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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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菊池信子・第2歌集『あしおと』が出来上がりました!

2014.07.28 16:39|刊行情報
続いて2冊目のご紹介は、菊池信子さんの第二歌集『あしおと』です。

あしおと (440x640)

「潮音」に所属し、平成9年(74歳)から26年(90歳)までの
自らの「あしおと」を残す著者の第二歌集


さらしきる心全開歌の幸さんざめくなり落ち葉の林
歌集巻末に近いこの一首に、作者としての信子さんの信念とよろこびがはっきりとあらわれている。
こころ全開の<歌の幸>こそ歌よみの果報なのだと。
髙崎亘代―「序」より


●歌集より5首
・谷深く虹の大橋あこがれの渡れぬ橋に身を預けたり
・これよりの生を惟へば覚悟とふさだかならざるものの跫
・人のいのちを雑草と薙ぎし戦あり孫も「九条」もひしと護らむ
・穂孕みの草に手触れてゆく径の地のぬくとさよ 独りではない
・詠ふとはわれの贅沢よろこびも悲しみとても一人じめして

序文:髙崎亘代
跋文:曽野誠子
四六判上製カバー装・260ページ
定価:2000円+税
送料:164円

堀和美・第1歌集『潮流』が出来上がりました!

2014.07.28 16:32|刊行情報
みなさん、暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
東北・北陸地方の梅雨明けが宣言された今日、2冊の新刊本が出来上がりました!

まずは堀和美さんの第一歌集『潮流』のご紹介です。

堀和美『潮流』 (459x640)

「歩道」に入会以来、43年間の作歌の足跡を示し、
88歳の米寿を記念して刊行した著者の第一歌集

歩道叢書<いりの舎文庫6>

対象の意味を確かに捉え、確かに表現する力をつけ、長い人生のなかで様々に出会った困難も、
詠うことによって乗り越え、心豊かな生涯を送られている。
秋葉四郎(「帯文」より抜粋)


●歌集より5首
・日柄よく出帆の祓(はらひ)をうくる船朝日あかるき海へだて見ゆ
・詣で来し青岸渡寺の歌碑の前み命すぎし先生おもふ
・心あつく独航船を見送りし日ありき夢のごとおもひ出づ
・潮流は憩ひに入らん刻なるか夕づく光と影と縞なす
・曇とも晴るるともなく夕づきて沖の島山かすみをまとふ

装幀・序歌・帯文・秋葉四郎
文庫判カバー装・224ページ
定価:1000円+税
送料:82円

月刊「うた新聞」2014年7月号が出来上がっていました!

2014.07.28 16:23|月刊「うた新聞」
みなさん、こんにちは!
なんと、「うた新聞」7月号の内容をブログに掲載するのを忘れておりました。
大変申し訳ありません。
「うた新聞」のコアなファンの皆様は、すでにホームページやtwitter、
Facebookでチェック済みだと思いますが、ブログにも掲載させていただきます。

「うた新聞」の2014年7月号の特集は
個人的作歌と集団的作歌
です。

巻頭作品は
宮原勉さん「吉野みなづき」、中川佐和子さん「魔女の電車」、
巻頭評論は藪内亮輔さん「ほとんど錯覚に近い、幽かな―リアルをめぐって」
です。

2面
吉川宏志さんによる<これからの秀歌>4―決められた言葉の中で 
<友の歌>④は、水野久子さん
歌壇時評は、福士りかさん「高校生の短歌」
<遠近画法>は、富山優子さん「歌・詞∞うた・し」

3面
作品時評は染野太朗さん「「疲れ」について」
<今月のうたびと>は山崎聡子さん「眼底の川」
<ライムライト>は佐伯紺さん「お守りと祈り」
<私の暮らすまち>は黒田淑子さん「ゆたかな長良」
<忘れないために>は玉城洋子さんによる「動き出した遺族たち」です。

4面
島田幸典さんによる連載!
<文語定型―むかし・いま>④剥き出しの已然形
<作歌の秘密>④金子正男さん「身を奮い立たせて」
田村元さんによる連載!<歌人の行きつけ>⑯久我山「大金」
・読者自選一首

5面
文月作品集
川部隆代さん「初夏の韻」、菅野哲子さん「法印神楽」
水谷和枝さん「夕影の中」、仲つとむさん「月下香」
四元仰さん「梅雨期」、古谷義次さん「紫陽花」
荻本清子さん「驟雨」、内藤ます子さん「青紫蘇の種」
鈴木英夫さん「夏」、小橋芙沙世さん「朝の噂」
日高堯子さん「桐の花」、松本達雄さん「巴里祭」
君山宇多子さん「さくら」、石川洋一さん「花布」
松平盟子さん「川の重さ」、久葉堯さん「昭和の音」
林和清さん「狗(いぬ)」、山田未来穂さん「台所の平和」
です。

6~7面
<特集>個人的作歌と集団的作歌
東直子さん「一人の井戸」―個人的作歌
内藤明さん「作歌と他者」―集団的作歌

五十嵐順子さん「孤独な作業」―一人で作歌するということ
安森敏隆さん「蓮花寺吟行会」―推敲、改作するということ
服部真里子さん「自分の考え方を知るために」―賞に応募する際の仲間からのアドバイス
御供平佶さん「歌会の批評と添削」―歌会・指導と添削
木下龍也さん「他者の自信作に溢れた自己の世界で」―歌会やインターネット等での批評の影響
森水晶さん「甘ったれるな!」―取材、素材探し

個人的作歌と集団的作歌で作った短歌の自歌自註
池本一郎さん/喜多さかえさん/魚住めぐむさん/松谷東一郎さん
清水正人さん/黒崎由起子さん/遠藤知恵子さん/辻井竜一さん
にご執筆いただきました。

8面
黒羽千尋歌集『筬の音』を読む
小堀高秀さんによる「母への思い」
関谷啓子さんによる「貴重なる向日性」
<著者近詠 作品10首>黒羽千尋さん「洋蘭」

<書評>
岡島弘子さんによる岡井隆著『木下杢太郎を読む日』
大口玲子さんによる道浦母都子歌集『はやぶさ』
大林明彦さんによる福島泰樹歌集『焼跡ノ歌』
紺野万里さんによる三井修歌集『海図』
を掲載。

9面
柳澤美代子歌集『花の記憶』を読む
来嶋靖生さんによる「鋭い問いかけ」
久々湊盈子さんによる「花に託す思いの深さ」
<著者近詠 作品10首>柳澤美代子さん「宇宙への旅」

<書評>
森井マスミさんによる『菱川善夫歌集』
平山公一さんによる伊勢方信歌集『分水嶺』
渡辺恵子さんによる林邦子歌集『一雫』
澤村斉美さんによる尾崎まゆみ歌集『奇麗な指』
ほか結社賞を掲載。

10面ニュース欄
・第48回迢空賞贈呈式 玉井清弘氏が受賞
・詩歌文学館賞贈賞式
・齋藤茂吉短歌文学賞贈呈式
・寺山修司短歌賞・葛原妙子賞贈呈式
・日本歌人クラブ―新会長に三枝昂之氏
・埼玉文芸春のつどい―杜澤光一郎氏が講演
・塚本邦雄研究の會
ほか集会案内を掲載。

11面
<うたとの出会い>は本多真弓さんにご執筆いただきました。
・歌集紹介
・読者の森

12面
・各地リポート
・編集部より

おかげさまで、「内容がおもしろい」という感想を多々いただいております。
ありがとうございます!
来月号も充実した内容でお届けしてまいります。
今後とも「うた新聞」をよろしくお願いいたします。