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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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小谷博泰・第8歌集『昼のコノハズク』が出来上がりました!

2015.09.24 12:39|刊行情報
シルバーウィーク明けの今日、いかがお過ごしでしょうか。
いりの舎より、新刊のご案内です。

「白珠」選者、「鱧と水仙」同人、兵庫県歌人クラブ幹事などを務める
小谷博泰さんの第8歌集『昼のコノハズク』

が出来上がりました☆

昼のコノハズク (444x640)

世の中がどんどん変わっている。バーチャルな遠い未来のものごとと思っていたのが、どんどん現代のリアルに入り込んでいる。かと思うと、とっくに過去の亡霊になったと思っていた暗い時代のあれこれが、気がついたら現代の現実となってよみがえっている。過渡期というもおろかなすさまじい勢いで、時代が移り変わっているのであろう。短歌でこのような時代が捉えられるかしらん、などと思って作品を作っているわけではないが、とにかくここに歌集ができた。―著者「あとがき」より

●歌集より5首
・回転するドアに体を押し出され見れば鎮守の森のざわめく
・コップ酒を飲みつつひとり蛸食えばわびしい昼の港が見える
・妖精のようなま昼のコノハズク風の音にも眠りつづけて
・あちこちに桜が咲いて新幹線の窓から見える平和いつまで
・おさなごは地震以前の家に居てときにこの世の夢にあらわれ

四六判上製カバー・192頁
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

岩崎明仁・著『太平洋にて』が出来上がりました!

2015.09.09 16:58|刊行情報
今日は荒れ模様のお天気ですね。みなさま、くれぐれもご注意ください。

新刊のご案内です。
岩崎明仁・著『太平洋にて』が出来上がりました!

太平洋にて (437x640)

2012年、詩集『語らう。初めて出会うなつかしいあなたと』を刊行した岩崎明仁。観測航海に従事する傍ら、宇宙、海、大地を揺曳し、自己と他者を往還する中で、故郷を求め、〈わたし〉=〈あなた〉とが出会うべく書かれた最新著書。

この静謐な情熱にみちた航海日誌は、21世紀日本にあらわれた「酔いどれ船」でもあるだろう。だが、岩崎明仁はランボーのようには気負わない。人間を斟酌しない海洋の摂理に畏怖しつつ、そのただなかで、つつましくみずからを新しい身体誕生の場たらしめ、またそこから、友愛をもって他者に呼びかけようとするのだ。詩人と科学者とのひとりコラボレーションという、誰にも真似できない方法が、そのひそやかな儀式を支えている。――野村喜和夫・「帯」より

僕は、見る。
大洪水の後の祈りを。忘却のつむじ風の向こうの孤独を。
黄金を求めてのさまよいを。
そしてもういちど探し出す。
何を?
そう、それは――。

四六判上製カバー・280頁
帯文:野村喜和夫
装幀:南 一夫
定価:2,700円+税
送料:164円

月刊「うた新聞」2015年9月号が出来上がりました!

2015.09.08 17:58|月刊「うた新聞」
雨の多い季節になってまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
「うた新聞」9月号の特集は「仕事を詠う いま・むかし」です。

巻頭作品は
吉村睦人さん「晩夏小詠」、永井正子さん「病む児」
巻頭評論は山田 航さん「小野茂樹の時代―「幼形成熟」としての口語」
です。

2面
吉川宏志さんによる<これからの秀歌>18―微細化するリズム感
<友の歌>は山田悦子さんです。
歌壇時評は、富田睦子さん「プロファイリング」
<遠近画法>は、小島 健さん「乾杯!」

3面
作品時評は稲垣紘一さん「詠みと読みの交歓」
<今月のうたびと>は藤川弘子さん「金魚」
<ライムライト>は崎 良さん「歌は私の治療薬」
<私の暮らすまち>は緒方美恵子さん「悲運ののちに」
<忘れないために>は檜葉奈穂さんによる「命がこぼす砂」です。

4面
島田幸典さんによる連載!
<文語定型―むかし・いま>18 「充実した空隙」―三句切れ(続)
<作歌の秘密>18 古谷智子さん「安吾とワープロ」
田村 元さんによる連載!<歌人の行きつけ>29 銀座「竹葉亭」
ほか<集会案内>を掲載。

5面
長月作品集
内野潤子さん「土用蜆」、小林サダ子さん「死の十日前 ―五年目のオマージュ―」
下又治代さん「海馬」、佐藤宗雄さん「被災地・気仙沼の今」
窪田司郎さん「一粒の梅」、陣内直樹さん「北を恋う」
田川恭子さん「立ち上がりくる」、小野晴子さん「十六羅漢」
平林静代さん「風の炎(ほ)」、水城春房さん「蝉児」
福留フク子さん「風の領域」、本田信道さん「覚悟をなさむ」
鶴岡美代子さん「念おすやうに」、安藤直彦さん「生類」
大崎瀬都さん「コスモス」、荒木則子さん「ポンポンダリア」
鈴木紀男さん「向日葵」、後藤由紀恵さん「ブロックと硬貨」
岩内敏行さん「ことしの夏」
です。

6面・7面
<特集>仕事を詠う いま・むかし
今回の特集は20~30歳前半の作家による<仕事>の歌と<私にとって仕事・職場とは>のエッセイと、
ベテラン作家による新人時代の<仕事>の歌と<若手にエールを送る>エッセイです。


●評論
大井 学さん「流動のスキル」
鈴木竹志さん「戦後派の仕事の歌」

●作品3首+ミニエッセイ
山木礼子さん「担当Aの一日」、廣野翔一さん「誰かの視界にある建機について」
木下龍也さん「剣を抜く」、谷川電話さん「夢の補欠」
野口あや子さん「あなたの職に」、伊舎堂 仁さん「おじさんたちのいるところ」
佐川愛実さん「鉄道展」、伊波真人さん「雨とロケハン」
遠藤知恵子さん「学校司書」、望月裕二郎さん「ひくて」
山村泰彦さん「遠き日を思ひつつ」、朝井恭子さん「曝書」
中川左和子さん「塾の日々」、小田朝雄さん「指の傷」
松村敏子さん「かの日」、城 俊行さん「朝の豆腐」
伊藤正幸さん「野道」、竹内由枝さん「セールスアシスタント」
三枝むつみさん「編集者の日々」、栗明純生さん「針のごとき」

8面
佐藤千廣歌集『杏の花咲く』を読む
永島道夫さんによる「素心をつむぐ」
浜口美知子さんによる「文武両道に生きる」
<著者近詠 作品10首>佐藤千廣さん「いのちありて」

<書評>
蒔田さくら子さんによる小見山 輝歌集『朝凪夕凪』
江戸 雪さんによる加藤治郎歌集『噴水塔』
小林登紀さんによる藤田貴佐代歌集『花の渇き』
川﨑勝信さんによる光本恵子著『人生の伴侶』
ほか<歌誌特集号>を掲載。

9面
<書評>
小市邦子さんによる永田和宏著『人生の節目で読んでほしい短歌』
小石雅夫さんによる槇 弥生子歌集『ゆめのあとさき』
服部真里子さんによる東 直子著『短歌の不思議』
内藤 明さんによる吉野裕之歌集『砂丘の魚』
武藤雅治さんによる坂口 弘歌集『暗黒世紀』
ほか<歌集紹介>を掲載。

10面
ニュース欄
・第25回8・15を語る歌人のつどい―早乙女勝元氏が講演
・全国高校生短歌大会・短歌甲子園2015
・第5回牧水・短歌甲子園
・短歌道場in古今伝授の里
・木俣修歌碑移設復興お披露目式
―追悼・塩野崎 宏さん― 間 ルリさんによる「塩野崎先生さようなら」
ほか訃報、結社賞を掲載。

11面
ニュース欄続き
・短歌研究新人賞 現代短歌評論賞
・全日本短歌大会
<うたとの出会い>吉沢あけみさんにご執筆いただきました。
・読者の森
・読者自選一首

12面
・各地リポート
・作品募集
・編集部より

おかげさまで今月も充実した内容となりました。
心より御礼申し上げます。
気温差がある季節になってまいりましたので、くれぐれもご自愛ください。