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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
いりの舎のブログへようこそ。
下北沢駅南西口から徒歩3分ぐらいの場所にあります。
電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
ホームページ:http://irinosha.com/
E-mail:chumon☆irinosha.com
にて注文を受け付けております。
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遠藤たか子第3歌集『水際』が出来上がりました!

2017.10.25 14:42|刊行情報
先日の台風で被害に遭われました方々に心よりお見舞い申し上げます。
今週末も台風との予報ですので、くれぐれもご自愛ください。

今日は新刊のご案内です。
「りとむ」「あんだんて」に所属し、
南相馬市に住む者の視点で詠う遠藤たか子さんの第三歌集
『水際(みぎわ)』 
が出来上がりました!

遠藤たか子歌集『水際』

原発はなぜ反対をしなかつた?被災地の「被」をけふは問はるる
虚しく、無意味であることは自明なのに、これほど残酷にひびく問いはない。天災も事故も過酷だが、人の心もまた冷酷だ。遠藤たか子さんの淡々とした語りを追い、なかなか目を上げることができなかった。――今野寿美(「帯」より)

●歌集より5首
災禍後の人心百年荒む説読みて少女の手紙も読みて
今年竹ひろがり伸びる今朝の庭ながい一年だつた おかへり
誕生日なにもなけれど研ぎ師きてそりそりと研ぐペティを出刃を
馬を見きふるへて喘ぐ馬を見き津波の直後泥のもなかに
まなかひに瓦礫をいまだ越えぬ海みえておそろし<越える>といふは

四六判上製カバー装・188頁
装画:諸星美喜
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

野澤洋子歌集『霧氷』が出来上がりました!

2017.10.18 13:26|刊行情報
10月もあっという間に下旬に突入しようとしていますね。
一気に寒くなったりと気温の変化が大きいので、くれぐれもご自愛ください。
今日は久々の晴れ間が見えております。
そんななか、
「歩道」に所属し、人生を明るく、豊かに生きた
野澤洋子さんの第一歌集『霧氷』が出来上がりました!


野澤洋子歌集『霧氷』

歩道叢書
作歌を愛し、肉親・家族を大切にし、身近な友人たちと心から親しみ、自然と旅を糧として生きた歌人野澤洋子、その歌には見えている世界全てへの讃嘆と人への感謝があふれている。そして作品は永遠に生き続ける。――(秋葉四郎・「帯」より)

●歌集より5首
・内気とぞ思ひし孫がソロに踊るまばゆきばかりを堂々として
・わが下の川沿の木々霧氷して水晶の華咲く如く見ゆ
・死に近くいくたびも見する母の笑み姉妹三人が見守りてをり
・親子孫三代にてわれ旅をせし事など思ふ午後のたまゆら
・幼名を呼び合ひながらそれぞれが病のありて話のはづむ

四六判上製カバー装・188頁
装幀:秋葉四郎
定価:2,500円+税

本阿弥秀雄著『いただいた句200―すえひろ句会交友記―』が出来上がりました!

2017.10.06 14:53|刊行情報
みなさま、こんにちは。
いりの舎のある下北沢では今日からカレーフェスティバルが開催されております。
そんな中、本阿弥秀雄さん(本阿弥書店前社長・現顧問)の俳書、
『いただいた句200―すえひろ句会交友記―』
が出来上がりました!

本阿弥秀雄『いただいた句200』完成本

超結社の「すえひろ句会」88回分のうちから珠玉の200句を選び
解釈や感想を綴る一書


句座をともにして、覚え、学ぶ。
長いお付き合いの記録の一端を残せたように思う。こうしてみると、句会一回ごとではわからない各作者の特徴などが見えてきて、興味深かった。―「あとがき」より


いただいた俳句の作者
合谷美智子/浅井民子/勝又民樹/笹瀬節子/佐藤宏之助/佐怒賀直美
清水和代/嶋田麻紀/駿河岳水/戸恒東人/深沢暁子/間中惠美子

四六判並製カバー装・220頁
装幀:片岡忠彦
定価:2,200円+税
送料:164円

いりの舎としては初めての俳書です。この機会にぜひ、ご一読ください。

2018年8月6日追記

祝・第14回日本詩歌句随筆評論大賞 評論部門で大賞を受賞しました。
おめでとうございます!

月刊「うた新聞」2017年10月号が出来上がりました!

2017.10.05 13:08|月刊「うた新聞」
みなさん、こんにちは。
すっかり秋を感じるような気候になりましたね。

月刊「うた新聞」10月号の特集は
収穫の秋、実りの季節 作品7首+エッセイ
~私の好きな文化・芸術を詠う~


巻頭作品は
髙島静子さん「笹色紅」、中西輝磨さん「浜木綿」
巻頭評論は内山晶太さん「再読『サラダ記念日』」
です。

2面
柳 宣宏さんによる新連載!<短歌想望>方代忌に思う
永田和宏さんによる連載!<一杯一杯復一杯>金が足りない
藤島秀憲さんによる連載!<物語るうた>19「仏が見て、靴が見る」
<友の歌>は川田 茂さん
ほか結社賞を掲載。

3面
<今月のうたびと>は高山邦男さん「右脳のひかり」
<ライムライト>浪江まき子さん「あなたを詠うために」
<私の暮らすまち>は糸川雅子さん「けっこい山の姿」
<忘れないために>は尾﨑朗子さん「脳死は人の死か」
<作品時評>岩尾淳子さん「命を繫ぐ祈りを詠む」

4面
<親子でシンクロ>第19回 前田 宏さんによる「受け継ぐもの」
島田幸典さんによる連載!
<文語定型―むかし・いま>43 叙述の結び目―「て」
<遠近画法>川津 望さん「記憶の中に立ち止まるもの」

5面
神無月作品集
藤岡武雄さん「黒雲」、小畑庸子さん「黙す」
佐藤宗雄さん「震災七年目」、川西弘子さん「聞く」
杜澤光一郎さん「雀の涙」、五百川紘子さん「狛犬」
内田 弘さん「テロ等準備罪強行。嗚呼」、阪森郁代さん「塩辛蜻蛉」
小宮山久子さん「ミサイルとねずみ」、紺野万里さん「まだ間に合ふと」
長田邦雄さん「ワープロ」、下村すみよさん「8・15を語る歌人のつどい」
菅原貞夫さん「水無川」、間瀬 敬さん「指さすな」
関谷啓子さん「青梨」、紫 あかねさん「ブルーゼブラ」
永澤嘉己さん「藪知らず」、辻井竜一さん「セブン・デイズ」
越田勇俊さん「まずは卵を」

6面 7面
<特集>収穫の秋、実りの季節 作品7首+エッセイ
~私の好きな文化・芸術を詠う~

小西久二郎さん「だるま作り」、百々登美子さん「今日の頁」
日高堯子さん「耳」、安田純生さん「むろん君にも」
春日いづみさん「キッチン賛歌」、山谷英雄さん「忠良と直行」
大口玲子さん「赦すこと難しければ」、松村正直さん「パターソン」

8面
<書評>
黒田つな子歌集『花をたづさへ』を読む
小林敦子さんによる「継がれゆくもの」
清水正人さんによる「携えるもの」
◎歌集より◎作品10首
黒田つな子さん「指切りげんまん」


久々湊盈子さんによる『永田和宏作品集Ⅰ』
飯田健之さんによる松平修文歌集『トゥオネラ』
柳澤美晴さんによる遠藤由季歌集『鳥語の文法』
大熊俊夫さんによる関場瞳歌集『流体力学』

9面
<書評>
寺尾登志子さんによる寺島博子著『葛原妙子と齋藤史』
さいかち真さんによる奈賀美和子歌集『風を聴く』
大辻隆弘さんによる『御供平佶歌集全四冊』
藤原龍一郎さんによる三田村正彦歌集『無韻を生きる』
星野 京さんによる西澤義隆歌集『花の筵』
ほか歌集紹介を掲載。

10面
ニュース欄
・第38回全日本短歌大会―日本歌人クラブ主催
・全国短歌フォーラムin塩尻
・短歌研究三賞授賞式
・現代歌人協会―新理事長に大島史洋氏
・第31回方代忌
ほか集会案内を掲載。

11面
・読者自選一首
・うたとの出会い66 松本紀子さん
・漢検×いりの舎コラボ企画 第19回
を掲載。

12面
・角川短歌賞
・作品募集
・各地リポート
・編集部より

おかげさまで10月号も充実した内容となりましたこと、
心より御礼を申し上げます。
定期購読は随時受付中です。
どうぞよろしくお願いいたします。