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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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月岡道晴・第1歌集『とりよろへ山河』が出来上がりました!

2015.07.22 16:28|刊行情報
引き続き、新刊情報です。
月岡道晴さんの第一歌集『とりよろへ山河』が出来上がりました!

とりよろへ山河 (434x640)

はじめ岡野弘彦に師事し、平成10年に歌誌「白鳥」に入会、成瀬有に師事。
そして「白鳥」解散後、新たな出発を期する待望の第一歌集。


これほど魂の漲る力強くも優婉なる調べを湛えた、格調高い処女歌集は稀有であろう。現世と常世を引き結ぶ月岡道晴の雄渾な三十一音は、彼方を目指す凛乎たる白鳥のごとく天を翔けて歓喜し、地を響もして慟哭する。――堀本裕樹(俳人)・「帯」より

●歌集より5首
・スカイツリーに挿されひらたく乾きたり東京といふ都市の標本
・この想い伝わりますか そらをゆく燕ふたつの軌跡重なる
・朱鷺のごとくあるいはにほんおほかみのごとくすめろきの血は滅びなむとす
・こころまで冷えて振り来る群しぐれ傘に受ければその粒かたし
・たもつ様たもつ様とぞ司会は呼ぶ有(いう)の役目を終へてしからだを

四六判並製カバー・220頁
帯文:堀本裕樹(俳人)
装幀:片岡忠彦
定価:1,852円+税
送料:164円

本庄清子・第1歌集『清水(せいすい)を汲む』が出来上がりました!

2015.07.22 16:24|刊行情報
みなさん、こんにちは。毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
本庄清子さんの第一歌集『清水(せいすい)を汲む』ができあがりました!

京都府八幡市八幡清水井にある浄土宗寺院安心院に生まれた著者の
約三十年間の作品429首を収めた第一歌集


清水を汲む (438x640)

清水井(しみづゐ)とふ地名の上に六十年釣瓶を振りて清水(せいすい)を汲む
作者は、京都府八幡市八幡清水井にある浄土宗寺院安心院に生まれた。この辺りの井戸からはとてもいい水が出て、作者のお母上も御祖母様もこの水を飲んで生きてこられたのだから、作者の身体はこの清らかな水で出来ているといっていい。きっとその水には仏心も溶け込んでいるにちがいない。――益永典子(「跋」より)


●歌集より5首
・嫁ぐ日のベールのやうな網の中塩辛蜻蛉は獲られて騒ぐ
・み佛の君にささげし白桃をうつし身のわれの食めば雫す
・川底を浅くつながりゆく水に冬雲しろく揺れつつ映る
・ただひとつ言ひ訳したき事のあり寒あやめ咲くほとりに立ちぬ
・お帰りと幾万たびを言ひたらむ夫と子ら待つも家事にてありし

四六判上製カバー・188頁
跋文:益永典子
定価:2,500円+税
送料:164円

月刊「うた新聞」2015年7月号が出来上がりました!

2015.07.08 14:12|月刊「うた新聞」
雨の日が多いこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
月刊「うた新聞」7月号特集は短歌結社の可能性を考えるです。

巻頭作品は
久保田 登さん「姫沙羅」、米川千嘉子さん「『をとめの島』」
巻頭評論は広坂早苗さん「世代をつなぐ読みの交流を」
です。

2面
吉川宏志さんによる<これからの秀歌>16―無欲さについて
<友の歌>は今井千草さんです。
歌壇時評は、富田睦子さん「座とわたくし」
<遠近画法>は、吉田邦吉さん「時代精神『フクシマ』」

3面
作品時評は稲垣紘一さん「感動の基層」
<今月のうたびと>は渡辺幸一さん「雲」
<ライムライト>は金澤和剛さん「地下室言語X」
<私の暮らすまち>は冨樫榮太郎さん「花火見に来てけらっしゃい」
<忘れないために>は上江洲慶子さんによる「み魂鎮まりませ」です。

4面
島田幸典さんによる連載!
<文語定型―むかし・いま>16 展開のヴァリエーション―二句切れ(続)
<作歌の秘密>16 東 直子さん「隙間の記憶」
田村元さんによる連載!<歌人の行きつけ>27 八王子「多磨一」
ほか<歌誌特集号>を掲載。

5面
文月作品集
川又幸子さん「寝る前の」、松山 馨さん「愛憐」
坂井千夜子さん「夏椿」、奈良達雄さん「学識揺れず」
久保庭紀恵子さん「風」、實藤恒子さん「大熊町の蕨」
八島琢二さん「旭が翳む」、中井延子さん「椎の房花」
浜田康敬さん「草野球」、三浦 武さん「NHKに」
橋本 忠さん「野の道に」、吉川裕子さん「悠ちゃん」
山本 豊さん「葦笛」、川田由布子さん「ほたるぶくろ」
永島民男さん「女の平和行進」、藤田桂子さん「海津に」
江村 彩さん「明日は」、小坂 恵さん「日々の匂い」
黒瀬珂瀾さん「犬儒派」
です。

6面・7面
<特集>短歌結社の可能性を考える
●評論
千々和久幸さん「無名結社の栄光」―高齢化と会員減少の中で―
五十嵐順子さん「高齢化なんかこわくない」―世代間・地域間を繫ぐ―
森川多佳子さん「歌に向かう母港として」―結社で学ぶ意義―
黒岩剛仁さん「ひろく、深く、おのがじしに」―伝統と新しさ―
喜多さかえさん「個の尊重と和の精神」―地方結社の取り組み―
大辻隆弘さん「多様性と一体感」―複数選者制の功罪―
彦坂美喜子さん「歌の世界を広げるために」―評論を書く・読む意味―
宇田川寛之さん「常に活性化を」―特集・企画の面白さ―

8面
<書評>
宮本永子さんによる春日真木子歌集『水の夢』
寺島博子さんによる北原東代著『白秋近影』
林田恒浩さんによる大島史洋歌集『ふくろう』
豊岡裕一郎さんによる森本 平歌集『讒謗律』
楠田立身さんによる橋元俊樹歌集『旅愁(たびのおもひ)』
江副壬曳子さんによる巻 桔梗歌集『烏兎(うと)』
ほか<歌集紹介>を掲載。

9面
<書評>
林 和清さんによる水原紫苑歌集『光儀(すがた)』
内山晶太さんによる永田和宏著『新版・作歌のヒント』
棚木恒寿さんによる岡井 隆著『新わかりやすい現代短歌読解法』
田中 槐さんによる花山周子歌集『風とマルス』
小川恵子さんによる高橋協子歌集『夕茜空』
ほか<歌集紹介>を掲載。

10面ニュース欄
・第59回現代歌人協会賞―服部真里子氏が受賞
・詩歌文学館賞贈賞式
・齋藤茂吉短歌文学賞贈呈式
・啄木祭
・塚本邦雄研究の會
ほか<集会案内><作品募集>を掲載。

11面
―追悼・山名康郎さん―
内田 弘さんによる「北度四十三度の歌―魂の軌跡」
ほか<読者の森><読者自選一首>を掲載。

12面
<うたとの出会い>小林訷子さんにご執筆いただきました。
・島木赤彦文学賞
・各地リポート
・訃報
・編集部より

おかげさまで今月号も充実した紙面になりました。
心より御礼を申し上げます。
風邪も流行っているようですので、くれぐれもご自愛ください。