松井純代第2歌集『明日香のそよ風』が出来上がりました!
2018.10.11 17:05|刊行情報|
みなさん、こんにちは。
今日は新刊のお知らせです。
「日月」に所属する松井純代さんの
平成27年から30年の作品を収載した第二歌集、
『明日香のそよ風』 が出来上がりました!

幼いときに別れた生母への思いと、あたたかな愛情を以て育ててくれた祖父母のいた生家への望郷の念に溢れた第二歌集。素材は前集と重なる面もあるが、手法は格段に違ってきている。常に自分の歌を反省し、積極的に改めては前に進む著者の在り方に注目するものである。(永田典子「序」より)
●歌集より5首
眠られぬ夜に眺める屛風絵の谷間の川の流れ行く先
思い出の二つ三つほど携えていずこにゆきし青き扇子は
一本のピンで留めいる長き髪 ぬけばはらりと闇に広がる
目に見えぬ円を描きてここよりは出でぬと決めし長き歳月
言葉一つ荒れし大地に落ちゆきて真水のしずくとなりて広がる
四六判上製カバー装・176頁
装幀:巖谷純介
挿絵:松井友希
定価:2,200円+税
送料:164円
今日は新刊のお知らせです。
「日月」に所属する松井純代さんの
平成27年から30年の作品を収載した第二歌集、
『明日香のそよ風』 が出来上がりました!

幼いときに別れた生母への思いと、あたたかな愛情を以て育ててくれた祖父母のいた生家への望郷の念に溢れた第二歌集。素材は前集と重なる面もあるが、手法は格段に違ってきている。常に自分の歌を反省し、積極的に改めては前に進む著者の在り方に注目するものである。(永田典子「序」より)
●歌集より5首
眠られぬ夜に眺める屛風絵の谷間の川の流れ行く先
思い出の二つ三つほど携えていずこにゆきし青き扇子は
一本のピンで留めいる長き髪 ぬけばはらりと闇に広がる
目に見えぬ円を描きてここよりは出でぬと決めし長き歳月
言葉一つ荒れし大地に落ちゆきて真水のしずくとなりて広がる
四六判上製カバー装・176頁
装幀:巖谷純介
挿絵:松井友希
定価:2,200円+税
送料:164円