君山宇多子第3歌集『方位を指す』が出来上がりました!
2018.04.23 16:43|刊行情報|
みなさん、こんにちは。
本日2回目のブログ更新、新刊のご案内です。
君山宇多子さんの第三歌集『方位を指す』 が出来上がりました!

濤声叢書第28篇
歌誌「濤声」編集同人で静岡県歌人協会副会長を務める著者の第三歌集。
第三歌集となる本集『方位を指す』は“成熟”と言ったらよいだろうか。“成熟”とは私流の解釈をするなら、“達成”に到るまでの過程であり、まだ目指すものがあるということになるが、心身共に充実した現在こそ、歌人としての正に旬であろうと思う気持に変りはない。周囲が期待する所以でもある。(温井松代「跋」より)
●歌集より5首
人を運び人を発たしむ駅暮れて富士は高嶺に茜をまとふ
福島の地図塗りつぶす放射線わが故郷にその風迫る
冬木々の素なる象(かたち)かたちまちに流れくる霧一山被ふ
努力といふことばにこころ籠らせて母の白寿を兄が言祝ぐ
迷へるはすなはち死とぞ山官の父の遺しし磁石厳し
四六判上製カバー装・168頁
跋文:温井松代
装画:新谷敏文
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円
本日2回目のブログ更新、新刊のご案内です。
君山宇多子さんの第三歌集『方位を指す』 が出来上がりました!

濤声叢書第28篇
歌誌「濤声」編集同人で静岡県歌人協会副会長を務める著者の第三歌集。
第三歌集となる本集『方位を指す』は“成熟”と言ったらよいだろうか。“成熟”とは私流の解釈をするなら、“達成”に到るまでの過程であり、まだ目指すものがあるということになるが、心身共に充実した現在こそ、歌人としての正に旬であろうと思う気持に変りはない。周囲が期待する所以でもある。(温井松代「跋」より)
●歌集より5首
人を運び人を発たしむ駅暮れて富士は高嶺に茜をまとふ
福島の地図塗りつぶす放射線わが故郷にその風迫る
冬木々の素なる象(かたち)かたちまちに流れくる霧一山被ふ
努力といふことばにこころ籠らせて母の白寿を兄が言祝ぐ
迷へるはすなはち死とぞ山官の父の遺しし磁石厳し
四六判上製カバー装・168頁
跋文:温井松代
装画:新谷敏文
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円