の死
もう少しふつくらとした手であつた夜の明かりにかざし見るとき
苔に散る桐の落花を集めゐし夢に幼く一人の遊び
春昇る朝日はどんとでつかいね岬の松と並んで見てゐる
四六判・上製カバー装・212ページ
装幀:巖谷純介
定価:2,310円(税込)
送料:160円