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irinosha

Author:irinosha
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岡安きえ子・第二歌集『穭田の空』が出来上がりました!

2019.09.11 17:44|刊行情報
今日の新刊のお知らせ、2冊目です。

「長風」に所属する岡安きえ子さんの
平成20年から30年までの作品をまとめた第二歌集
『穭田(ひつじだ)の空』が出来上がりました!


岡安きえ子歌集『穭田の空』2

長風叢書第301篇

十三代続く農家の嫁として、別棟に住む義父母に仕えながら農作業に馴染む。東日本大震災では、宮城県亘理町の生家が津波に吞まれる被害に遭う。幸いに身内に死傷者はなかったが、この事は大きな衝撃であったろう。そうした経験も踏まえ、明るく真摯に生きる著者の第二歌集。(金子正男「帯」より)

●歌集より5首
堤防を壊し津波は生家吞む更地の隅に木瓜いちりんが
われの顔見つけて手を振る兄と姉避難所に早や二か月近し
嘴太の群れて従きゆく田おこしをなすトラクターの前に後ろに
サンバイザーの鍔深くさげペダル漕ぐいつもと違う世界が見える
馬鈴薯の花咲く畑を思いつつ慣れぬ手に鍬持ちて耕す

四六判上製カバー装・208頁
帯文:金子正男
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

宇野一夫第一歌集『こころみ』が出来上がりました!

2019.09.11 17:36|刊行情報
このたびの台風15号の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

今日は新刊のお知らせです。
「新アララギ」の編集委員を務める宇野一夫さんの
昭和61年から平成27年までの作品をまとめた
第一歌集『こころみ』が出来上がりました!


宇野一夫歌集『こころみ』

「歌は私のこころの中を見るものであり、つねにこころみている私自身である」と著者は「あとがき」に記す。歌集全体にこのことは言えよう。在学中、宗教教育が盛んで仏教もカトリックも学んでおり、その宗教心がこの歌集に底流している。その顕著なものが懺悔の意識であろう。仕事、子育てといわず随所に詠まれていて歌を深くしている。いずれも歴史の光と陰に焦点を当てて、沈着、冷静に詠まれた稀にみる好著である。(實藤恒子「跋」より)

●歌集より5首
ねむり深き吾が子にしあれどたなぞこにこゆびふるればしかとにぎりぬ
かがまりて赤子の指の爪を切る午前零時の妻の仕事よ
左手を握ればかすかに握り返す母のたなごころ温かくして
過酷なる労働の果てに筋肉痙攣にて箸さへもてぬ晩年の父よ
共共に病重りて町医者に通ふ日の増え睦まじくなる

四六判上製カバー装・212頁
跋文:實藤恒子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

月刊「うた新聞」2019年9月号が出来上がりました!

2019.09.09 17:39|月刊「うた新聞」
この度の台風の被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

月刊「うた新聞」9月号が出来上がりました!
特集は夏から秋へ~うつろう季節に詠うです。

巻頭作品
久々湊盈子さん「黒きうねり」、山谷英雄さん「夏の日々」
巻頭評論は松平盟子さん「晶子短歌への<読み>の深さ―馬場あき子著『与謝野晶子論』」

2面
島田修三さんによる<短歌想望>⑥短歌の不自由
古谷 円さんによる連載!<時代を映すうた>第6回絶滅するまで
<遠近画法>松尾清隆さん「まじめな空想」
<友の歌>は鬼束美佐子さん

3面
<今月のうたびと>相沢かろさん「いったんやめて白鷺」
<ライムライト>生田亜々子さん「あのときの返事」
<私の暮らすまち>藤岡武雄さん「縄文人のムラ千枚原」
<忘れないために>謝花秀子さん「差別ということ」
<作品時評>君山宇多子さん「歌をもて伝えること」

4面
秋葉四郎さんによる連載!<渉猟 茂吉の歌>第6回「茂吉家の人々」
春日いづみさんによる連載!<食卓のある風景>第6回「食前の祈り」
<玉城徹の歌>第21回 棗  隆さん「心の微動」

5面
長月作品集
鵜田久子さん「まろき地球」、稲村恒次さん「忘れ草」
日野きくさん「夏の会」、横山岩男さん「涼しきに」
船橋貞子さん「米田律子先生を悼む」、藤倉文子さん「白き花」
渡辺恵子さん「放心の体」、前川佐重郎さん「秋の翼」
岩本坦洋さん「奥穂高岳山行」、鈴木隆夫さん「『もの』と『こと』」
大林明彦さん「歴史」、井上槇子さん「日日の暮し」
風間博夫さん「指の腹」、三枝むつみさん「夏の庭」
青戸紫枝さん「筒鳥のこゑ」、長嶺元久さん「ランドルト環」
河田育子さん「大戦挽歌」、宇田川寛之さん「響き」
石川美南さん「まぶしい(LANDその20)」

6面 7面
<特集>夏から秋へ~うつろう季節に詠う
●作品7首+エッセイ
吉村睦人さん「待たれる秋」、伊勢方信さん「夜の蒸気」
紺野万里さん「人の来るまで」、阿木津 英さん「一吹きの息」
川本千栄さん「窓からの風」、広坂早苗さん「こずゑのごとき」
大井 学さん「風」、月岡道晴さん「流離の蝶」

8面
高橋協子歌集『長屋門』を読む
押山千恵子さんによる「照らし合う命の歌」
小島熱子さんによる「ゆかしき風土」
作品10首 高橋協子さん「牧場カフェ」

<書評>
吉川宏志歌集『石蓮花』田口綾子さん
押切寛子著『石川信夫の中国詠』村島典子さん
木ノ下葉子歌集『陸離たる空』林田恒浩さん
ほか歌誌特集号を掲載。

9面
<書評>
松澤俊二著『プロレタリア短歌』澤村斉美さん
山下翔歌集『温泉』竹中優子さん
光本恵子著『口語自由律短歌の人々』川﨑勝信さん
千葉 聡著『90秒の別世界』小島なおさん
ほか歌集紹介を掲載。

10面
ニュース欄
・8.15を語る歌人のつどい―海老名香葉子氏が講演
・第41回「かりん」全国大会
・橋本喜典さんを偲ぶ会
・角川短歌賞
・短歌研究新人賞/現代短歌評論賞
ほか、集会案内、企画展、結社賞、作品募集を掲載。

11面
・うたとの出会い89 田丸 浩さん
・読者自選一首
・日本歌人クラブ『現代万葉集』×いりの舎コラボ企画 第18回
を掲載。

12面
・各地リポート
・読者の森
・編集部より

月刊「うた新聞」は消費税増税に伴い、定価を・・・

(がんばって)据え置きします!

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