高橋協子第10歌集『不急のたより』が出来上がりました!
2022.10.12 16:40|刊行情報|
みなさん、こんにちは。
本日新刊4冊目のお知らせです。
随時ご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
「作風」の同人・選歌・編集・運営委員などを務める
高橋協子さんの第十歌集『不急のたより』
ができあがりました!

作風叢書第158篇
題名の『不急のたより』の「たより」には、「音信、手紙、頼み、手掛かり、何かをする為の拠り所」などの意味があります。日々の些細な悲喜、感興を詠うことも「たより」であると思います。「不急」はコロナ禍の下で流行した言葉を拝借しました。短歌は「不急」であるかも知れませんが「不要」ではありません。不急のたよりを書くことで心が和らぎます。(「あとがき」より)
●歌集より5首
平成の代(よ)の大震災原発災な忘れそ 水仙直ぐ立ち咲けり
この星の創生思はせ東尋坊の海面(うなも)に聳ゆる柱状節理
青鷺よ旅の話を聞かせなむ外出自粛の春の慰に
照り翳る窓辺に書きをり春立つと独り居の友に不急のたより
コロナ禍も戦火も何も無きやうな 見上げてごらん今日の蒼天
四六判上製カバー装192頁
カット:泉 和美
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
本日新刊4冊目のお知らせです。
随時ご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
「作風」の同人・選歌・編集・運営委員などを務める
高橋協子さんの第十歌集『不急のたより』
ができあがりました!

作風叢書第158篇
題名の『不急のたより』の「たより」には、「音信、手紙、頼み、手掛かり、何かをする為の拠り所」などの意味があります。日々の些細な悲喜、感興を詠うことも「たより」であると思います。「不急」はコロナ禍の下で流行した言葉を拝借しました。短歌は「不急」であるかも知れませんが「不要」ではありません。不急のたよりを書くことで心が和らぎます。(「あとがき」より)
●歌集より5首
平成の代(よ)の大震災原発災な忘れそ 水仙直ぐ立ち咲けり
この星の創生思はせ東尋坊の海面(うなも)に聳ゆる柱状節理
青鷺よ旅の話を聞かせなむ外出自粛の春の慰に
照り翳る窓辺に書きをり春立つと独り居の友に不急のたより
コロナ禍も戦火も何も無きやうな 見上げてごらん今日の蒼天
四六判上製カバー装192頁
カット:泉 和美
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)