上田実千江第3歌集『都忘れ』が出来上がりました!
2016.05.26 17:38|刊行情報|
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
鳥取の歌人、上田実千江さんの第三歌集『都忘れ』が出来上がりました!

「氷原」で長年研鑽を積み、平成五年から十一年までの六年間の作品をまとめた第三歌集。
相変わらず呟くようなものばかりですが、私にとってはその時々が鮮やかに懐かしく立ち上ってきます。「短歌とは時間の錨」との言葉も改めて思い出されます。前歌集『紫露草』の上梓から十年余り、安閑と暮らしていた身には思いもかけぬことが次々にありました。――あとがきより
●歌集より5首
・風荒れて凍(こご)える夜は点字打つ音攫われてリズムにのれぬ
・夜の闇は好きです 昼間の憂さ隠し明るい朝の幕間のようで
・ふうらりとまた故郷の砂丘へと吸い寄せられて旅人となる
・ほっそりと凛とまた咲く春待たん都忘れにわが身重ねて
・年毎に色うすれつつ庭に咲く都忘れに想いは深し
四六判上製カバー装・228頁
定価:2,500円+税
送料:164円
鳥取の歌人、上田実千江さんの第三歌集『都忘れ』が出来上がりました!

「氷原」で長年研鑽を積み、平成五年から十一年までの六年間の作品をまとめた第三歌集。
相変わらず呟くようなものばかりですが、私にとってはその時々が鮮やかに懐かしく立ち上ってきます。「短歌とは時間の錨」との言葉も改めて思い出されます。前歌集『紫露草』の上梓から十年余り、安閑と暮らしていた身には思いもかけぬことが次々にありました。――あとがきより
●歌集より5首
・風荒れて凍(こご)える夜は点字打つ音攫われてリズムにのれぬ
・夜の闇は好きです 昼間の憂さ隠し明るい朝の幕間のようで
・ふうらりとまた故郷の砂丘へと吸い寄せられて旅人となる
・ほっそりと凛とまた咲く春待たん都忘れにわが身重ねて
・年毎に色うすれつつ庭に咲く都忘れに想いは深し
四六判上製カバー装・228頁
定価:2,500円+税
送料:164円