桜田和子・第二歌集『秋を待つ』が出来上がりました!
2019.07.02 13:41|刊行情報|
7月になりました。今年もはや後半に突入です。
九州での豪雨で被害に遭われている皆様にお見舞い申し上げます。
今日は新刊のお知らせです。
桜田和子さんの第二歌集『秋を待つ』が出来上がりました!

新日本歌人協会叢書第641篇
新日本歌人協会に所属し、平和と作歌の道を歩んできた著者の第二歌集。
今、思えば、桜田さんは人生最後の力を振り絞って校正のペンを握ったのであろう。自身の全人生を綴った歌集の内容を見届けて、夫の幸治さんに手を取られて息を引き取ったのである。桜田さんが全力を投じた平和活動、そして短歌への情熱、命ある最後の最後まで力を出し切った桜田さんとその生涯を思うと涙が止まらない。(藤田貴佐代「解説」より)
●歌集より5首
我もまた北陸の女富山の子たたかう女の血を引き継ぐか
被曝土を詰めし袋は黒々と山と積まれて行く先もなし
朝陽受けきらきら光る桜葉よ今年の紅葉(もみじ)ひときわ赤し
ゆず・みかん・金柑たわわに実る午後見上げて歩く冬陽が温い
戦争なく自由と平等に生きること傘寿の年の新たな決意
四六判上製カバー装・168頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,000円+税
送料:164円
九州での豪雨で被害に遭われている皆様にお見舞い申し上げます。
今日は新刊のお知らせです。
桜田和子さんの第二歌集『秋を待つ』が出来上がりました!

新日本歌人協会叢書第641篇
新日本歌人協会に所属し、平和と作歌の道を歩んできた著者の第二歌集。
今、思えば、桜田さんは人生最後の力を振り絞って校正のペンを握ったのであろう。自身の全人生を綴った歌集の内容を見届けて、夫の幸治さんに手を取られて息を引き取ったのである。桜田さんが全力を投じた平和活動、そして短歌への情熱、命ある最後の最後まで力を出し切った桜田さんとその生涯を思うと涙が止まらない。(藤田貴佐代「解説」より)
●歌集より5首
我もまた北陸の女富山の子たたかう女の血を引き継ぐか
被曝土を詰めし袋は黒々と山と積まれて行く先もなし
朝陽受けきらきら光る桜葉よ今年の紅葉(もみじ)ひときわ赤し
ゆず・みかん・金柑たわわに実る午後見上げて歩く冬陽が温い
戦争なく自由と平等に生きること傘寿の年の新たな決意
四六判上製カバー装・168頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,000円+税
送料:164円