十谷あとり第2歌集『風禽』が出来上がりました!
2018.07.26 12:32|刊行情報|
あっという間に7月下旬になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊の紹介です。
十谷あとりさんの第二歌集『風禽』が出来上がりました!

日月叢書第58番
歌誌「日月」所属で、第一歌集『ありふれた空』から15年の時を経た著者の第二歌集。
ことばの人、というのが、この作者にふさわしい。とはいえ、それは、いかにも軽く、信を置けなくなった、あのことばではない。短歌を書いたとき、そこに場所が生まれ、物が形となってあらわれる。実体としてのことばが、ここにある。(帯より)
●歌集より5首
なにもないところはすべて空である空のそこひを猫が横切る
かるがると押す猫車いづかたに運ばむとする冬のひかりを
黒板に書かれて長き<し>の文字のとりとめもなき伊勢物語
つくづくし春の夕べにおとろへて病みたる母の歩み遅しも
父の妻のふるさとを過ぐ秋雨の飛沫しろじろと散りゐる神戸
四六判並製カバー装・184頁
ことば:永田典子
カバー写真:榎 彰德
定価:2,000円+税
送料:164円
今日は新刊の紹介です。
十谷あとりさんの第二歌集『風禽』が出来上がりました!

日月叢書第58番
歌誌「日月」所属で、第一歌集『ありふれた空』から15年の時を経た著者の第二歌集。
ことばの人、というのが、この作者にふさわしい。とはいえ、それは、いかにも軽く、信を置けなくなった、あのことばではない。短歌を書いたとき、そこに場所が生まれ、物が形となってあらわれる。実体としてのことばが、ここにある。(帯より)
●歌集より5首
なにもないところはすべて空である空のそこひを猫が横切る
かるがると押す猫車いづかたに運ばむとする冬のひかりを
黒板に書かれて長き<し>の文字のとりとめもなき伊勢物語
つくづくし春の夕べにおとろへて病みたる母の歩み遅しも
父の妻のふるさとを過ぐ秋雨の飛沫しろじろと散りゐる神戸
四六判並製カバー装・184頁
ことば:永田典子
カバー写真:榎 彰德
定価:2,000円+税
送料:164円