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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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月刊「うた新聞」2018年6月号が出来上がりました!

2018.06.11 16:31|月刊「うた新聞」
雨降りの月曜日、いかがお過ごしでしょうか。
月刊「うた新聞」6月号が出来上がりました!

今月の特集は
①もう一度行きたい旅先
②震災後の福島と短歌―遠藤たか子歌集『水際』を読む会を終えて

です。

巻頭作品は
三井 修さん「寒気団」、結城千賀子さん「うたのみならず」
巻頭評論は
押切寛子さん「リビーのコンビーフと石川信夫―生誕百十年」

2面
一ノ関忠人さんによる連載!<短歌想望>新薬師寺
藤島秀憲さんによる連載!<物語るうた>27「バファリンでは」
<遠近画法>東 秀一さん「怒りをおそくする者」
<友の歌>は森尻理恵さん

3面
<今月のうたびと>麻生由美さん「かへるおやすみ」
<ライムライト>天野 匠さん「歌とわたし」
<私の暮らすまち>光本恵子さん「ずくあるねぇ」
<忘れないために>岡 貴子さん「安保闘争に散った樺美智子」
<作品時評>斉藤 梢さん「心情を残す」

4面
小黒世茂さんによる新連載!<西行のこころ>1「身を捨つる心」
大井 学さんによる連載!<さかなうたい>3「鎌倉時代の輸出品?」
<玉城徹の歌>第6回 嵯峨直樹さん「一生涯を貫くもの」

5面
水無月作品集
逸見喜久雄さん「風の中」、菊澤研一さん「街景」
西久保征史さん「那須の湯宿に」、水野久子さん「ひそひそ話」
平林静代さん「笛」、大熊俊夫さん「緑道をゆく」
謝花秀子さん「若夏の島」、山脇志津さん「はつなつ」
丹波真人さん「軍艦島」、上田実千江さん「手探り」
香川ヒサさん「スープ」、萩岡良博さん「乱高下」
箕浦 勤さん「芍薬」、堀越照代さん「夏の気配」
青沼ひろ子さん「みえない力」、山本光珠「一弾指」
松木 秀さん「主権」、高橋千恵さん「はのおはなし」
石井僚一さん「アフターダーク」

6面
<特集>①もう一度行きたい旅先
3首+エッセイ
佐野督郎さん「ガンジス河へ」、草田照子さん「土楼のある風景」
今井千草さん「長崎、感傷と食欲と」、鈴木竹志さん「弘前の桜」
谷岡亜紀さん「マラッカ海峡」、寺島博子さん「夏の若狭」
中村幸一さん「ラテン語の本」、広坂早苗さん「啄木の下駄」
飯島章友さん「可杯」、大森静佳さん「海へ」

7面
<書評>
山室貴代枝歌集『府中の桜』を読む
桜井京子さんによる「日常を逆照射する旅」
青木春枝さんによる「旅と人生」
作品10首 山室貴代枝さん「前向きに」

牛山ゆう子歌集『しぐれ月』黒木三千代さん
有沢 螢歌集『シジフォスの日日』大島史洋さん
鶴田伊津歌集『夜のボート』細溝洋子さん
<歌壇ニュース>日本歌人クラブ南関東ブロック埼玉大会
ほか作品募集を掲載。

8面
上野房枝歌集『日の匂い』を読む
梅沢竹子さんによる「沈潜した歌境」
杉本康夫さんによる「真摯に詠う」
歌集より10首 上野房枝さん『日の匂い』より

<書評>
前田康子歌集『目線の低さ』楠 誓英さん
青戸紫枝歌集『海の石 鳴る』稲垣紘一さん
紺野愛子歌集『北帰行』柴田典昭さん
本多真弓歌集『猫は踏まずに』小島熱子さん
ほか企画展を掲載。

9面
<特集>②震災後の福島と短歌
―遠藤たか子歌集『水際』を読む会を終えて

今野寿美さん「それでも」
寺尾登志子さん「問い続けねば」
吉川宏志さん「数値の暴力」
本田一弘さん「絶望と希望」

10面
ニュース欄
・日本歌人クラブ賞贈呈式―創立七十周年
・日本短歌雑誌連盟春季定期大会
・齋藤茂吉短歌文学賞贈呈式
・「かりん」創刊四十周年記念祝賀会
・啄木祭
・松平修文さんを偲ぶ会
ほか集会案内を掲載。

11面
・読者自選一首
・うたとの出会い74 松永智子さん
・日本歌人クラブ『現代万葉集』×いりの舎コラボ企画 第3回

12面
・各地リポート
・編集部より

いつも「うた新聞」を支えてくださる皆様に心より御礼を申し上げます。

永田久子第1歌集『山茶花の庭』が出来上がりました!

2018.06.06 17:49|刊行情報
続いてもう一冊、新刊のお知らせです。
永田久子さんの第一歌集『山茶花の庭』が出来上がりました!

山茶花の庭

井泉叢書第22篇
歌誌「井泉」同人で、長年研鑽を積んできた著者の第一歌集。

短歌を手放すことなく悲しみを乗り越えて、著者は現在新しい独りの世界を拓こうとしている。心やさしい著者に潜むその勁さは、夫君へ愛情を捧げ尽くして悔いの無い自負がなせる業であろう。(竹村紀年子「序」より)

●歌集より5首
金婚の日を迎へたる青空に南天は赤き実をかざしをり
息子らに告げず二人の金婚の夕餉に一尾の鯛を分け合ふ
夫の歳三つほど若く店員に言ひてセーター選びてもらふ
青嵐玻璃戸たたきてすぎてゆく忌明け一人となりたる部屋の
小春日に紅をのぞかせわが庭の山茶花あまたの蕾がそろふ

A5判上製カバー装・188頁
序文:竹村紀年子
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:164円

斉藤毬子第2歌集『冬のぽけっと』が出来上がりました!

2018.06.06 17:44|刊行情報
関東地方はついに梅雨入りですね。
今日は新刊のお知らせです。
斉藤毬子さんの第二歌集『冬のぽけっと』が出来上がりました!

冬のぽけっと

短詩形文学選集52
歌誌「短詩形文学」に所属し、第一歌集から約二十年の時を経た著者の第二歌集。

感受性だけが際立っているのではなく、そのリアルな描写や余情の豊かなリリシズムが作品の質となっているものではあるが、この著者の作風の特色として何より印象深いのは、その感性なのだ。(水野昌雄「跋」より)

●歌集より5首
亡き母が「会いたかった」と抱きくるる夢より覚めて数日温し
無花果を煮つつ想えり法案の採決されしあの夜の雨
百粒の種子のちからが果皮を割る柘榴見ており静かな真昼
泣きたければ泣いていいのだなななぬか私がわたしに言いきかせおり
梔子の赤き実ふたつ手に触れる冬のコートの右のぽけっと

四六判上製カバー装・192頁
跋文:水野昌雄
定価:2,000円+税
送料:164円