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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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FAX:03-6413-8526
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仙田篤子第2歌集『金釦』が出来上がりました!

2017.11.22 19:37|刊行情報
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のご案内です。

「塔」に所属する仙田篤子さんの『万の螢火』に続く第二歌集、
『金釦(きんぼたん)』 
が出来上がりました!
塔21世紀叢書第308篇

仙田篤子歌集『金釦』


心を通わす高齢の父、二人の息子さん、その子どもたちとの触れ合い。仙田さんの日々には、つねに記憶の日々が息づく。なにげない記憶、時間のひだがこまやかに畳み込まれて、なつかしく、みずみずしい情感を湛える。駆逐艦「親潮」より帰還した父が百歳を迎えた今年、父の思いとともに送り出す、『万の螢火』に続く第二歌集である。――花山多佳子(「帯」より)

●歌集より5首
長く見ぬと言へば小さき蝸牛(かたつむり)てのひらに乗せ父の戻り来
積乱雲わきてなほ湧け空のみの窓に見飽きし母が見てゐる
去年の夏子らにならひし草笛を吹きながら行く雨後の白神山地(しらかみ)
兵の日を自ら語り始めしは戦後六十年を過ぎし頃より
二人子の学生服の金釦しまへるままに在り場所しれず

四六判上製カバー装・200頁
帯文:花山多佳子
装幀:花山周子
定価:2,500円+税
送料:164円

稲葉登紀子第3歌集『白木蓮の庭』が出来上がりました!

2017.11.09 15:30|刊行情報
みなさん、こんにちは。今日は新刊のご案内です。

稲葉登紀子さんの第三歌集『白木蓮の庭』が出来上がりました!
「新アララギ」に所属し、平成15年から27年までの歌をまとめた
第三歌集
です。

稲葉登紀子歌集『白木蓮の庭』

著者は茨城県のお生まれで、カバーの絵には、ひたちなか海浜公園のネモフィラの丘が描かれています。

春の日を浴びてかがよふ白木蓮この花共に見る人あれな
有りの儘を計らうことなく、表現するアララギの写実の手法は、確実であり、詩情の豊かさは、読む者を魅了して止まない。――實藤恒子(「帯」より)

●歌集より5首
腰痛をこらへ立ち居する日々にして嘆きし母を今に理解す
画用紙に向へばこころ弾みゆく凡庸なる日々打ち払ふごと
享保よりおはせし祖々のかの仏壇何もかも海に流れ失せぬとは
蘭の本手にし培ひ花咲かせし永久に逢ふなき人よ恋ほしき
ざら紙の冊子ホトトギスに父の句の載りし幾たびか幼き記憶に

四六判上製カバー装・196頁
装画:著者
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

月刊「うた新聞」2017年11月号が出来上がりました!

2017.11.02 15:35|月刊「うた新聞」
11月の3連休前に月刊「うた新聞」11月号が出来上がりました!

<特集>正岡子規の写生と明治/佐藤佐太郎の写生と戦後


巻頭作品は
實藤恒子さん「氷上の舞」、島崎榮一さん「小銃と候補者」
巻頭評論は内藤 明さん「窪田空穂の長歌から」
です。

2面
柳 宣宏さんによる新連載!<短歌想望>新たなる、玉城徹
永田和宏さんによる連載!<一杯一杯復一杯>淳と救急車
藤島秀憲さんによる連載!<物語るうた>20「不思議な現実」
<友の歌>は鈴木英子さん

3面
<今月のうたびと>は岩内敏行さん「ジョーカー」
<ライムライト>雲嶋 聆さん「掛け算と足し算」
<私の暮らすまち>は巻 桔梗さん「しろしかねえ」
<忘れないために>は秋山佐和子さん「シカゴの雪の夜」
<作品時評>岩尾淳子さん「日常から夢幻に誘う歌」

4面
<親子でシンクロ>第20回 玉井綾子さんによる「するようになる」
島田幸典さんによる連載!
<文語定型―むかし・いま>44 懸隔と架橋―「ごとし」
<遠近画法>長野隆人さん「アートを行商する」

5面
霜月作品集
大野かね子さん「感謝」、石川恭子さん「山の駅」
藤田和平さん「仙崖和尚の踏台」、古玉從子さん「回想」
斎藤 博さん「折にふれて」、江頭洋子さん「歌はセ・シ・ボン」
八重嶋 勲さん「秋たけなは」、浜田康敬さん「高速バス」
岡本育与さん「斜陽」、北尾 勲さん「柿の木いつぽん」
山本 司さん「花の嘆き」、田土才惠さん「青き葉影」
本田幸世さん「まっ赤な夕暮れ」、福島久男さん「人生の約束」
落合けい子さん「二階の窓」、やすたけまりさん「金の花 銀の虫」
中村哲也さん「すみだ水族館」、松本典子さん「♮ ナチュラル」
染野太朗さん「ラーメン」

6面 7面
<特集>正岡子規の写生と明治/佐藤佐太郎の写生と戦後
加藤孝男さん「子規とスペンサー」―子規の写生と明治
松平修文さん「庭前の松」―美術と言葉
さいとうなおこさん「空気と空間」―子規の写生歌に見る明治
髙橋みずほさん「集合体にある息づき」―子規の写生の独自性
秋葉四郎さん「赴くままにおもむく」―佐太郎の写生と戦後
阿木津 英さん「言語芸術としての短歌」―佐太郎における写生と時代
前田康子さん「『立房』の中の音」―佐太郎の写生歌に見る戦後
本田一弘さん「見る如く聴く」―佐太郎の写生の独自性

8面
<書評>
小谷博泰歌集『シャングリラの扉』を読む
十鳥敏夫さんによる「扉開ければ」
岩野伸子さんによる「携えるもの」
◎著者近詠◎作品11首 小谷博泰さん「雨宿り」

嵯峨直樹さんによる栗木京子歌集『南の窓から』
酒井佐忠さんによる三井 修著『うたの揚力』
桑原正紀さんによる香川哲三著『佐藤佐太郎 純粋短歌の世界』
井辻朱美さんによる大室ゆらぎ歌集『夏野』
ほか訃報を掲載。

9面
<書評>
沢口芙美さんによる五十嵐順子歌集『奇跡の木』
吉川宏志さんによる『新選 小池光歌集』
松村由利子さんによる新城貞夫歌集『Café de Colmarで 「フォアグラを食べに行かない?」と妻が言う』
久我田鶴子さんによる大山志津子歌集『白萩坂』
ほか歌集紹介、作品募集を掲載。

10面
ニュース欄
・八鬼夜行歌仙―朝日俳壇・歌壇選者8人歌仙を巻く
・藤岡武雄氏の大賞受賞を祝う会
・外山滋比古・本阿弥秀雄スペシャルトークライブ
・杉本信道歌集『ひとすじの道』批評会
・左岸の会
・若山牧水賞
・現代歌人集会賞
・佐藤佐太郎賞
ほか企画展、集会案内を掲載。

11面
・大下一真さんによる―追悼・江島彦四郎さん―「鎌倉ダンディ」
・読者自選一首
・うたとの出会い67 山本枝里子さん
・漢検×いりの舎コラボ企画 第20回
を掲載。

12面
・各地リポート
・読者の森
・編集部より

おかげさまで今月も充実した内容となりました。
心より御礼を申し上げます。
寒くなってまいりましたので、くれぐれもご自愛ください。