謹賀新年本年もいりの舎をよろしくお願い申し上げます。

2014年1月号の特集は
「新春発言」です。
2014年の歌壇へのメッセージを4人の歌人にお寄せいただきました。
巻頭作品は
島田修三さん「マヘリア・ジャクソン」、小島ゆかりさん「背負子」、
巻頭評論は来嶋靖生さん「「志」いまいずこ」―結社誌創刊の夢
です。
2面
<特集>新春発言茶房での思い…岩田正さん
閉塞、そして啓示へ…菊澤研一さん
歌会は必要か…都築直子さん
坑内のカナリアとして…高木佳子さん
3面
歌壇時評は、小谷博泰さん、「講演会にて」
添削授業は、中川佐和子さんによる「助動詞の使い方を考えましょう」
<遠近画法>は、西山水木さん「時間」
鮫島満さんの<掘りおこし現代短歌>は「水穂を気遣う茂吉」です。
4面
作品時評は綾部光芳さん、「手痛いお仕置き」
<今月のうたびと>は島田幸典さん「換算」
<ライムライト>は渡邊円さん「鳥乙女」
<私の暮らすまち>は永井正子さん「シマシマニシマッシマ」
<忘れないために>は黒木三千代さんによる「レイプという言葉」です。
5面
<短歌の学校>第10回目は山田消児さん「短歌における連作―一首と全体―」
田村元さんによる連載!<歌人の行きつけ>⑩名古屋「Rosa薔薇館」
<うたとの出会い>は大窪和子さんにご執筆いただきました。
6、7面
睦月作品集門倉弘泰さん「天目山晩秋」、大野とくよさん「百歳の会」
山名康郎さん「石狩砂丘」、藤岡武雄さん「柿の実」
松川洋子さん「丹頂御難」、日野原典子さん「夫入院す」
髙橋爾郎さん「北の空」、小見山輝さん「出雲振根(いづもふるね)の物語」
常磐井猷麿さん「暇(いとま)のあれよ」、日野きくさん「冬の日」
金子正男さん「興福寺仏頭展」、米田憲三さん「飛騨越中街道」
花田恒久さん「傘寿」、林宏匡さん「晩秋の日比谷公園」
内田一枝さん「忍頭のつる」、岩田晋次さん「晩秋偶成」
久保田幸枝さん「指揮者の背中」、松谷砂子さん「海近く住む」
宮本永子さん「鳥書」、謝花秀子さん「ウチナー」
伊勢方信さん「風花」、上田明さん「黄葉の街」
中野昭子さん「跳ねたる本」、古谷智子さん「暦は還る」
大林明彦さん「神神の囁き」、王紅花さん「唐松落葉」
香川哲三さん「フルージルにて」、前川斎子さん「秋の水」
茅野信二さん「御射山晩秋」、嚇漣汒さん「三島忌」
関根和美さん「遡上」、柴田典昭さん「混ぜ海苔」
一ノ瀨理香さん「妖精の棲みにし家」、浦河奈々さん「血」
鈴木紀男さん「点滴」、錦見映理子さん「日本のわたしのからだ」
春野りりんさん「オカリナ」、樋口智子さん「星暦」
です。
8面
小市邦子歌集『海のオルガン』を読む水野昌雄さん「生きること歌うこと」
森山晴美さん「ストイックにしなやかに」
著者近詠 作品10首小市邦子さん「ウサギ林檎」
<書評>
東直子さんによる岡井隆詩歌集
『ヘイ龍(ドラゴン)カム・ヒアといふ声がする(まつ暗だぜつていふ声が添ふ』
筒井早苗さんによる中野照子歌集『柊野』
新藤凉子さんによる八木幹夫歌集『青き返信』
山野吾郎さんによる綾部光芳著『若山牧水を読む』
9面
<書評>
三枝浩樹さんによる大下一真歌集『草鞋』
黒瀬珂瀾さんによる松谷東一郎歌集『パブロフの犬』
雁部貞夫さんによる大島史洋著『近藤芳美論』
山川藍さんによる山崎聡子歌集『手のひらの花火』
佐佐木頼綱さんによる石川信雄歌集『シネマ』(復刻版)
ほか、歌集紹介を掲載。
10面ニュース欄
・現代短歌大賞―宮英子さんが受賞
・与謝野鉄幹生誕140周年―第7回明星研究会
・現代歌人集会秋季大会
・現代短歌新人賞
ほか集会案内、作品募集、訃報欄、企画展を掲載。
11面
・第一歌集紹介
・読者の森
12面
・各地リポート
・読者自選一首
・編集部より
2014年もご愛読、誠にありがとうございます。良き一年になりますように祈念しております。