斉藤 蒔・第一歌集『春の龍』が出来上がりました!
2013.06.19 15:37|刊行情報|
斉藤 蒔・第一歌集『春の龍』が出来上がりました!

包丁の入るなり「ぺん」と聲を上げ西瓜はじける うらぼんゑかな
集中に多く見える作者のユーモアのセンスは、なまなかなものではない。
ユーモアがアイロニーに変身する時に「強烈な笑い」は生まれる。
歌集『春の龍』は嫋やかに見えて嫋やかならざる、実に逞しいしたたかな歌集なのである。
―帯文 永田典子―
『春の龍』5首
・春の龍真中を悠とのぼりゆくふきのたう咲くかむなびの山
・赤い月 百鬼夜行の列のなか母は踊れり吾も踊れり
・一円玉 汚泥のなかより吾を見ぬくかたちのごと其を拾ひ上ぐ
・どの花も色あでやかに咲きそろふ三軒向かう おにばばの家
・四つの羽のすみまで命ゆきわたり蝶は旦(あした)の風かけのぼる
装幀:前田現像
四六判・上製カバー装・208ページ
定価:2,625円(税込)
送料:160円

包丁の入るなり「ぺん」と聲を上げ西瓜はじける うらぼんゑかな
集中に多く見える作者のユーモアのセンスは、なまなかなものではない。
ユーモアがアイロニーに変身する時に「強烈な笑い」は生まれる。
歌集『春の龍』は嫋やかに見えて嫋やかならざる、実に逞しいしたたかな歌集なのである。
―帯文 永田典子―
『春の龍』5首
・春の龍真中を悠とのぼりゆくふきのたう咲くかむなびの山
・赤い月 百鬼夜行の列のなか母は踊れり吾も踊れり
・一円玉 汚泥のなかより吾を見ぬくかたちのごと其を拾ひ上ぐ
・どの花も色あでやかに咲きそろふ三軒向かう おにばばの家
・四つの羽のすみまで命ゆきわたり蝶は旦(あした)の風かけのぼる
装幀:前田現像
四六判・上製カバー装・208ページ
定価:2,625円(税込)
送料:160円