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irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
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電話:03-6413-8426
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田中淳子・第1歌集『カドミウムレッド』が出来上がりました!

2022.07.28 15:07|刊行情報
みなさん、暑中お見舞い申し上げます。
本当に暑い日が続いていますね。くれぐれもご自愛ください。

現在「かりん」に所属し、独立美術協会会友の
田中淳子さんの第一歌集カドミウムレッド

ができあがりました!

カドミウムレッド

かりん叢書篇394篇

田中淳子さんの歌は、どこかユーモラスであり、哀切があり、グロテスクであったりと、それぞれの醸しだす表情は一律ではなく、甘やかな余韻などない。そこに特有の個性を感受する。(小黒世茂「解説」より)

田中淳子さんは油絵を描く人である。短歌と絵、作者にとってこの二つは人生の伴走者として切り離せないものといえよう。「カドミウムレッド」は鮮烈な赤色。田中さんが好んで使ってきた色である。(鷲尾三枝子「解説」より)

歌集より5首
負より始まるわが生なるか平凡とふうすき年輪身に重ねゆく
深くしづかに森は呼吸す倒木の苔むし朽ちるまでの時間を
群衆のあと付きゆけばいつしらに瓦礫の原に独りゐる夢
「普通って何」問はれて黙す夏のには松葉牡丹はなぜなぜ赤い
ゆつさりと樗の枝葉はふかみどり妙に明るい樹々の饒舌

四六判上製カバー装188頁
解説:小黒世茂/鷲尾三枝子
装画:著者
装幀:南 一夫
定価:2,680円(本体2600円+税10%)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌絵画油絵カドミウムレッド歌集

石川勝利・第2歌集『青年眠る』が出来上がりました!

2022.07.12 18:18|刊行情報
みなさん、こんばんは。
暑い日が続いていますね。くれぐれもご自愛ください。

平成8年に「花實」に入会し、昨年6月にお亡くなりになられた
石川勝利さんの第二歌集『青年眠る』

ができあがりました!

K-2・石川勝利『青年眠る』
花實叢書第179篇

もう二十年も前になる。大学生の次男が北海道の大雪山で事故死した。平成七年暮れの三十日に家を出たまま帰らず、四月になって雪の下から凍死体が発見されたのである。記録的な大雪の年だった。私が短歌を始めたのはこの時からである。(石川勝利「はじめに」より)
この度上梓した第二歌集のタイトル『青年眠る』は、次男大助の死後、金子兜太先生から頂戴した「白雪に 青年眠る 月日かな」の句から彼自身が付けたもので、第一歌集『白雪に』と同様、息子を想う心情が全編を通して吐露されている。(石川尚子「あとがき」より)
 
●歌集より5首
子の生きたる証(あかし)残さむ一念に編みし歌集の成りて届きつ
思ひ出にすがり美化して亡きを詠む愚かなるとぞ知りつつ猶も
歌詠めずなりたる我に歌詠めと励ますごとくに賞を下さる
まづは子に供ふる花を咲かせんと菊苗植う新墾(にいはり)の畑
齢はやも八十路点点(ちょぼちょぼ)ここいらで最後の脱皮試してみむか

A5判上製カバー装208頁
定価:2,750円(本体2500円+税10%)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌

月刊「うた新聞」2022年7月号(124号)が出来上がりました!

2022.07.12 16:42|月刊「うた新聞」
みなさん、こんにちは。
月刊「うた新聞」7月号ができあがりました!

月刊「うた新聞」2022年7月号の特集は
私のまちの夏をうたう~新作7首+エッセイ
です。

1面
巻頭作品は青木昭子さん「仕舞に候ふ」、三本松幸紀さん「春の訪れ」
巻頭評論は梓 志乃さん「矢代東村―口語短歌に賭けた先駆者の想いは」

2面
内藤 明さんによる<短歌想望>「現在を遠望する」
大辻隆弘さんによる連載!<≪てにをは≫を読む>第28回願望の終助詞「なむ」
<遠近画法>吉田千亜さん「畑からの手紙」
<友の歌>森 みずえさん

3面
<今月のうたびと>道券はなさん「茗荷」
<ライムライト>今井 聡さん「初学の頃」
<私の暮らすまち>小笠原小夜子さん「五世紀の風、吹くに―静岡県磐田市」
<忘れないために>長 勝昭さん「闇は深く」
<作品時評>三枝むつみさん「作品化への言葉」

4面
野地安伯さんによる連載!<吉井勇―その艶生涯の歌>第16回「白秋追懐」
短歌トラベラー>第16回 御供平佶さん<タイの市街地で>
玉城徹の歌・第53回 岩尾淳子さん「百葉箱のほとり」

5面
文月作品集
菅 泰子さん「ひとすぢの道」、福岡 薫さん「谷野の歌会」
監物昌美さん「退職二十五年」、秋葉静枝さん「薔薇の一途を」
野中幹彦さん「品川宿」、小宮山久子さん「梅雨闇」
長田邦雄さん「日々雑感」、阿部尚子さん「カーネーション」
西村美佐子さん「徴」、加藤英彦さん「黒猫(ノア)」
鈴掛典子さん「夏の日」、さいかち真さん「ああ兄弟」
永久保英敏さん「汐色にごる」、水門房子さん「百科辞典」
社領美穂さん「起動」、木村美映さん「遠き砲声」
松木 秀さん「ちょっとしたこと」、島田幸典さん「菓子の袋」
高橋千恵さん「歯応え」

6面・7面
特集 私のまちの夏をうたう~新作7首+エッセイ
宮川 稔さん「誰の手風琴」、福岡勢子さん「万灯火(まとび)」
兵頭なぎささん「渚のやうな街に」、冨岡悦子さん「夏祭り」
松田愼也さん「酔仙翁」、佐藤理江さん「薪あります」
荻原 伸さん「闇のからだ」、山下 翔さん「愛はいつ」

8面
浦谷政夫歌集『柿の木』を読む
杉本康夫さんによる「眼差し深く」
田中愛子さんによる「平明に心を伝える」
著者近詠作品10首 浦谷政夫さん「れんげ草恋ほし」

<書評>
前川佐重郎著『短歌断想』石川洋一さん
足立晶子歌集『はれひめ』萩原良博さん
小林 功歌集『命を生きる』鷲尾三枝子さん
ほか歌集紹介を掲載。

9面
堅田律子歌集『観音寺』を読む
石原光久さんによる「ふるさとへの愛が紡ぎ出す柔軟さ」
下田裕子さんによる「くわんおんじの響きの中に」
著者近詠作品10首 堅田律子さん「早苗田が好き」

<書評>
奥田亡羊歌集『花』笹川 諒さん
日置俊次歌集『おまへに悪かつた』山本 司さん
小佐野 彈歌集『銀河一族』奥村晃作さん
ほか歌集紹介を掲載。

10面
第66回現代歌人協会賞授賞式
詩歌文学館賞贈賞式―志垣澄幸氏が受賞
塚本邦雄生誕百年記念大会
斎藤茂吉を語る会
ほか集会案内、作品募集、歌誌創刊、終刊号を掲載。

11面
<うたとの出会い>123 立野明子さん
連載!第4回原発事故被災地のいま―請戸(うけど)小学校の学校資料保全 西村慎太郎さん
読者自選一首
新しい本5月~6月

12面
各地リポート
歌誌特集号
編集部より

定期購読は随時受け付けております。
今後ともご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌