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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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月刊「うた新聞」2020年6月号が出来上がりました!

2020.06.11 18:41|月刊「うた新聞」
月刊「うた新聞」2020年6月号(99号)が出来上がりました!

特集は
①水無月にうたう~作品7首+エッセイ~
②私の大好きな一冊

の二本立てです。

巻頭作品は
香川哲三さん「ダブルバインド」、米川千嘉子さん「レモンの木」
巻頭評論は三井 修さん「帰るなき能登―岡部文夫・没後三十年」

2面
川本千栄さんによる<短歌想望>近代文語の賞味期限③
大辻隆弘さんによる連載!<≪てにをは≫を読む>第3回限定と浮遊の「は」
<遠近画法>福間健二さん「大いなる不満」
<友の歌>中山洋子さん

3面
<今月のうたびと>山下 翔さん「うたが巧い」
<ライムライト>鍋島恵子さん「ふたつの歌」
<私の暮らすまち>中野昭子さん「なんで」
<忘れないために>玉城寛子さん「石ころや土塊にも」
<作品時評>小林さやかさん「刹那を生きる」

4面
秋葉四郎さんによる連載!<渉猟 茂吉の歌>第15回「茂吉肉筆のある歌」
<野ボール応援歌>第3回桑原正紀さん「広島東洋カープ」
玉城徹の歌・第28回 阿木津 英さん「五月」

5面
水無月作品集
石幡せつ子さん「廃園の薔薇」、古屋 清さん「ぶだう畑の五月」
野村二郎さんさん「モモ配る」、石井照子さん「今日も手をふる」
大橋栄一さん「混濁の目覚め」、大塚洋子さん「雨上がり」
江藤九州男さん「自粛ムード」、今西節子さん「二輪草」
中埜由季子さん「斎王桜」、長谷川 肇さん「手作り雛人形」
本阿弥秀雄さん「はるじをん」、柴田文子さん「樟さやぐ」
横山季由さん「コロナ禍」、丸山三枝子さん「自動販売機」
前川斎子さん「春の食卓」、関谷啓子さん「チャイム」
喜多弘樹さん「三輪清浄」、山田未来穂さん「宇宙船」
吉田隼人さん「勝ち逃げの自殺」

6面
<特集>①水無月にうたう~作品7首+エッセイ~
玉井清弘さん「訶梨勒」、秋山佐和子さん「ディスタンス」
本木 巧さん「人も通らぬ」、西村美佐子さん「八階にて」

7面
<特集>②私の大好きな一冊
小西久二郎さん、梓 志乃さん、砂田暁子さん、丹波真人さん、間瀬 敬さん
笹谷潤子さん、森本 平さん、齋藤芳生さん、辻井竜一さん、石川美南さん

8面
本多俊子歌集『からから揺れき』を読む
平林静代さんによる「小さな具体を大切に」
本田一弘さんによる「秩父と家族への愛」
作品10首 本多俊子さん「言霊」

<書評>
山村泰彦歌集『三余荘の歌』村岡嘉子さん
藤岡武雄著『近代短歌を探る』沢口芙美さん
雁部貞夫自選歌集『わがヒマラヤ』青戸紫枝さん
ほか歌集紹介を掲載。

9面
<書評>
十鳥敏夫歌集『晨光』中西洋子さん
佐藤千代子歌集『あれから』小黒世茂さん
齋藤芳生歌集『花の渦』富田睦子さん
佐佐木定綱歌集『月を食う』時田則雄さん
ほか歌集紹介を掲載。

10面
<特別エッセイ>
麻生由美さん「小径の記憶」
鮫島 満さん「養狐場のうた」
ほか歌誌特集号を掲載。

11面
―追悼・大塚布見子さん―
「たゆまぬ意志のひと」久々湊盈子さん
<うたとの出会い>98 渋谷みづほさん
・読者自選一首
ほか結社賞を掲載。

12面
<ニュース>日本歌人クラブ新会長に藤原龍一郎氏
・各地リポート
・作品募集
・編集部より

定期購読はこちらからお申込み・お支払いいただけます。
まもなく月刊「うた新聞」は100号を迎えます。
創刊から購読してくださっている皆様に、心より御礼を申し上げます。
まだ購読されていない方はこの機会にぜひ、年間定期購読をよろしくお願いいたします。

中道和子・第一歌集『庭樹樹のこゑ』が出来上がりました!

2020.06.11 17:54|刊行情報
みなさん、こんばんは。
今日から東京は梅雨入りだそうです。

そんな中、今日は新刊のお知らせです。
平成15年に「花實」に入会し、平成31年までの作品591首を収めた
中道和子さんの第一歌集『庭樹樹のこゑ』
が出来上がりました!

中道和子歌集『庭樹樹のこゑ』

花實叢書第172篇
花實創刊80年記念出版11篇


一首一首丁寧に淡々と詠んでいて、なぜか人を引き付けてやまない。大きな盛り上がりやストーリーがある訳ではない。「人生山あり谷あり」という。「谷」の部分はあえて詠まない。「山」の部分を詠んで愚痴を言わないのが特徴で、学ぶべきと思った。長年培われてきた短歌修練の賜物である。(利根川 発「跋」より)

●歌集より5首
池の辺は釣りをする人描(ゑが)く人われも並びて睡蓮を描く
郭公の鳴く度夫はわれを呼ぶ住む環境の倖せ言ひて
「充分に生きたよ」としも言ひ続け父は逝きたり母待つ黄泉へ
両岸を映す水照りの柳川を棹さす小舟に身をまかせゆく
溶岩のあはひ押し分け生ふる草小花咲かせて風に揺れゐる

A5判上製カバー装・240頁
跋:利根川 発
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:200円

福田セン・第一歌集『窓辺の席に』が出来上がりました!

2020.06.05 18:55|刊行情報
本日2冊目の新刊の紹介です。

「上福岡短歌会」を経て2002年に「花實」に入会、
2008年に花實新人賞を受賞した
福田センさんの第一歌集『窓辺の席に』
が出来上がりました!

福田セン歌集『窓辺に席に』

花實叢書第170篇
語彙が現代語・古語を含めて実に豊かである。同じ言葉でも雅語をより好まれるようである。短歌表現は言葉の斡旋と思うのだが、福田さん独特の言語感覚を持っていられる。(利根川 発「跋」より)

●歌集より5首
おごそかに咲ける深紅の冬さうび朝の光の冴え冴え及ぶ
呼ぶ夫と見しのち一人幾度も出でては仰ぐしちせきの月
勤めより帰り来たりし子と作る夜のテラスに雪兎など
病む姉に短き手紙書く夕べ窓に虫の音途切れてはまた
鹿(しし)おどしの音澄み通る詩仙堂さざん花白く庭にも咲ける

A5判上製カバー装・240頁
題字:福田亜紀
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:200円

小山常光・第一歌集『出会い』が出来上がりました!

2020.06.05 18:48|刊行情報
みなさん、こんばんは。
あっという間にもう6月ですね。
今日は新刊のお知らせが2冊あります。

まず、1冊目は・・・
「歌と観照」の発行人で、1992年からの作品500首余を収録した、
小山常光さんの第一歌集『出会い』
が出来上がりました。

小山常光歌集『出会い』

歌と観照叢書第296篇
小山さんの歌は肯定の文学なのである。妻と共にあって幸いなりし日々も、永訣の後も、生き方に納得があり、日々に充実があり、それを運命と言ってよいのなら、運命を受容する心の広さがある。思えば、その寛大さはわれわれも恃みとしてきた。(五十嵐順子「跋」より)

●歌集より5首
「会者定離」二度の召集受けし父の我に教えてくれし言の葉
帰省する我を待ちかね街角に卒寿の母は腰掛けており
「はいはいを母が始めて半夏生」と詠みて弟新聞に載る
我が妻は長野に生れて湘南に住みて眠るは鎌倉の地に
八人の孫にめぐまれ暮らす日々すべての元は君との出会い

四六判上製カバー装・216頁
装画・題簽:小山常光
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円