仙田篤子第2歌集『金釦』が出来上がりました!
2017.11.22 19:37|刊行情報|
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のご案内です。
「塔」に所属する仙田篤子さんの『万の螢火』に続く第二歌集、
『金釦(きんぼたん)』 が出来上がりました!
塔21世紀叢書第308篇

心を通わす高齢の父、二人の息子さん、その子どもたちとの触れ合い。仙田さんの日々には、つねに記憶の日々が息づく。なにげない記憶、時間のひだがこまやかに畳み込まれて、なつかしく、みずみずしい情感を湛える。駆逐艦「親潮」より帰還した父が百歳を迎えた今年、父の思いとともに送り出す、『万の螢火』に続く第二歌集である。――花山多佳子(「帯」より)
●歌集より5首
長く見ぬと言へば小さき蝸牛(かたつむり)てのひらに乗せ父の戻り来
積乱雲わきてなほ湧け空のみの窓に見飽きし母が見てゐる
去年の夏子らにならひし草笛を吹きながら行く雨後の白神山地(しらかみ)
兵の日を自ら語り始めしは戦後六十年を過ぎし頃より
二人子の学生服の金釦しまへるままに在り場所しれず
四六判上製カバー装・200頁
帯文:花山多佳子
装幀:花山周子
定価:2,500円+税
送料:164円
今日は新刊のご案内です。
「塔」に所属する仙田篤子さんの『万の螢火』に続く第二歌集、
『金釦(きんぼたん)』 が出来上がりました!
塔21世紀叢書第308篇

心を通わす高齢の父、二人の息子さん、その子どもたちとの触れ合い。仙田さんの日々には、つねに記憶の日々が息づく。なにげない記憶、時間のひだがこまやかに畳み込まれて、なつかしく、みずみずしい情感を湛える。駆逐艦「親潮」より帰還した父が百歳を迎えた今年、父の思いとともに送り出す、『万の螢火』に続く第二歌集である。――花山多佳子(「帯」より)
●歌集より5首
長く見ぬと言へば小さき蝸牛(かたつむり)てのひらに乗せ父の戻り来
積乱雲わきてなほ湧け空のみの窓に見飽きし母が見てゐる
去年の夏子らにならひし草笛を吹きながら行く雨後の白神山地(しらかみ)
兵の日を自ら語り始めしは戦後六十年を過ぎし頃より
二人子の学生服の金釦しまへるままに在り場所しれず
四六判上製カバー装・200頁
帯文:花山多佳子
装幀:花山周子
定価:2,500円+税
送料:164円