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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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紺野敬・第1歌集『白杖と共に』が出来上がりました!

2015.12.19 12:42|刊行情報
忘年会シーズン真っ只中ですね。いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のご案内です。

福島市の紺野敬さんの第一歌集『白杖と共に』が出来上がりました!
「潮音」同人、「翔の会」に所属する、
紺野さんの心豊かな第一歌集
です。

白杖と共に (438x640)

紺野敬さんは目が不自由な歌人である。しかしそうした身体条件を克服して前向きに生きてこられ、生涯設計も立派に立てられる一方、短歌制作に当たっても積極的に取り組み、このたび、第一歌集『白杖と共に』を上梓されることになった。
――波汐國芳(「跋」より)


●歌集より5首
・嘆くとて失ひし視力戻らねば心にひかり求めつつ生く
・わが眼より神がひかりを奪ひしは思ひやりの心育(はぐく)まむため
・盲(めし)ひしを暗し暗しと言ふなかれ足裏さへも目に替え歩む
・「復興」の心たづさへみちのくを旅するひとの肩揉みゐたり
・帯形の「福良雀(ふくらすずめ)」のその羽根を借りてをみなのわれも飛びたし

跋文:波汐國芳
四六判上製カバー・164頁
定価:2,000円+税
送料:164円

坂口すみ子・第1歌集『鐘の音』が出来上がりました!

2015.12.14 16:59|刊行情報
12月も半分を過ぎようとしていますね。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のご案内です。
坂口すみ子さんの歌集『鐘の音』が出来上がりました。

鐘の音 (451x640)

坂口さんは昭和21年から作歌を始め、「歩道」に入会。
70年近くの作品をまとめた充実の第一歌集です。


東京から兵庫県の但馬の寺に嫁ぎ、長閑で平安な暮らしはつかのま、僧侶のご主人と壮年にして不慮の死別をする。以後、幼児を抱えつつ、あるじを失った寺を守り、わが子を後継者に育てあげ、檀徒の善男善女に支えられる日々が本集の背景である。
――秋葉四郎「帯」より(抜粋)


●歌集より5首
・条件はいかにあるとも君を思ふこの心はや命に向ふ
・釈尊の御堂をかざる花つみに子等とひと日を野に出(い)でにけり
・己が死期を知りたるときか悲しげなる顔をひと時吾に見せしは
・わが生のすべてをかけてとつぎ来し夫との縁かくも短し
・払子(ほつす)持ちて本堂に向ふ若和尚の静かなる歩みわれはみてたつ

文庫判カバー装・132頁
帯文:秋葉四郎
序歌:秋葉四郎
装幀:秋葉四郎
定価:1,000円+税
送料:82円

月刊「うた新聞」2015年12月号が出来上がりました!

2015.12.09 17:15|月刊「うた新聞」
12月はまさに走っているような感覚で、あっという間に時が流れますね。
そんな中、月刊「うた新聞」2015年12月号が出来上がりました。

特集は、2015年の歌集・評論・新人・賞
現代短歌2015 この1年を振り返る

の二本立てです。

巻頭作品は
横山三樹さん「偲びまつらむ」、森山晴美さん「刺激」
巻頭評論は小塩卓哉さん「ぶつかることの意義―地方発の短歌運動から見えてくるもの」
です。

2面
吉川宏志さんによる<これからの秀歌>21―社会的な役割を表す文体
<友の歌>は田宮朋子さんです。
歌壇時評は、関根和美さん「共鳴する力とは」
<遠近画法>は、矢野玲奈さん「弁当部」

3面
作品時評は藤島秀憲さん「実感のある表現」
<今月のうたびと>は楠誓英さん「薄明をくぐる」
<ライムライト>は牛尾今日子さん「歌の場所」
<私の暮らすまち>は石川洋一さん「鎌倉文士と方言」
<忘れないために>は阿部京子さんによる「酒田大火」です。

4面
島田幸典さんによる連載!
<文語定型―むかし・いま>21 「句切れのない歌の鮮やかな展開」
<作歌の秘密>21 金子貞雄さん「短歌の漬物」
田村 元さんによる連載!<歌人の行きつけ>32 渋谷「三浜鮨」「麗郷」
ほか<歌誌特集号>を掲載。

5面
師走作品集
大坂泰さん「室生寺」、秋葉雄愛さん「ハワイ寸描」
関根志満子さん「しぐれ去る」、斎藤博さん「日々の楽しみ」
寺田ゆたかさん「目の不安」、喜多さかえさん「桜もみぢ」
青木陽子さん「せせらぎ」、内野光子さん「光りを乱す」
林邦子さん「落葉の季」、井口世津子さん「枯節」
柏木節子さん「発酵すすむ」、時田則雄さん「こほろぎ」
今野英山さん「琉球の舞」、福井和子さん「夕道」
謝花秀子さん「薄の穂」、大石直孝さん「怏怏」
江戸雪さん「窓辺」、中島裕介さん「不等号」
爲永憲司さん「太刀筋」
です。

6面・7面
<特集>2015年の歌集・評論・新人・賞
   現代短歌2015 この1年を振り返る

●2015年の歌集・評論・新人・賞
―今年の歌集―
沖ななもさん「多彩さのなかで」
―今年の評論―
大井学さん「時代と人とのはざまで」
―今年の新人―
戸田佳子さん「新人の感性に期待する」
―今年の賞―
久保田登さん「花盛りだが」

●現代短歌2015 この1年を振り返る
島田修三さん「リアルについて」、五十嵐順子さん「歌詠みの二極化」
藤原龍一郎さん「危機と変貌」、大森静佳さん「『人間』と人間臭さ」

8面
鈴木得能歌集『直歳(しつすゐ)』を読む
外塚喬さんによる「滋味溢れた歌」
さいとうなおこさんによる「対象を見る目」
<著者近詠 作品10首>鈴木得能さん「入間基地航空祭」

<書評>
田中教子さんによる伊藤一彦著『若山牧水・その親和力を読む』
梶原さい子さんによる外塚喬歌集『山鳩』
なみの亜子さんによる川野里子著『七十年の孤独』
千葉聡さんによる加藤治郎著『家族のうた』
ほか<創刊号>を掲載。

9面
<書評>
服部真里子さんによる大口玲子歌集『桜の木にのぼる人』
犬飼公之さんによる『扇畑忠雄遺歌集』
永平緑さんによる大塚布見子著『続 花の歌歳時記』
一ノ関忠人さんによる高尾文子歌集『約束の地まで』
石川幸雄さんによる野一色容子著『ナンジャモンジャの木―清原日出夫の高校時代 in Hokkaido』
ほか<歌集紹介>を掲載。

10面
ニュース欄
・第30回国民文化祭 かごしま2015 全国まごころ短歌大会
・日本短歌雑誌連盟 秋季定期大会
・万葉九条の会
・第11回憲法を考える歌人のつどい
・北海道新聞短歌賞
・現代短歌大賞 伊藤一彦氏に決定
・若山牧水賞 内藤明氏に決定
・歌壇賞
ほか<歌誌特集号>、訃報を掲載。

11面
<うたとの出会い>松谷東一郎さんにご執筆いただきました。
・発言 宮田和美さんによる「舞鶴草のはなびら」
・読者の森
・お知らせ
などを掲載

12面
・各地リポート
・編集部より

おかげさまで今年も毎月新聞を出すことができました。
心より感謝申し上げます。
いりの舎も五年目に突入いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。

浅見美和子・第1歌集『妙見の杜』が出来上がりました!

2015.12.08 16:05|刊行情報
みなさん、こんにちは。
師走、まさに文字通りの忙しさですね。
今日は新刊のご案内です。

浅見美和子さんの第一歌集『妙見の杜』が出来上がりました!

歌集妙見の杜

「歌と観照」、「武蔵野歌人会」に所属しする著者が、
大病を克服し満五年を記念する第1歌集。


篤い病の混沌から生還し、改めて知る日常のかがやき、家族のぬくもり、
春秋のいぶき、神々のまなざし。著者の確かめるこの世の一歩一歩が、
読者の新たな認識をうながす、心温まる第一歌集。
――五十嵐順子「帯」より


●歌集より5首
・来ん日日は良き年なれと祈りつつ正月用の幣折らんとす
・山茱萸は二男の記念樹この春は婚儀を知りて花さわに咲く
・凍て空にひときわ光る北極星 北斗七星は妙見の神
・勤めより帰りし夫の白足袋の汚れは今日の忙しさ語る
・大方はこの世にあらぬ吾なりと噂はどんどん流れたるらし

四六判上製カバー・160頁
帯文:五十嵐順子
跋:綾部光芳
装幀:南 一夫
定価:2,000円+税
送料:164円