今日は3月1日。
卒業式が全国各地で開かれたことでしょう。新しい旅立ちですね。
そんな中で、「うた新聞」3月号が出来上がりました。
発送は週明けになりますが、一足早く内容をお知らせいたします。
特集は
<震災から二年 ― 生活をうたう>です。
2013年3月号巻頭作品は
北沢郁子さん「雪の窓辺に」、三枝昂之さん「なずな粥」、
巻頭評論は三宅勇介さん「自然と野蛮―今後の自然詠と牧水」です。
2面
歌壇時評は前田康子さんによる「激しく「死」を読む」
添削授業は加茂信昭さんによる「単純化の方法」
<遠近画法>は俳人の谷岡健彦さん「雁風呂」
鮫島満さんの<掘りおこし現代短歌>は「泉幸吉歌集と中野菊夫」です。
3面
<今月のうたびと>は服部真里子さん「冬のカメラ」
作品時評は大林明彦さんによる「躍動し抒情する心を」
<ライムライト>は高尾裕子さん「シェアする」
<私の暮らすまち>は戸澤等さん「てえげてえげ」
<うたとの出会い>は谷村はるかさんにご執筆いただきました。
4面
馬場あき子さんによる「石黒清介氏の偉業を偲ぶ―追悼・石黒清介氏」
佐藤通雅さんによる「オンナの歌・その周辺12<最終回>「「華の迷宮」へ」
<忘れないために>は伝田幸子さんによる「北信濃・栄村大震災」
ほか、歌誌記念特集号紹介です。
5面は弥生作品集
畝美津子さん「ポストまで」、永平利夫さん「初雪は」
細野君恵さん「蠟梅」、吉村睦人さん「坂戸飛行場跡」
舘川喜美枝さん「千鳥ヶ淵」、秋元千惠子さん「災歌」
楚南弘子さん「羽ばたきやまず」、佐藤嗣二さん「冬景色」
野中一愁さん「福野トンネル貫通式」、矢内松美さん「つれづれ」
池本一郎さん「黙禱」、巻桔梗さん「幸若舞」
三友さよ子さん「南十字の光」、後藤秀彦さん「今日も遊べり」
丸山三枝子さん「都会の雪」、遠山景一さん「小冊人」
田辺誓司さん「作務」、藤原龍一郎さん「月明り」
本多真弓さん「百合を揺らして」です。
6面・7面<特集>震災から二年 ― 生活をうたう
評論
田中拓也さん「末期の眼」
内野光子さん「何を変えてゆくのか」
3首・ミニエッセイ
松永智子さん「音」、植松美代子さん「哀しき記憶」
山下正義さん「日本海」、鷲巣錦司さん「八十歳」
宮原望子さん「標高」、秋山かね子さん「福寿草にも」
片岡明さん「春蒔ききぬさや」、内田弘さん「見えない」
足立晶子さん「木の実」、阪森郁代さん「うごく硝子」
三井修さん「紅玉」、名嘉真恵美子さん「タイワンレンギョ」
遠藤たか子さん「歩く」、菊池哲也さん「油断という名の鬼」
斉藤梢さん「赤貝」、小塩卓哉さん「まほろばの幸」
笹谷潤子さん「みらい」、村田馨さん「転居」
三澤達世さん「まぼろし扁桃腺」
8面<書評>
小笠原信之歌集『ディオニソスに捧ぐ』を読む
書評
福田龍生さん「ワイン色その抒情」
松平盟子さん「ワインを愛して」
著者近詠10首…小笠原信之さん「幕の内」
伊藤一彦さんによる清水房雄歌集『残余小吟』
佐田公子さんによる花山多佳子歌集『木立ダリア』
難波一義さんによる押切寛子歌集『抱擁』
小高賢さんによる狩野一男歌集『悲しい滝』
<結社賞>竹内邦雄賞
9面<書評>
磯田ひさ子さんによる中西洋子歌集『渚の書』
秋葉静枝さんによる金子きみ短歌作品集『夢の中のはしご』
田村元さんによる大下一真著『方代さんの歌をたずねて』
内藤明さんによる沖ななも著『季節の薬草』
ほか平成24年の歌集紹介です。
10面ニュース欄
・第17回若山牧水賞授賞式
・第24回歌壇賞授賞式
・「中東短歌」創刊
・「玉城徹ノート」発行
・戦後短歌に多大な業績 石黒清介氏死去
ほか集会案内、作品募集を掲載
11面
読者の森、第一歌集紹介を掲載
12面
各地リポート、読者自選一首、編集部からのお知らせ
皆様のおかげで、今月号で12号になりました。心より感謝を申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。