神山信子第1歌集『山峡の道』が出来上がりました!
2014.11.26 12:18|刊行情報|
あっという間に11月ものこり数日。1ヶ月後は年末ですね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
コスモス短歌会に所属する、神山信子(かみやま・のぶこ)さんの第一歌集
『山峡の道』が出来上がりました!

長唄と三味線の師範として多くの弟子を育てつつ、昭和60年からは紙人形をたしなみ、そして、平成3年より作歌を始めた著者の第一歌集
コスモス叢書第1062番
九十九(つづら)折りの山峡の道吹く風に葛の葉裏の白く騒だつ
振り返ってみると、私の半生は、この歌集名となった一首のように、九十九折りの山と山の間(はざま)の、細く厳しい道ばかりで、吹く風に葛の葉がしろじろと騒立っている、まさにそのようなものでした。そうした意味で「山峡の道」のタイトルは、私の半生の象徴のようにも思われます。
――著者(「あとがき」より)
●歌集より5首
・参道の店で買ひたる杖持ちて足悪きわれを夫待ちくれぬ
・三味線の切れし二の糸つなぐ間も夜半を降りしく時雨の音す
・わが傘寿にはらからつどひ来て板前の息子は祝膳つくりくれたる
・障害者と告ぐれば「君は君だよ」と抱きくれにし人を忘れず
・大空襲にわが家も焼かれ逃がれにきわが誕生日なりし三月十日
装幀・杜澤光一郎
カバー・口絵2点の紙人形・著者制作
四六判上製カバー・180頁
定価:2000円+税
送料:164円
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
コスモス短歌会に所属する、神山信子(かみやま・のぶこ)さんの第一歌集
『山峡の道』が出来上がりました!

長唄と三味線の師範として多くの弟子を育てつつ、昭和60年からは紙人形をたしなみ、そして、平成3年より作歌を始めた著者の第一歌集
コスモス叢書第1062番
九十九(つづら)折りの山峡の道吹く風に葛の葉裏の白く騒だつ
振り返ってみると、私の半生は、この歌集名となった一首のように、九十九折りの山と山の間(はざま)の、細く厳しい道ばかりで、吹く風に葛の葉がしろじろと騒立っている、まさにそのようなものでした。そうした意味で「山峡の道」のタイトルは、私の半生の象徴のようにも思われます。
――著者(「あとがき」より)
●歌集より5首
・参道の店で買ひたる杖持ちて足悪きわれを夫待ちくれぬ
・三味線の切れし二の糸つなぐ間も夜半を降りしく時雨の音す
・わが傘寿にはらからつどひ来て板前の息子は祝膳つくりくれたる
・障害者と告ぐれば「君は君だよ」と抱きくれにし人を忘れず
・大空襲にわが家も焼かれ逃がれにきわが誕生日なりし三月十日
装幀・杜澤光一郎
カバー・口絵2点の紙人形・著者制作
四六判上製カバー・180頁
定価:2000円+税
送料:164円