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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
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小島美智子・第1歌集『湖畔抄』が出来上がりました!

2019.01.28 17:20|刊行情報
1月も最終週になりました。いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のお知らせです。

歌誌「潮音」「潮」に所属する小島美智子さんの
平成元年からの作品をまとめた第一歌集『湖畔抄』 

が出来上がりました!

小島美智子歌集『湖畔抄』


鷺草に女三の宮や浮舟を思う著者は、かつての<文学少女>。そして鶺鴒の尾をタクトと見、冬の星座にピチカートを連想する音楽好きの詩人である。
愛してやまない函館・大沼特定公園の湖畔、森、そこに憩う鳥など、自然を優しく包んで詠む。一方では電話を忘れてプールの水をけり上げるという「文学少女」らしからぬ意表をつく歌もあり、爽やかで味わい深い歌集である。(平山公一「帯」より)


●歌集より5首
長旅の毛繕ひの白鳥冬の陽に一羽がうたへばまた一羽うたふ
透明なプールの水をけり上げる今朝の電話は忘れてゐます
午後になり会話の戻る野分あと鶺鴒の尾がタクト振りたり
子が使ひ孫いま使ふ顕微鏡「金魚の鱗」の標本いづこ
水面に姿映して羽ばたける白鳥の羽より金色のひかり

四六判上製カバー装・216頁
序・帯文:平山公一
カバー写真:小島栄樹
定価:2,500円+税
送料:164円

利根川 発・第18歌集『冬の蒼穹』が出来上がりました!

2019.01.22 18:38|刊行情報
みなさん、こんばんは。
大寒に突入しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のお知らせです。

歌誌「花實」発行人の利根川発さんの
平成26年9月から平成28年12月までの作品485首を収録した
第十八歌集『冬の蒼穹』
が出来上がりました!

花實叢書163篇・花實創刊80周年記念出版2篇

利根川発歌集『冬の蒼穹』

鋸屑(のこくづ)をあびつつ梅の高枝剪り眼(まなこ)あくるに冬の蒼穹

から集名を付けました。少し歯の浮くような集名かもしれませんが、田舎の冬空の深く澄んだ蒼は、特に冬がすばらしい。雲一つない、どこまでも吸い付けられるような蒼穹は私だけのものです。(あとがきより)

●歌集より5首
蔕の刺指にさやりてまた痛し紫紺の茄子を摘む朝の畑
里芋の葉は枯れ初めて水を欲る夕べの風に葉を振りながら
瞳孔を開く薬にぼやけたる視界に書けり歌の数首を
細く長き蠟燭の灯を吹き消せり八十路祝がるる我の生日
ミニトマトの茂りの影に暑を避けて赤きを二つ三つ頬張る

四六判上製カバー装・192頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:164円

古川よし第一歌集『似顔絵』が出来上がりました!

2019.01.07 17:40|刊行情報
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年最初のお知らせです。

「歩道」に所属する古川よしさんの昭和61年から平成28年までの作品をまとめた
第一歌集『似顔絵』が出来上がりました!

※よし(よしの字は、しめすへん+其)
古川棋歌集『似顔絵』


離れ住む孫の書きたる似顔絵に夫とわれの特徴のあり
福島県船引町に住む著者は、現実に怯むこと無く短歌を友として堂々と生きる姿が本集の抒情を貫いている。(秋葉四郎・帯より)


●歌集より5首
朝早く水見廻りし峡の田に鶯鳴けり水にひびきて
春彼岸詣づる墓地の坂の道逢ふ人のみな親しかりけり
雪積みて凍てし狭庭に黄緑の色やはらかき蕗のたう摘む
母呼べどかすかに口元動くのみひと言にてよし声をききたし
原発より四十五キロのわが家に気持ち安らぐことなく過す

四六判上製カバー装・284頁
帯文:秋葉四郎
装幀:南 一夫
装画:古川 哲
定価:2,500円+税
送料:164円

月刊「うた新聞」2019年1月号が出来上がりました!

2019.01.07 15:00|月刊「うた新聞」
2019年1月号が出来上がりました!

特集は
亥年アンケート&思い出の歌人と酒
です!

巻頭作品
春日真木子さん「明日へのページ」、高野公彦さん「天使の滝」
巻頭評論は栗木京子さん「お菓子の「お」――新春評論」

2面
山田富士郎さんによる<短歌想望>④断絶はある
藤島秀憲さんによる連載!<物語るうた>34「波の具合」
<遠近画法>添田哲平さん「言語と音楽修行」
<友の歌>は桜川冴子さん

3面
<今月のうたびと>永田 紅さん「演劇部」
<ライムライト>鑓水青子さん「私が短歌名人!?」
<私の暮らすまち>筒井早苗さん「変りゆく街」
<忘れないために>松田基宏さん「憲法第九条の光」
<作品時評>桜井京子さん「原発と鈴」

4面
小黒世茂さんによる連載!<西行のこころ>8「すべなき心」
大井 学さんによる連載!<さかなうたい>10「「よろこぶ」の中心?」
<玉城徹の歌>第13回 小池純代さん「一首一連一冊」

5面
睦月作品集
石川恭子さん「秋の山」、木下春子さん「鰤起こし」
永島道夫さん「鰻を食べる」、荻本清子さん「歳晩」
中地俊夫さん「猪」、梓 志乃さん「明日は明日の」
中川 昭さん「オキザリス」、谷口純子さん「電気代」
木下のりみさん「きゅうと泣く」、山谷英雄さん「初雪」
木立 徹さん「フォルテピアノ」、江國 梓さん「烏鷺(うろ)の戦」
小林敦子さん「薔薇の香り」、三田村正彦さん「蟻」
山田未来穂さん「野良猫」、朋 千絵さん「柚子の実」
月岡道晴さん「飯のひと匙」、屋良健一郎さん「いい正月でーびる」
立花 開さん「野火の響き」

6面
<特集>亥年アンケート
竹村紀年子さん、山野吾郎さん、
松坂 弘さん、磯田ひさ子さん、
秋山佐和子さん、桜井美保子さん、
川野里子さん、棗 隆さん、
嵯峨直樹さん、楠 誓英さん

7面
<特集>思い出の歌人と酒
大下一真さん「方代と鎌倉飯店」、沢口芙美さん「口説いてる?」
阿木津 英さん「しゃこと文箱」、谷岡亜紀さん「遥か昔の事に思えるが」
松平盟子さん「日本酒の深き歓び」、内田 弘さん「生きる喜び」

8面
平山公一歌集『鋼』を読む
千々和久幸さんによる「愛しい日日を眠らす」
下村すみよさんによる「むつごらうの歌」
作品10首 平山公一さん「一周忌」

<書評>
橋本喜典歌集『聖木立』佐藤通雅さん
春日いづみ歌集『塩の行進』堀田季何さん
沢口芙美著『歌人たちの昭和―迢空・文明を中心に』花山多佳子さん
桜井京子歌集『超高層の憂鬱』美濃和哥さん

9面
<書評>
菱川善夫著『塚本邦雄の宇宙Ⅰ・Ⅱ』田中 綾さん
江田浩司歌集『孤影』河田育子さん
辻 聡之歌集『あしたの孵化』染野太朗さん
田中教子著『覚醒の暗指』雲嶋 聆さん
ほか歌集紹介を掲載。

10面
ニュース欄
・第41回現代短歌大賞―春日真木子氏が受賞
・日本歌人クラブ創立70周年記念シンポジウム&第22回全九州短歌大会
・歌会始の儀―入選者決まる
・現代歌人集会秋季大会
・第13回明星研究会
ほか結社賞を掲載。

11面
うたとの出会い81 佐藤東子さん
・読者自選一首
・読者の森
・日本歌人クラブ『現代万葉集』×いりの舎コラボ企画 第10回
ほか歌誌創刊を掲載。

12面
・各地リポート
・作品募集
・編集部より