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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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平山公一第二歌集『鋼』が出来上がりました!

2018.09.19 18:30|刊行情報
本日2冊目の新刊歌集の紹介です。
平山公一さんの第二歌集『鋼(こう)』が出来上がりました! 
平山公一歌集『鋼』

「潮音」選者・編集委員などを務める著者の約10年間の作品471首を収載した
第二歌集。


タイトルはすごく迷ったが、長く製鉄会社に勤務したこともあって「鋼(かう)」とした。私の歌は身辺詠が多く
<はがね>という勁い読みのニュアンスには抵抗があった。(あとがきより)


●歌集より5首
熔鉱炉百八メートルの頂に製鉄所三百万坪を瞰る
東京・千葉・横浜か社宅決まらねば長女の受験の願書が出せぬ
つひに電話通じぬままに一日過ぐ妻と黙しゐる一月十七日
有明海を雲仙を見むと裏山の木苺の道黙々と行く
五十二歳の退職届自らの意志のごとくに書かされてゐる

四六判上製カバー装・212頁
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

佐竹澄子第二歌集『燭の火』が出来上がりました!

2018.09.19 18:23|刊行情報
少しずつ秋の空気になってきましたが、いかがおすごしでしょうか。
佐竹澄子さんの第二歌集『燭の火』が出来上がりました! 

佐竹澄子歌集『燭の日』

信仰に結ばれた伴侶と共に老い、そして失った、その日々を詠んだ作品等を収め、
著者の卒寿を記念した第二歌集。


朝のひかり窓より射して食卓に夫と聖書よむ代はるがはるに
若きときより信仰に結ばれた伴侶と共に老い、そして失う。その日々が『燭の火』に一首一首灯されるように綴られている。
――花山多佳子(帯より)


●歌集より5首
記憶なき父のごとくに思はるる古き扇風機今日は動かず
喫茶店にふたつ紅茶の色澄みて君若く語りき唯心論を
拙かる歩みを共に五十年淡かりし恋の延長にして
職退きてメルクリンに遊びゐし夫よ銀河鉄道に乗りて行きしか
朽ちし兵舎二十五棟に子ら飢ゑつつ引揚者母子二百五十世帯住む

四六判上製カバー装・220頁
解説:花山多佳子
装幀:花山周子
定価:2,500円+税
送料:164円

月刊「うた新聞」2018年9月号が出来上がりました!

2018.09.03 16:26|月刊「うた新聞」
<特集>この一首で起こったこと/歌集を出して起こったこと

巻頭作品は
藤岡武雄さん「魚とゆらめく」、浜名理香さん「雨水溝清掃一ヶ月」
巻頭評論は
久我田鶴子さん「香川進からの遺産―口語自由律から出発して」

2面
一ノ関忠人さんによる連載最終回!<短歌想望>戦中派の子どもたち
藤島秀憲さんによる連載!<物語るうた>30「本を読む(詠む)人」
<遠近画法>森 義真さん「盛岡は昔から「文学市」」
<友の歌>は廣野翔一さん

3面
<今月のうたびと>川口慈子さん「管弦楽」
<ライムライト>田口綾子さん「諦めたくないこと」
<私の暮らすまち>紺野万里さん「あおっさ」
<忘れないために>檜垣美保子さん「水のちから」
<作品時評>斉藤 梢さん「言葉の鮮度」

4面
小黒世茂さんによる新連載!<西行のこころ>4「修験する心」
大井 学さんによる連載!<さかなうたい>6「甘いかしょっぱいか?」
<玉城徹の歌>第9回 吉野裕之さん「「空」を抱えながら」

5面
長月作品集
曾根耕一さん「額紫陽花」、香山静子さん「遣る方なし」
近藤千恵さん「青き風」、井谷まさみちさん「わが夏」
松井多絵子さん「残暑見舞」、鈴木得能さん「学童疎開」
田村広志さん「映画・ゲッベルスと私」、中山洋子さん「青き帽子」
加藤 要さん「密度の高き影」、米田靖子さん「耳」
糸川雅子さん「日傘」、永島民男さん「四十一度」
山中律雄さん「ランチ」、花笠海月さん「整体」
藤森あゆ美さん「フリーウエイ」、永田 淳さん「アカヤマドリ」
後藤由紀恵さん「素裸」、鯨井可菜子さん「平和園の短歌ノート」
吉田隼人さん「青の時代」

6面
<特集>この一首で起こったこと
●エッセイ 秋山佐和子さん「緑の彗星」
●ミニエッセイ
横山三樹さん「日本の漢字」、影山美智子さん「カウンセリングマインド」
鹿井いつ子さん「人生の岐路」、風間博夫さん「卒哭忌」
岩尾淳子さん「放課後の少女」、虫武一俊さん「期待を捨てる」

7面
<特集>歌集を出して起こったこと
●エッセイ 松村正直さん「新たな自分との出会い」
●ミニエッセイ
横井ラクヨさん「生の転機」、杉本信道さん「お叱りのお蔭で」
小谷博泰さん「展開と飛躍」、五百川紘子さん「桜色の糸」
東野登美子さん「新たなスタート」、宇田川寛之さん「批評会前後」

8面
君山宇多子歌集『方位を指す』を読む
永井正子さんによる「付託に応える」
大辻隆弘さんによる「技術的成熟ということ」
作品10首 君山宇多子さん「少女」

<書評>
水沢遙子歌集『光の莢』井辻朱美さん
歌林の会編著『馬場あき子新百歌』栗木京子さん
丹波真人歌集『朝涼』久保田 登さん
大森静佳歌集『カミーユ』伊舎堂 仁さん
ほか歌誌特集号を掲載。

9面
増田淑子歌集『分水嶺』を読む
竹村紀年子さんによる「愛あまねく」
高貝次郎さんによる「法師蟬鳴く」
作品10首 増田淑子さん「桔梗」

<書評>
木畑紀子著『戦後の歌集を読む』梶原さい子さん
栗原 寛歌集『Terrarium』本多真弓さん
吉田久枝歌集『迷ひ人』小林幸子さん
ほか集会案内、歌集紹介を掲載。

10面
ニュース欄
・8・15を語る歌人のつどい―浜矩子氏らが講演
・「心の花」創刊百二十年記念大会
・現代歌人集会春季大会in奈良
・実朝祭短歌大会
・横浜歌人会研究会
・全日本短歌大会
・角川短歌賞
・現代短歌評論賞
・詩歌句評論大賞―本阿弥秀雄氏が受賞

11面
追悼・益永典子さん
安田純生さんによる「なりても若し」
・うたとの出会い77 脇中範生さん
・読者自選一首
・日本歌人クラブ『現代万葉集』×いりの舎コラボ企画 第6回

12面
・各地リポート
・読者の森
・編集部より