大久保千鶴子第二歌集『夕鶴』が出来上がりました!
2019.11.28 17:35|刊行情報|
いよいよ11月も下旬。今年もあと1ヶ月ほどとなりました。
今日は新刊のお知らせです。
「新アララギ」「ヒムロ」に所属する大久保千鶴子さんの
平成13年から30年に至る18年間の作品より661首を収録した
第二歌集『夕鶴』が出来上がりました!

この歌集も、第一歌集の延長線上の日常詠が主となっている。母、夫という最も切実な人との死別があり、早く戦死した父を悲しみ、反戦、反核の明確な意思表示があり、深く、優れた作品が多い。満身創痍の身で、その好奇心と器用さと強靭さで、「新アララギ」「ヒムロ」の叙情歌人として誉れ高い。(實藤恒子「跋」より)
●歌集より5首
父在さばと思ふときありルソンにて三十三歳戦死の父を
いまだ温き背(せな)足み手よこの手にてただ働きしたらちねの母よ
『夕鶴』のつうのやうだとたどたどと夫言ふ傍に機織り倦まず
全身麻酔の覚めゆく時に朦朧(もうろう)と歌を作れと迫るは誰ぞ
好奇心の強き人よと言はれつつ楽しかりしよあなたとひと世
四六判上製カバー装・232頁
跋:實藤恒子
題字:五味栄子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円
今日は新刊のお知らせです。
「新アララギ」「ヒムロ」に所属する大久保千鶴子さんの
平成13年から30年に至る18年間の作品より661首を収録した
第二歌集『夕鶴』が出来上がりました!

この歌集も、第一歌集の延長線上の日常詠が主となっている。母、夫という最も切実な人との死別があり、早く戦死した父を悲しみ、反戦、反核の明確な意思表示があり、深く、優れた作品が多い。満身創痍の身で、その好奇心と器用さと強靭さで、「新アララギ」「ヒムロ」の叙情歌人として誉れ高い。(實藤恒子「跋」より)
●歌集より5首
父在さばと思ふときありルソンにて三十三歳戦死の父を
いまだ温き背(せな)足み手よこの手にてただ働きしたらちねの母よ
『夕鶴』のつうのやうだとたどたどと夫言ふ傍に機織り倦まず
全身麻酔の覚めゆく時に朦朧(もうろう)と歌を作れと迫るは誰ぞ
好奇心の強き人よと言はれつつ楽しかりしよあなたとひと世
四六判上製カバー装・232頁
跋:實藤恒子
題字:五味栄子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円