鵜田久子歌文集『枇杷実るころ』が出来上がりました!
2017.09.15 13:14|刊行情報|
秋の風が吹いてきましたね。いかがお過ごしでしょうか。
鵜田久子さんの歌文集『枇杷実るころ』が出来上がりました。

青垣叢書第243篇
「青垣」に所属し、房総で生まれ育った著者の生きた証としてまとめた歌文集。
ここ南房総の温暖な風光の中に過ぎた九十年という歳月は、わたしにとって喜怒哀楽を織りまぜての味わい深いものでした。――(「あとがき」より)
●歌文集より5首
・枇杷山に枇杷の切株残りゐて降る雨に濡れ年輪が浮く
・亡き父母の植ゑし枇杷の木この年の枇杷の実すでに青くまろみぬ
・枇杷の木の上よりわれに呼びかくる若かりし日の父の声思ふ
・病む母をわれは覚えず健やかに枇杷もぐ母のみ眼うらに生く
・立冬の昼の日差しに枇杷の花ふつふつ放つ甘き香りを
四六判上製カバー装・224頁
装幀:君嶋真理子
定価:私家版
鵜田久子さんの歌文集『枇杷実るころ』が出来上がりました。

青垣叢書第243篇
「青垣」に所属し、房総で生まれ育った著者の生きた証としてまとめた歌文集。
ここ南房総の温暖な風光の中に過ぎた九十年という歳月は、わたしにとって喜怒哀楽を織りまぜての味わい深いものでした。――(「あとがき」より)
●歌文集より5首
・枇杷山に枇杷の切株残りゐて降る雨に濡れ年輪が浮く
・亡き父母の植ゑし枇杷の木この年の枇杷の実すでに青くまろみぬ
・枇杷の木の上よりわれに呼びかくる若かりし日の父の声思ふ
・病む母をわれは覚えず健やかに枇杷もぐ母のみ眼うらに生く
・立冬の昼の日差しに枇杷の花ふつふつ放つ甘き香りを
四六判上製カバー装・224頁
装幀:君嶋真理子
定価:私家版