渡辺君子・第1歌集『鹿の来る庭』が出来上がりました!
2021.12.30 18:48|刊行情報|
みなさん、こんばんは。
今日は仕事納めですが、二冊目の新刊紹介です。
1991年に「香蘭」に入会し、2010年に第一同人になった
渡辺君子さんの第一歌集『鹿の来る庭』
が出来上がりました!

香蘭叢書第259篇
朝夕に富岳を仰ぐ山峡の村で自然に触れ詩魂を磨いてきた作者、子の成長を見守り夫と家を盛り立ててきた珠玉の日々がここに一篇のドラマとして結晶した。作歌歴はすでに四十年を越え、人が生きて愛することの貴さを瑞瑞しく歌い上げた第一歌集。(千々和久幸「帯」より)
●歌集より5首
心して生きねばならぬ吾子四人の澄んだ瞳が我を見ている
陽に干してかび拭いおり逝きし子の小銭ばかりの入りたる財布
春の雪とくるに早き縁側によべの宴のマニキュア落とす
山の斜面に足ふんばりて草を刈る夫が遠見ゆ二階の窓に
鹿は奈良にいると昔は思いしに今は我が家の庭を横切る
四六判上製カバー装216頁
帯:千々和久幸
跋文に代えて:桜井京子
装幀:君嶋真理子
定価:2,860円(本体2,800円+税10%)
送料:200円
今日は仕事納めですが、二冊目の新刊紹介です。
1991年に「香蘭」に入会し、2010年に第一同人になった
渡辺君子さんの第一歌集『鹿の来る庭』
が出来上がりました!

香蘭叢書第259篇
朝夕に富岳を仰ぐ山峡の村で自然に触れ詩魂を磨いてきた作者、子の成長を見守り夫と家を盛り立ててきた珠玉の日々がここに一篇のドラマとして結晶した。作歌歴はすでに四十年を越え、人が生きて愛することの貴さを瑞瑞しく歌い上げた第一歌集。(千々和久幸「帯」より)
●歌集より5首
心して生きねばならぬ吾子四人の澄んだ瞳が我を見ている
陽に干してかび拭いおり逝きし子の小銭ばかりの入りたる財布
春の雪とくるに早き縁側によべの宴のマニキュア落とす
山の斜面に足ふんばりて草を刈る夫が遠見ゆ二階の窓に
鹿は奈良にいると昔は思いしに今は我が家の庭を横切る
四六判上製カバー装216頁
帯:千々和久幸
跋文に代えて:桜井京子
装幀:君嶋真理子
定価:2,860円(本体2,800円+税10%)
送料:200円
tag:短歌