黒羽千尋・第2歌集『筬の音(をさのおと)』が出来上がりました!
2014.04.14 19:08|刊行情報|
春まっさかりのこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
このたび、「長風」所属の歌人、黒羽千尋さんの第2歌集『筬の音(をさのおと)』が出来上がりました☆
表紙カバーは、黒羽さんが散歩をしているときに明け方の空に励まされているとのことで、
明け方の空を表現してみました☆
いかがでしょうか。実物はもっときれいに仕上がっています。

「長風」に所属する著者の、前歌集『麦の香』以後13年間の作品395首を収載した第二歌集
長風叢書第291篇
・若き母が藁筵打つ筬(をさ)の音のリズムにいつしかなりて歩めり
――稲の取入れが終わり農閑期に入ると、母は終日藁筵を打っていくらかの収入を得ていました。早朝散歩をしていたある日、自らの足の運びが遠い昔の母の筬の音のリズムになっていることに突然気づき、この歌が生まれました。
(「あとがき」より)
※「筬」とは、織機の付属具で、たて糸の位置を整え、よこ糸を打ち込むのに用いる。
●歌集より5首
・這ふ虫も蜂の羽音もなき土手に自生の菜の花丈低く咲く
・大空に向かひて歓喜の声上ぐるごとくに見えて芋の葉揺るる
・若き日の過誤とつぜんに甦り顔しかむるを人は気づかず
・親しげに来たり啄む鶺鴒を視野に入れつつ畑耕す
・善き人にも悪しき人にもなりきれず生きて来たるを目覚めて思ふ
四六判上製カバー・164頁
定価:2500円(税別)
送料:164円
このたび、「長風」所属の歌人、黒羽千尋さんの第2歌集『筬の音(をさのおと)』が出来上がりました☆
表紙カバーは、黒羽さんが散歩をしているときに明け方の空に励まされているとのことで、
明け方の空を表現してみました☆
いかがでしょうか。実物はもっときれいに仕上がっています。

「長風」に所属する著者の、前歌集『麦の香』以後13年間の作品395首を収載した第二歌集
長風叢書第291篇
・若き母が藁筵打つ筬(をさ)の音のリズムにいつしかなりて歩めり
――稲の取入れが終わり農閑期に入ると、母は終日藁筵を打っていくらかの収入を得ていました。早朝散歩をしていたある日、自らの足の運びが遠い昔の母の筬の音のリズムになっていることに突然気づき、この歌が生まれました。
(「あとがき」より)
※「筬」とは、織機の付属具で、たて糸の位置を整え、よこ糸を打ち込むのに用いる。
●歌集より5首
・這ふ虫も蜂の羽音もなき土手に自生の菜の花丈低く咲く
・大空に向かひて歓喜の声上ぐるごとくに見えて芋の葉揺るる
・若き日の過誤とつぜんに甦り顔しかむるを人は気づかず
・親しげに来たり啄む鶺鴒を視野に入れつつ畑耕す
・善き人にも悪しき人にもなりきれず生きて来たるを目覚めて思ふ
四六判上製カバー・164頁
定価:2500円(税別)
送料:164円