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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
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鮫島満・著『ふる里の味噌はよき味噌』が刊行されました!

2012.11.16 20:05|刊行情報
歌誌「月虹の会」代表の鮫島満さんの評論、
『ふる里の味噌はよき味噌―斎藤茂吉の〈食〉の歌』が出来上がりました!
茂吉の短歌をユニークな視点で鑑賞した一冊です。

ふる里の味噌完成版 (449x640)


茂吉短歌の魅力、
生命の輝きの源は<食>にあり!


現代短歌の巨星・斎藤茂吉が詠んだ<食>の歌(約400首)を一冊に収録し、
懇切な鑑賞をほどこした、画期的な茂吉研究書


[目次より]飯の歌/味噌汁と卵の歌/納豆の歌/草木の実の歌/山菜の歌/
ヨーロッパ留学中の歌/海の魚の歌/川の魚の歌/田螺・源五郎虫・蝉・蟹の歌/
鰻の歌/蕎麦の歌/茂吉短歌の「ひもじ」/比喩としての食物/「食す」の表現

四六判・並製カバー装・184ページ
装画・イラスト:シガヒロコ
定価:1,700円(税込)
送料:164円

小笠原信之・第一歌集『ディオニソスに捧ぐ』が刊行されました!

2012.11.16 19:55|刊行情報
歌誌「橄欖」の副代表で、社団法人ソムリエ協会の最高技術顧問でもある、
小笠原信之さんの第一歌集『ディオニソスに捧ぐ』が出来上がりました!
奇しくも今年のボージョレ・ヌーボの解禁とほぼ同時の刊行です。

ディオニソスに捧ぐ (442x640)


歌集『ディオニソスに捧ぐ』は小笠原信之のワイン遍歴の軌跡であり、
人生を完遂する初志の光芒であるかもしれない。
渡仏し異文化のなかに踏み込んで経験することばの壁や、
住む人の強い個性と生活習慣の違い、そこに自らの夢をはぐくむ場を模索する姿が、
街や人やその民族性を通して語り出される。
―宮原勉・跋「初志の光芒」より


・ソムリエの塔の高きよ若き日に世界を駈けて君奮ひ起つ
・澄みわたる天心の月技を研く君の主張に玲瓏のこゑ
―菅原義哉・序歌


『ディオニソスに捧ぐ』5首
・フランスに一人生きれば寂しさもあるらん 笑い袋などを買う
・わが妻になれるその人に贈りたき耳飾り見ゆ硝子戸ごしに
・誠意すら通じぬことの口惜しく言葉を持たぬ鳩を見ている
・枯葉ひとつ拾いて胸にしまう時遠しと思うわが故郷は
・美しきもの見れば母に書き送るたとえばセーヌに堕ちゆく夕陽


四六判・上製カバー装・208ページ
装幀:巖谷純介
題字:小笠原信之
定価:2,500円(税込)
送料:160円

青木ゆかり第四歌集『九曜』が刊行されました!

2012.11.16 19:45|刊行情報
アララギ派の歌人、青木ゆかりさんの第四歌集『九曜』が出来上がりました!
青木ゆかりさんの巧緻で至純な世界が収められている一冊です。

九曜完成版 (444x640)


『九曜』は青木ゆかりさんの第四歌集に当る。
本集の中で、私の一番好きな歌を挙げておきたい。


言へるうちに言つて置きますこよなき晩年をあなたはわたしに下さいました

何という、つつましい、毅然たる愛の歌だろう。
ここに青木ゆかりという人の全体像がある。
「言へるうちに言つて置きます」という、何かおずおずとした、
思い詰めたことばから、身を擲つような、しかも敬虔な感謝の思いがほとばしる。
―常磐井猷麿「跋」より


関東大震災の翌年に生まれさまざまな天災人災を潜り抜けつつ今日在ることを感謝し、
私の人生に関わってくださったすべての方に、すべての物に深い想いを捧げます。
―あとがきより


『九曜』五首
・芙蓉咲き無花果熟れてひそかにわれに幾十度の父恋ひのとき
・小林檎祭りといふものありき兄に手を引かれ峠を越えてゆきにき
・あなたとわたしの専用携帯電話なりああ鳴つてゐるまた呼んでゐる
・白髪に十指通して抱き寄せしくしく告げむこのひたごころ
・祝ひくるる誕生日は亡きひとを偲ぶ会その長(をさ)の子もわれも老いつつ

四六判・上製カバー装・292ページ
定価:2,500円(税込)
送料:290円

月刊「うた新聞」11月号が出来上がっております!

2012.11.16 19:30|月刊「うた新聞」
ブログの更新が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
月刊「うた新聞」11月号が出来上がっております。

だんだん冬の匂いがしてきましたね。

11月号巻頭作品は
前川佐重郎さん「矩形の画面」、道浦母都子さん「切っ先」、
巻頭評論は秋山佐和子さん「共同研究の意義―「今、読み直す戦後短歌」を終えて」です。

2面、歌壇時評は前田康子さんによる「不自由さを自由に詠む」、
添削授業は加茂信昭さんによる「主観を抑えて」、
大辻隆弘さんによる「続『自生地』を読む8―戦後アララギの語法」を掲載。

3面、<今月のうたびと>は大口玲子さん「栗名月」、
作品時評は大林明彦さんによる「わが思うひとへの頌歌」、
<ライムライト>は永島民男さん「感動を歌いきること」、
<私の暮らすまち>は後藤すみ子さん「わっちとおまはん」、
<うたとの出会い>は三浦槙子さんにご執筆いただきました。

4面、<在郷歌人の肖像>は山村泰彦さんによる「山村湖四郎―知的抒情を目指す」、
佐藤通雅さんによる「オンナの歌・その周辺8 女歌その後」、
<忘れないために>は桜川冴子さんによる「もうひとつの水俣病」です。

5面、霜月作品集
高松秀明さん「秋がきて」、関口芙美子さん「秋の蚊」、
島本正靖さん「榠樝」、星野京さん「ムードン(MUEDON)の森にて」、
江頭洋子さん「美容室にて」、靜間久さん「天日」、
石井照子さん「すき間だらけ」、野地安伯さん「花の香」、
中西洋子さん「秋麗―旋頭歌」、秋葉静枝さん「角とれし石」、
大嶽洋子さん「異浦とふ」、神田あき子さん「秋の蚊」、
草柳依子さん「伊豆の滾つ瀬」、横山季由さん「津波のあと」、
大下一真さん「秋」、豊岡裕一郎さん「秋の水」、
菊池孝彦さん「凱歌」、朋千絵さん「秋の雲」、
田中濯さん「赤目砂鉄」

6面、7面特集<望郷のおもい>
評論
大島史洋さん「新しい詩歌の世界を」、
栗木京子さん「真の故郷とは」

三首+ミニ・エッセイ
古賀多三郎さん「明日は早や」、女屋かづ子さん「わが心柱」、
田岡弘子さん「原風景」、綾部剛さん「感傷ひとつ」
星田郁代さん「母につながる故郷」、浜田康敬さん「釧路・啄木」、
佐藤淳子さん「廃屋」、梓志乃さん「ふるさと花一匁」、
桑原正紀さん「棄郷」、沢田英史さん「歌碑除幕式」
関谷啓子さん「十日町小唄」、喜多弘樹さん「反響」、
さいかち真さん「日頃の心がけ」、大森悦子さん「究極の遅読」
大谷和子さん「万華鏡」、谷岡亜紀さん「イミグレーション」、
大井学さん「素兎(しろうさぎ)」、入谷いずみさん「ウラシマ」、
棚木恒寿さん「饂飩(うんどん)」、光森裕樹さん「空と呼ぶ」
山崎聡子さん「道とそこに色づくもの」、田口綾子さん「納豆ですね」

8面
山下真知子歌集『風の岬』を読む
著者近詠 作品10首
山下真知子さん「旅の約束」
<『風の岬』書評>
倉林美千子さん「悲しみを包むリズム」
徳山高明さん「霊力(セジ)高いノロの如く」
<書評>
楠田立身さんによる筒井早苗歌集『混沌』、
長澤ちづさんによる秋葉四郎著『完本 歌人佐藤佐太郎』、
下村すみよさんによる内野光子歌集『一樹の声』、
久々湊盈子さんによる『木村雅子歌集』、
<第一歌集紹介>
近藤かすみ歌集『雲ケ畑まで』

9面
小島ゆかりさんによる河野裕子著『桜花の記憶』、
安田純生さんによる綾部光芳歌集『水月』、
香川ヒサさんによる佐波洋子歌集『時の向こうへ』、
梶原さい子さんによる生沼義朗歌集『関係について』、
宮原望子さんによる足立晶子歌集『ひよんの実』
来嶋靖生さんによる川本千栄著『深層との対話』

10面
岩崎明仁詩集
『語らう。初めて出会うなつかしいあなたと』の世界
著者新作
岩崎明仁さん「しずかな足音」
<『語らう。初めて出会うなつかしいあなたと』について>
野村喜和夫さん「不思議さの実体」
三宅流さん「「鬼剣舞(おにけんばい)」と著者」
岩崎明仁さん「来年の夏には」
<読者の森>
<読者自選一首>

11面、ニュース欄
【斎藤茂吉・生誕130年関連イベント、続々開催】
秋葉四郎氏の講演「戦争と斎藤茂吉」
斎藤茂吉を語る会例会「茂吉再発見…『あらたま』を中心に」
篠弘氏の講演「茂吉短歌の魅力」

「若山牧水賞 大口玲子氏に決定」、「多摩歌話会 秋季短歌大会」、
「第60回福島県短歌祭」、「第5回左岸の会」、結社賞、
企画展、集会案内、作品募集を掲載

12面は各地リポート、
小歌会は吉田理恵さんによる<トワ・フルール短歌会>、
編集部からのお知らせ


おかげさまで今月も充実した紙面となりました。
皆様に支えられて第8号を発行することができたこと、
心より感謝を申し上げます。

12月号もお楽しみに☆