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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
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馬場あき子著『与謝野晶子論』が出来上がりました!

2019.03.20 16:40|刊行情報
みなさん、こんにちは。
桜前線とともに馬場あき子さんの『与謝野晶子論』 が出来上がりました!

馬場あき子が「かりん」を創刊後まもなく執筆した『鑑賞与謝野晶子の秀歌』を改訂、新たな年譜を付し、『与謝野晶子論』として待望の復刊!

馬場あき子著『与謝野晶子論』

晶子が一貫して主張したものは、芸術とは何か、という問いに対するきわめて大らかな回答であった。
晶子の作品評価は、近代短歌だけでなく、現代短歌の、そして日本の和歌の伝統が将来に生きてゆくために、より多面的に検討し、理解しなければならない問題を、なお宝庫のように秘めもっている 「あとがき」より

目次より
総合評価のまたれる歌人/『みだれ髪』の世界/『小扇』から『恋衣』への時代/『舞姫』『夢之華』の時代/『常夏』の時代/『佐保姫』の時代/明治末期の晶子の奮闘/巴里帰りの晶子/激動の時代の火の鳥の女/晶子の昭和期


四六判並製カバー装・276頁
装幀:片岡忠彦
定価:1,800円+税
送料:特別サービス

桑島久子・第一歌集『花菖蒲と宮森』が出来上がりました!

2019.03.19 18:02|刊行情報
みなさん、こんばんは。
今日は新刊のお知らせです。

歌誌「歩道」に所属し、平成2年から27年までの作品を収録した
桑島久子さんの第一歌集『花菖蒲と宮森』
が出来上がりました!

桑島久子歌集『花菖蒲と宮森』
歩道叢書

行く末を思へば不安限りなしされど歌にてこころを保つ
静岡から福島の神官のご主人の許に嫁ぎ、作歌を始めた後半生が歌集の主な背景になっている。人の一生にはさまざまな苦難があるのが常で、桑島さんの身辺も決して平坦ではなく、その上に東日本大震災が降りかかり、近くの原発事故、セシウムの線量不安も身近に体験し、切実な日々を過ごした。(秋葉四郎・帯より)

●歌集より5首
菖蒲咲き花々映る田の堀に鎌磨ぐ音の低く伝はる
山畑にブルーベリーを摘み終へて大気を深く吸ひて帰り来
原発の事故にて怖れこの町を離れし人ら声なく戻る
老いたりと自覚なけれど御辞儀するときに体のたびたびゆらぐ
一日に三往復があるのみの過疎の生地に空(から)のバス行く

四六判上製カバー装・304頁
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:特別サービス

月刊「うた新聞」2019年3月号が出来上がりました!

2019.03.14 16:46|月刊「うた新聞」
だんだんと暖かくなってきましたね。
「うた新聞」3月号が出来上がりました!ブログへのアップが遅くなってすみません。
3月号の特集は
東日本大震災から八年 いまの思いを詠う
です。

巻頭作品
田宮朋子さん「花活けボランティア」、萩岡良博さん「がんばれよ」
巻頭評論は五十嵐順子さん「新たなる『現代の血』」―岡山巌没後五十年」

2面
山田富士郎さんによる<短歌想望>⑥なぜ歌を作るのか
藤島秀憲さんによる連載!<物語るうた>最終回「ぴーん、だらり」
<遠近画法>中岡毅雄さん「俳句における遠近法」
<友の歌>は中山洋祐さん

3面
<今月のうたびと>小田鮎子さん「明治通り」
<ライムライト>浅野大輝さん「確認」
<私の暮らすまち>安藤チヨさん「おらだの暮らすまち」
<忘れないために>米田靖子さん「吐田米を作って」
<作品時評>桜井京子さん「希望の在り処」

4面
小黒世茂さんによる連載!<西行のこころ>最終回「かりそめの心」
大井 学さんによる連載!<さかなうたい>最終回「死後さばきにあう?」
<玉城徹の歌>第15回 西村美佐子さん「『道路』と『うぐいす餡ぱん』」

5面
弥生作品集
志野暁子さん「風船」、山下正義さん「槍烏賊」
柳澤美代子さん「菜の花」、山田 訓さん「麻疹(はしか)」
矢澤靖江さん「天窓」、永野喬平さん「昔、今」
山本雪子さん「夕影」、比嘉 清さん「学生の孫」
柚木まつ枝さん「息をひそめて」、多賀陽美さん「兄の三回忌」
かわすみさとるさん「雪の日」、安池菊夫さん「ベートーヴェンは凄い」
伊藤和好さん「ビックカメラの前にて」、森川多佳子さん「冬の香に」
さいかち真さん「柊の花」、髙畠憲子さん「薪・たきぎ」
清水亞彦さん「十便十宜図」、小林幹也さん「身の丈」
佐藤華保理さん「アリアドネ」

6面・7面
<特集>東日本大震災から八年 いまの思いを詠う
◎3首+ミニエッセイ
中村ときさん「団地夕暮」、熊谷淑子さん「季節は巡り」
山口明子さん「まぼろし」、八重嶋 勲さん「災害復興」
梶原さい子さん「壁」、斉藤 梢さん「轟く」
佐藤通雅さん「からすみ」、佐藤淑子さん「新成人」
山本秀子さん「故郷、伊藤誠二さん「顔をあげたのは」
吉田信雄さん「産土」、遠藤たか子さん「昼と夜」
佐藤輝子さん「#工場萌え」、藤田美智子さん「ガラスバッジ」
伊藤正幸さん「ゆりあげの浜」、小林真代さん「三月のうた」
大谷湖水さん「街は動く」、本田一弘さん「こんぱく」
中根 誠さん「復興」、片岡 明さん「答えは見えず」

8面
本阿弥秀雄歌集『梛の木なぎの実』を読む
久保田登さんによる「旅も日常」
佐波洋子さんによる「ドアと枯野」
作品10首 本阿弥秀雄さん「梅園」

<書評>
小島ゆかり歌集『六六魚』川野里子さん
米川千嘉子歌集『牡丹の伯母』富田睦子さん
俵 万智著『牧水の恋』大森静佳さん
萩岡良博著『やすらへ。花や。』渡 英子さん

9面
<書評>
玉井清弘歌集『谿泉』御供平佶さん
田中成彦歌集『瞑想曲』藤川弘子さん
永田 紅歌集『春の顕微鏡』駒田晶子さん
服部真里子歌集『遠くの敵や硝子を』
ほか歌集紹介を掲載。

10面
ニュース欄
・第23回若山牧水賞授賞式
・第30回歌壇賞授賞式
・茨城県歌人協会賞 野村喜義氏に決定
・現代短歌新人賞
ほか作品募集、集会案内、企画展、結社賞、訃報を掲載。

11面
うたとの出会い83 内野信子さん
・読者自選一首
・日本歌人クラブ『現代万葉集』×いりの舎コラボ企画 第12回

12面
・各地リポート
・読者の森
・編集部より

市野ヒロ子第2歌集『天気図』が出来上がりました!

2019.03.01 13:03|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日から3月ですね。
まもなく東日本大震災から8年が経とうとしています。

今日は新刊のお知らせです。

「八雁」に所属し、2007年から2018年にかけて約10年間の作品をまとめた
福島県いわき市出身の市野ヒロ子さんの第二歌集『天気図』
が出来上がりました!

市野ヒロ子歌集『天気図』


基幹産業の炭鉱業衰退、閉山相次ぎ、再生をめぐって揺れ動く磐城の町に少女期を過ごした市野ヒロ子にとって、三・一一の大津波と原発事故とは身を抉る苦痛だった。政策のままに翻弄される民びとを悲しみ、草木・小動物をも敏感な感覚をもってとらえ、現実のすがたを彫り上げる。そこには人なつかしいユーモアも一筋流れている。―――阿木津 英「帯」より

●歌集より5首
曳く犬を叱りてフツウニ歩キナサイ 普通の歩き方とはいかに
天道虫つまむ指(および)に伝はり来(く)逃れむとする虫の力は
大地震(なゐ)に果てし骸(むくろ)の捨て置かれ放射線日日ふりそそぎたり
万億の民の嘆きのにじむごと木枯しのそら夕焼けくらし
庭先の鉢にふうせんかづらの実とほき韻(ひび)きをふふむがごとく

四六判上製カバー装・216頁
帯文:阿木津 英
装幀:倉本 修
定価:2,500円+税
送料:164円