温井松代・第8歌集『起伏』が出来上がりました!
2021.08.30 20:33|刊行情報|
みなさん、こんばんは。
本日4冊目の歌集紹介です。
今年創立40周年を迎える「濤声」の主宰で、
平成26年に日本短歌雑誌連盟功労賞を受賞した
温井松代さんの第8歌集『起伏』
が出来上がりました!

濤声叢書第33篇
頑固で愚痴っぽい創立者を未だに好きだと言ってくれる人達がいて、続けられた「濤声」である。恩顧を被った先人の方々、今も温かい交流を頂く方々あってのうた作りの人生がある。この幸せを享受し、もう暫くは生きたい。生きる努力をしたいと思う。(温井松代「あとがき」より)
●歌集より5首
冬の花植うるとはせで荒れしめし庭に芽吹かむものをひた待つ
みづからの為すべき家事のひとつなし少しく残す明日在るために
庭隅の花にも小さき起伏あり季(とき)を外して咲く小海老草
ことば添へ言葉削りてづかづかと踏み入りてゐる他者の領域
あたたかき日の差す部屋に瞑りゐて妻たりし日の哀楽を恋ふ
四六判上製カバー装・192頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円
本日4冊目の歌集紹介です。
今年創立40周年を迎える「濤声」の主宰で、
平成26年に日本短歌雑誌連盟功労賞を受賞した
温井松代さんの第8歌集『起伏』
が出来上がりました!

濤声叢書第33篇
頑固で愚痴っぽい創立者を未だに好きだと言ってくれる人達がいて、続けられた「濤声」である。恩顧を被った先人の方々、今も温かい交流を頂く方々あってのうた作りの人生がある。この幸せを享受し、もう暫くは生きたい。生きる努力をしたいと思う。(温井松代「あとがき」より)
●歌集より5首
冬の花植うるとはせで荒れしめし庭に芽吹かむものをひた待つ
みづからの為すべき家事のひとつなし少しく残す明日在るために
庭隅の花にも小さき起伏あり季(とき)を外して咲く小海老草
ことば添へ言葉削りてづかづかと踏み入りてゐる他者の領域
あたたかき日の差す部屋に瞑りゐて妻たりし日の哀楽を恋ふ
四六判上製カバー装・192頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円