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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
ホームページ:http://irinosha.com/
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杜澤光一郎・評論集『宮柊二・人と作品』が出来上がりました!

2013.06.28 18:31|刊行情報
6月も早や月末となりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
今月最後の新刊はこちらです☆

杜澤光一郎評論集『宮柊二・人と作品』

宮柊二人と作品 (454x640)

宮柊二生誕百年記念出版
コスモス叢書・第1018篇

弱冠18歳で「コスモス」に入会し宮柊二に師事した著者が、師の生誕百年と没後17回忌の年、
みずからの喜寿の報告を兼ねて、師の霊前に捧げる初めての本格的評論集。
第一部では渾身かつ重厚な宮柊二論と、卓越した現代短歌論を展開。
第二部の「宮柊二の100首」では、短歌鑑賞文の新しい様式(スタイル)の創造による、
洞察と発見に充ちた読みの提示があり、深い感銘を誘う。

第1部 作家論・作品論篇
内部抵抗の文学/象徴としての冬竹群/堅牢なる架橋/宮柊二作品における音楽性
/指標としての宮柊二の文学/現代短歌の条件

第2部 秀歌鑑賞篇
宮柊二の100首

装幀:杜澤光一郎
四六判上製カバー・432ページ
定価:3500円(税込)
送料:340円

ご注文は左記のメールフォームでも受け付けております。
お待ちしております。

内田弘・第四歌集『靄こもる街』が出来上がりました!

2013.06.25 19:51|刊行情報
内田弘さんの第四歌集『靄こもる街』が刊行になりました!

靄こもる街 (452x640)

「新アララギ」において写実の伝統に拠りながら、
新たな手法をとり入れ、突破口を開く第四歌集。

札幌という大都市の点景をとらえ、現代に生きる生活者の孤独を詠った五年間の作品420首を収録。

著者は、前歌集『街の音』により日本歌人クラブ賞、北海道新聞短歌賞を受賞し、
現在北海道歌人会代表。

また超結社の同人誌「トワ・フルール」で北海道の若手歌人を育成し、
エネルギッシュに活躍する注目歌人。


●歌集より5首
・屋上のビアガーデンまではあと何段急ぎ昇れば汗が噴き出す
・混沌の果てに息づく吾なるや酒の四合にいまを醒めつつ
・灯に潤む都市の形のままにして暮れゆく札幌群れゐる鴉
・家並低きむかうに建ちくるマンションの鉄骨あらはに靄こもる街
・決定的なメールを打ちて圏外となれば夕日にくらくらとなる

装幀:片岡忠彦
A5判上製カバー・180ページ
定価:2625円(税込)
送料:160円

青木嘉子・第二歌集『夢の跡』が出来上がりました!

2013.06.25 19:45|刊行情報
「歩道」所属の歌人、青木嘉子さんの第二歌集『夢の跡』が出来上がりました!

切れぎれに顕ちくる夫との来し方は長く短く夢の如しも

夢の跡 (443x640)


●歌集より3首
・声の限り呼びしわが声届きしか意識うするるいまはの夫に
・眠りゐる如き平和なる終(つひ)の顔あまりに愛(かな)し起き出でたまへ
・未完成のままにて終る一生と思へど残生如何に生くべき

「歌人佐藤佐太郎は、作歌が生きる力になることもあると極めて遠慮がちに言ったが、現実がそうたやすいことではないにしても、短歌が生の支えになっている例は少なくない。この著者の場合がそうで、御主人と二人の長閑な生活は、夫君の闘病、入院、自らも病みつつ、通院看護という状況になって、たちまち崩れる。そうして愛する夫君との永訣を迎えるのだ。本集は、その慟哭と、涙と、鎮魂の歌集である。同時に、そうした厳しい老境を作歌を友とすることによって、ひたすら生き抜いている人の声があふれている。今一人となっても心中の夫君と共に、短歌がこの作者を支えてゆくに違いない。多くの方の一読を希(こいねが)う所以である。」(秋葉四郎・帯文より)

四六判・上製カバー・184ページ
定価:2625円(税込)
送料:160円

斎藤久夫・第四詩集『零年の肖像』が出来上がりました!

2013.06.20 14:42|刊行情報
福島県南相馬市在住の詩人・斎藤久夫の第四詩集『零年の肖像』が出来上がりました!

零年の肖像 (450x640)


震災後の戦慄の中で、生者と死者の命を静謐なまなざしで見つめ、
圧倒的な詩篇の数々によって〈光充ちる零年の肖像〉を描いております。

「地震、津波、原発事故。3・11後、眼にするもの、聞くもの、
すべてが渦巻くように言葉となって押し寄せてきた。
この詩集は、その頃の作品(記録)である。」

(「あとがき」より)


【目次】
Ⅰ…世界に対峙していた/みんな遠く/空は晴れていた/もうすべて/DMAT/夜色楼台図
/同心円の中心は二つ/夢/三人の僧侶と

Ⅱ…銀河/ひなん/南東風(イナサ)吹く海/絵本/鉄塔/ピアノの横で/避難所のピアニスト/歌う者はいない

Ⅲ…断崖の廃墟は存在を続け/磯部(40キロ圏)/576は祖母の匂い/岬/通過するバス/零年の肖像(2011年)/夕べの鐘

A5判ソフトカバー装・116ページ      
定価:2,100円(税込)
送料:80円

斉藤 蒔・第一歌集『春の龍』が出来上がりました!

2013.06.19 15:37|刊行情報
斉藤 蒔・第一歌集『春の龍』が出来上がりました!

春の龍 (446x640)

 
包丁の入るなり「ぺん」と聲を上げ西瓜はじける うらぼんゑかな

集中に多く見える作者のユーモアのセンスは、なまなかなものではない。
ユーモアがアイロニーに変身する時に「強烈な笑い」は生まれる。
歌集『春の龍』は嫋やかに見えて嫋やかならざる、実に逞しいしたたかな歌集なのである。
―帯文 永田典子―


『春の龍』5首
・春の龍真中を悠とのぼりゆくふきのたう咲くかむなびの山
・赤い月 百鬼夜行の列のなか母は踊れり吾も踊れり
・一円玉 汚泥のなかより吾を見ぬくかたちのごと其を拾ひ上ぐ
・どの花も色あでやかに咲きそろふ三軒向かう おにばばの家
・四つの羽のすみまで命ゆきわたり蝶は旦(あした)の風かけのぼる

装幀:前田現像
四六判・上製カバー装・208ページ
定価:2,625円(税込)
送料:160円

月刊「うた新聞」2013年6月号が出来上がりました!

2013.06.05 16:55|月刊「うた新聞」
蒸し暑かったり、肌寒かったりと、ちぐはぐな季節ですが、
いかがお過ごしでしょうか。

今月号は短歌における造語について特集しました。
近現代の歌人は、さまざまな<造語>を駆使し、
短歌の可能性を拡げてきたことがわかります。

巻頭作品は
福田龍生さん「南木曾まぼろし」、筒井早苗さん「五色椿」、
巻頭評論は松澤俊二さん「「戦後」記憶の再分配に抗して―『埃吹く街』再読」です。

2面
歌壇時評は桜川冴子さん、「若い世代」
添削授業は加茂信昭さんによる「定型を守る」
<遠近画法>は日々の新聞社、記者の安竜昌弘さん「草野天平のこと」
鮫島 満さんの<掘りおこし現代短歌>は「福竜丸被曝のうた 1」です。

3面
<今月のうたびと>は山口明子さん「時の川」
作品時評は益永典子さん、「そういう時代か」
<ライムライト>は田嶋麗(うらら)さん「短歌とわたし」
<私の暮らすまち>は井谷まさみちさん「紀の川のほとり」
<忘れないために>は江頭洋子さんによる「火砕流という巨大な猛獣」です。

4面
<短歌の学校>第3回目は今井恵子さん「短歌の音楽性―短歌たらしめるもの」
田村元さんによる連載!<歌人の行きつけ>③銀座「ライオン銀座五丁目店」
<うたとの出会い>は横山岩男さんにご執筆いただきました。

5面
水無月作品集
神作光一さん「小さき旅」、藤川弘子さん「烏山椒」
小田朝雄さん「屋号」、西村尚さん「標の花」
今井邦子さん「野の庭」、佐藤昭典さん「「ヒムロ」八百号に思ふ」
岩月美子さん「花あかり」、丹治久惠さん「深川」
大熊俊夫さん「麦藁帽の歌」、松谷東一郎さん「葉緑素」
久保知子さん「傷痕」、石井松夫さん「緑の繭」
風間博夫さん「瘦せぎすな月」、黒崎由起子さん「初夏」
杉本美和さん「藤の花房」、東野登美子さん「ひすとりい」
大西久美子さん「ストロボ」、嵯峨直樹さん「関係のうす闇」

6、7面
<特集>短歌における造語について
宮原 勉さん「その特殊性と独善性―造語の許容範囲」
さいかち真さん「造語の方法―造語の魅力」
落合けい子さん「『作歌四十年』に見る造語―明治から戦中までの造語」
高尾文子さん「造語の説得力を読む―戦後から現在までの造語」

<造語>が魅力の秀歌+鑑賞
實藤恒子さん、神田あき子さん、福島久男さん、萩岡良博さん、
髙橋啓介さん、森井マスミさん、千葉 聡さん、片岡 絢さん、
佐々木頼綱さん、野口あや子さんにご執筆いただきました。

8面
<書評>
春日いづみさんによる福田龍生歌集『雪の旅人』
市野ヒロ子さんによる秋葉四郎編・歌集『平成大震災』
千々和久幸さんによる柏原宗一歌集『腰越松籟』
小林サダ子さんによる菊地富美子歌集『夢幻飛行』
奥田亡羊さんによる古賀多三郎歌集『声低くとも』
平林静代さんによる山川純子著『自分の言葉に噓はなけれど』
ほか集会案内を掲載

9面
<書評>
沢口芙美さんによる石橋妙子歌集『湖境』
飯島章友さんによる秋葉四郎歌集『蔵王』
市村八洲彦さんによる大熊俊夫歌集『神田川春愁』
豊岡裕一郎さんによる朋 千絵歌集『くさはら』
大辻隆弘さんによる城 俊行歌集『蒼き水面』
中島裕介さんによる『依田仁美の本』
ほか作品募集を掲載

10面ニュース欄
・日本歌人クラブ各賞贈呈式 岡野弘彦氏らが受賞
・紫綬褒章に小池光氏
・短歌研究賞
・日本短歌協会賞
・「かばん」三十周年記念イベント
・日本短歌雑誌連盟春期定期総会
・神戸短歌祭
・房総一宮館文学碑記念短歌大会
・山梨県文学館新館長に三枝昂之氏
・福田龍生さんを囲んで語る会
・吾木香忌
・田村元第一歌集『北二十二条西七丁目』批評会
ほか

11面
歌集紹介、読者の森を掲載

12面
各地リポート、読者自選一首、編集部より