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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
いりの舎のブログへようこそ。
下北沢駅南西口から徒歩3分ぐらいの場所にあります。
電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
ホームページ:http://irinosha.com/
E-mail:chumon☆irinosha.com
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渡辺君子・第1歌集『鹿の来る庭』が出来上がりました!

2021.12.30 18:48|刊行情報
みなさん、こんばんは。
今日は仕事納めですが、二冊目の新刊紹介です。

1991年に「香蘭」に入会し、2010年に第一同人になった
渡辺君子さんの第一歌集『鹿の来る庭』

が出来上がりました!

渡辺君子『鹿の来る庭』
香蘭叢書第259篇

朝夕に富岳を仰ぐ山峡の村で自然に触れ詩魂を磨いてきた作者、子の成長を見守り夫と家を盛り立ててきた珠玉の日々がここに一篇のドラマとして結晶した。作歌歴はすでに四十年を越え、人が生きて愛することの貴さを瑞瑞しく歌い上げた第一歌集。(千々和久幸「帯」より)

●歌集より5首
心して生きねばならぬ吾子四人の澄んだ瞳が我を見ている
陽に干してかび拭いおり逝きし子の小銭ばかりの入りたる財布
春の雪とくるに早き縁側によべの宴のマニキュア落とす
山の斜面に足ふんばりて草を刈る夫が遠見ゆ二階の窓に
鹿は奈良にいると昔は思いしに今は我が家の庭を横切る

四六判上製カバー装216頁
帯:千々和久幸
跋文に代えて:桜井京子
装幀:君嶋真理子
定価:2,860円(本体2,800円+税10%)
送料:200円

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌

長野 晃・第3歌集『わが道を行け』が出来上がりました!

2021.12.30 18:12|刊行情報
みなさん、こんばんは。
今日は仕事納めですが、新刊紹介です。

「新日本歌人協会」、「新アララギ」、「短詩形文学」、「塔」、「合歓」、「林泉」等に所属し、2015年後半から2017年の468首の作品をまとめた、長野晃さんの第三歌集『わが道を行け』
が出来上がりました!


長野晃『わが道を行け』

今年、七七歳・喜寿を迎える中で、『コーヒーブレイク』上梓から五年余りの詠草を歌集にすることにしました。とりわけ、本歌集の編集の前に、私を短歌に導いていただいた師である田中礼(新日本歌人協会会員、京大名誉教授)、水野昌雄(短詩形文学、現代歌人協会会員)のお二人が次々に亡くなられ、今後の短歌の姿勢が問われることになりました。二人の先生から、宿題として利リズム短歌の探求、進化に励むように言われ、微力ながら洗え当てて二人の師の業績を学び、広い視野に立って作歌を続けなければと思いを新たにしています。(あとがきより)

●歌集より5首
ガン告知されし青空ふるわせてイカルガの声さえずり止まず
幾億のベクレル放つ汚染水病みて止めざるわれらが祖国
人と人が殺しあうこと止めようよ憲法九条ただそれだけのこと
フラメンコのカホンのリズムに指先をくねらす娘は別人になる
歌うとはいのちの訴えが語源とぞ 我も謳わんいのちの歌を

四六判並製カバー装172頁
題字・書:長 勝昭
イラスト:永安真美
装幀:南 一夫
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
送料:200円

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌

横山岩男・第9歌集『うたの歳月』が出来上がりました!

2021.12.28 19:36|刊行情報
みなさん、こんばんは。
仕事納めをした方々もいらっしゃるかもしれませんが、
まだまだいりの舎は仕事納まりません。
今日は新刊紹介です。

1952年に「国民文学」に入会し、2020年から代表を務める
横山岩男さんの456首の作品をまとめた第九歌集『うたの歳月』

が出来上がりました!


横山岩男『うたの歳月』

國民文學叢書第596篇

平成と共に歩みて三十年勤めを辞めてうたの歳月
昭和二十七年、十九歳のときに「国民文学」に入会。以来、松村英一、千代國一への師恩を胸に、うたと共に歩んできた歳月。一首一首を大切に、歌境は一層の深まりを見せている。(「帯」より)

●歌集より5首
一閃のひらめく如き音を立て柱はためたる力を抜くや
海の上にかかれる虹を二駅ほど海べを走る車窓に見たり
過去にして過去にはあらず戦後史を学ぶに戦後を生きたる一人
道にまで枝広げゐし一つ木の欅伐られて空ひろがれり
思ひの外元気な青に現れぬリモート面会の小さき画面

四六判上製カバー装188頁
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌

花實鳩山支部・合同歌集第五集『百鳥のこゑ』が出来上がりました!

2021.12.16 17:56|刊行情報
みなさん、こんばんは。今日は2冊目の新刊紹介です。

五年に一度発刊している、
花實鳩山支部の合同歌集第五集『百鳥のこゑ』

が出来上がりました!

『百鳥のこゑ』

花實鳩山支部 花實叢書第176篇

『百鳥のこゑ』は五年に一度の発刊である先人から引き継ぎ第五集となる。今回は、二十二名の参加者の協力で発刊のはこびとなった。歌は各自が、五年の間に詠まれた中より、良かれと思われた自選の五十首である。(「あとがき」より)

●参加者●
会川淳子、青木 稔、新井 薫、石井育子、岩田眞紀子、
鎌田八重子、上堀昭宏、神辺幸夫、小櫻京子、小峰冨美子、
斎藤稔子、坂本祐子、柴田春海、杉山惠美、杉山廣子、
塚本慶子、利根川文子、利根川 発、内藤昌子、福島浩子、
宮崎登代子、若宮恵子

四六判上製カバー装272頁
序・利根川 発
跋・内藤昌子
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌

磯田昭代・第1歌集『知足』が出来上がりました!

2021.12.16 17:17|刊行情報
みなさん、こんばんは。今日は新刊紹介です。

1995年に「歌と観照」に入会し、25年間の作品をまとめた
磯田昭代さんの第一歌集『知足』

が出来上がりました!

磯田昭代『知足』

歌と観照叢書第301篇

一集を血脈のごとく貫いているのは家族の歌である。故里に眠る父母、三人の娘さん、お孫さんはおりおりに登場し、しみじみさせ、はらはらさせる。しかし何といっても磯田さんの心の錘は夫君である。その入院、永訣の歌は重いが、心に残る。翻って、新しい命の歌は、微笑ましい。(五十嵐順子「跋」より)

●歌集より5首
道の辺にぽつりぽつりと吾亦紅ふるさとの野はいつも優しい
幼らが「かごめかごめ」と遊ぶごと輪舞して降る歳晩の雪
お茶杓の銘は「知足」でございます 心に決めて臨む稽古場
炉の炭の熾るが如く雲のはし赫く燃えたち朝の日昇る
五島はナ椿の島サ二月には椿祭りがあるトヨ来ト良カ

四六判上製カバー装228頁
跋:五十嵐順子
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌

西久保征史・第1歌集『畳屋その後』が出来上がりました!

2021.12.14 19:20|刊行情報
みなさん、こんばんは。今日は新刊紹介です。

昭和41年より「青垣」に入会し、398首を収めた作品に加え、
次女である相澤貴詠さんの『子育て日記』157首を合わせた
西久保征史さんの第一歌集『畳屋その後』

が出来上がりました!

西久保征史『畳屋その後』

歌に生きる、などと口はばったいことは言えないが、日々生きてゆく過程において、糧になっていることは確かである。この先、心にめざす歌を作れるようになりたい。なお、次女・相澤貴詠の作品を『子育て日記』として、ここに収めた。まだ日の浅い娘だが、私の力量乏しい歌を含めて、ご一読願えれば幸いである。(「あとがき」より)

●歌集より5首+3首(相澤貴詠氏作品)
三錠の薬をたのみ吞みて出づあとひと月は畳縫ひたし
畳屋を辞むると決めぬしかすがに手放しがたしこのたたみ針
畳屋を辞むればおのづわが身よりうすれゆくらし畳のにほひ
辞めてより触れもせざりし畳台ベランダの隅に十三年が
畳台壊すと決めていさぎよく鋸を当つ台の真中に
<相澤貴詠作品『子育て日記』より>
噴水のごとく出てくるわが乳を子に飲ませたし病めるベッドに
雨の夜にペダルをこぎて駆けつけるごきぶり退治に呼びたる父が
前よりも小さき母はつま立ちて菜箸用ゐ棚の鍋とる


四六判上製カバー装272頁
序:山田 訓
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌

月刊「うた新聞」2021年12月号(117号)が出来上がりました!

2021.12.09 15:41|月刊「うた新聞」
みなさん、こんにちは。
師走ももう中旬に近づいていますね。
今年もご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。

月刊「うた新聞」2021年12月号は
特集①現代短歌2021 この1年を振り返る
特集②2021・ミニ年間時評


巻頭作品は玉井清弘さん「新島守りよ」、中埜由季子さん「海響」
巻頭評論は大林明彦さん「時代と人間愛を詠む歌―中野菊夫のうた」

2面
岩内敏行さんによる<短歌想望>松坂世代
大辻隆弘さんによる連載!<≪てにをは≫を読む>第21回 上下句を繋ぐ「に」
<遠近画法>尾崎修二さん「いただきもの」
<友の歌>竹内彩子さん

3面
<今月のうたびと>辻 聡之「手巻き寿司」
<ライムライト>山崎聡子さん「短歌をやめそうになった話」
<私の暮らすまち>堀越照代さん「短歌県を目指しちょっとよ」
<忘れないために>堀井弥生さん「十二月八日」
<作品時評>十谷あとりさん「祈りの歌、こどもの歌」

4面
野地安伯さんによる連載!<吉井 勇―その艶生涯の歌>第9回「勇をめぐる人々」(一)
<短歌トラベラー>第9回 清水正人さん<イグアスの滝>
玉城徹の歌・第46回 中西洋子さん「『老い』を見つめて」
ほか歌誌特集号を掲載。

5面
師走作品集
山川和子さん「秋深む」、近藤千恵さん「空の香」
林 宏匡さん「勿忘草」、赤塚 堯さん「第六波」
浮田伸子さん「ときにうとみぬ」、矢澤靖江さん「秋の真ん中」
岩倉幹郎さん「傘寿」、扇田淳子さん「モノトーン」
岩元坦洋さん「季節の中で」、江副壬曳子さん「秋の渚」
今井正和さん「たちまち出口」、武田素晴さん「足の寸法」
篠原節子さん「街角」、角倉羊子さん「歩行者天国」
佐藤華保理さん「エレベーター」、三島麻亜子さん「ポポー」
高橋慎哉さん「マイーザの唄」、山田未来穂さん「幼の国」
滝本賢太郎さん「棒鱈」

6面
特集①現代短歌2021 この1年を振り返る
桑原正紀さん「大震災とパンデミック」、今井恵子さん「評価軸の多極化」
小塩卓哉さん「コロナと距離を置きたい」、川本千栄さん「第一歌集のウチとソト」

7面
特集②2021・ミニ年間時評
内田 弘さん「パンデミックの社会で」
倉益 敬さん「鳥取の未来」
寺島博子さん「表現と在り方」
古谷 円さん「新しい人間像を」
和嶋勝利さん「喧噪を詠む」
江村 彩さん「二年目のコロナ禍から」
嵯峨直樹さん「うまさについて」
富田睦子さん「知識と経験」
山下 翔さん「連作2021」

8面
利根川 発歌集『輝く一果』を読む
木下孝一さんによる「草木と生きる」
宮田ゑつ子さんによる「豊かなる暮し」
作品10首 利根川 発さん「長大根」

<書評>
高野公彦歌集『水の自画像』久我田鶴子さん
川本千栄歌集『森へ行った日』梅内美華子さん
池田はるみ歌集『亀さんゐない』東野登美子さん
ほか歌集紹介を掲載。

9面
温井松代歌集『起伏』を読む
永井正子さんによる「安堵と感謝と」
藤原龍一郎さんによる「凛々しき誇り」
作品10首 温井松代さん「生者のとき」より

<書評>
橋本喜典歌集『聖木立以後』大井学さん
島田 暉歌集『戦あらすな』綾部光芳さん
マツザワシュンジ歌集『春の花火師』内山晶太さん
ほか歌集紹介を掲載。

10面
鈴木紀男歌集『魚の嘆き』を読む
遠藤たか子さんによる「罅割れてなほ」
本田一弘さんによる「音符のごとく」
作品10首 鈴木紀男さん「風評」

<歌壇ニュース>
・第65回千葉県短歌大会
・斎藤茂吉を語る会
・歌壇賞
ほか、企画展、集会案内を掲載

11面
<うたとの出会い>116 吉澤とし子さん
読者自選一首
新しい本10月~11月

12面
各地リポート
読者の森
作品募集
訃報
編集部より

定期購読は随時受け付けております。
今年一年のご愛読、誠にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。