宇田川寛之第1歌集『そらみみ』が出来上がりました!
2017.12.04 18:01|刊行情報|
12月になりました。一年もあっという間ですね。
今日は新刊のご案内です。
「短歌人」に所属する宇田川寛之さんの
2000年から15年間の作品415首を収録した待望の第一歌集『そらみみ』
が出来上がりました。

渋滞から抜け出せずにいた時期、妻と子の暮らしにまどかな安らぎを得た時間を経て、停留しつつ手応えのある日々を過ごす現在。その歳月に移ろう情緒と変わりゆく身めぐりを詩情ゆたかに詠う。(「帯」より)
●歌集より5首
鳥雲の午後はむやみにせつなかり敗戦処理の投手か我は
生まれたての風をまとひてたはむれる子のてのひらのさくらはなびら
待ち合はせ時間に遅れ焦る吾を背後から呼ぶこゑはそらみみ
無名なるわれは無名のまま果てむわづかばかりの悔いを残して
匿名の許されてゐるゆふぐれを行き交ふひとはみな他人なり
四六判上製カバー装・188頁
装幀:真田幸治
定価:2,500円+税
送料:164円
ご注文は著者、またはいりの舎まで。
今日は新刊のご案内です。
「短歌人」に所属する宇田川寛之さんの
2000年から15年間の作品415首を収録した待望の第一歌集『そらみみ』
が出来上がりました。

渋滞から抜け出せずにいた時期、妻と子の暮らしにまどかな安らぎを得た時間を経て、停留しつつ手応えのある日々を過ごす現在。その歳月に移ろう情緒と変わりゆく身めぐりを詩情ゆたかに詠う。(「帯」より)
●歌集より5首
鳥雲の午後はむやみにせつなかり敗戦処理の投手か我は
生まれたての風をまとひてたはむれる子のてのひらのさくらはなびら
待ち合はせ時間に遅れ焦る吾を背後から呼ぶこゑはそらみみ
無名なるわれは無名のまま果てむわづかばかりの悔いを残して
匿名の許されてゐるゆふぐれを行き交ふひとはみな他人なり
四六判上製カバー装・188頁
装幀:真田幸治
定価:2,500円+税
送料:164円
ご注文は著者、またはいりの舎まで。