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プロフィール

irinosha

Author:irinosha
下北沢にある詩歌・文芸出版社
いりの舎のブログへようこそ。
下北沢駅南西口から徒歩3分ぐらいの場所にあります。
電話:03-6413-8426
FAX:03-6413-8526
ホームページ:http://irinosha.com/
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高橋協子第10歌集『不急のたより』が出来上がりました!

2022.10.12 16:40|刊行情報
みなさん、こんにちは。
本日新刊4冊目のお知らせです。
随時ご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

「作風」の同人・選歌・編集・運営委員などを務める
高橋協子さんの第十歌集『不急のたより』

ができあがりました!

高橋協子『不急のたより』

作風叢書第158篇

題名の『不急のたより』の「たより」には、「音信、手紙、頼み、手掛かり、何かをする為の拠り所」などの意味があります。日々の些細な悲喜、感興を詠うことも「たより」であると思います。「不急」はコロナ禍の下で流行した言葉を拝借しました。短歌は「不急」であるかも知れませんが「不要」ではありません。不急のたよりを書くことで心が和らぎます。(「あとがき」より)

歌集より5首
平成の代(よ)の大震災原発災な忘れそ 水仙直ぐ立ち咲けり
この星の創生思はせ東尋坊の海面(うなも)に聳ゆる柱状節理
青鷺よ旅の話を聞かせなむ外出自粛の春の慰に
照り翳る窓辺に書きをり春立つと独り居の友に不急のたより
コロナ禍も戦火も何も無きやうな 見上げてごらん今日の蒼天

四六判上製カバー装192頁
カット:泉 和美
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集

結城千賀子第5歌集『雨を聴く』が出来上がりました!

2022.10.12 15:55|刊行情報
みなさん、こんにちは。
本日3冊目の新刊のお知らせです。
随時ご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

日本歌人クラブ中央幹事で、現在「表現」の編集発行責任者でもある
結城千賀子さんの第五歌集『雨を聴く』

ができあがりました!

結城千賀子『雨を聴く』

表現叢書第104篇

人にも時代にも雨が降る。
 やわらかに育む雨
 こころを潤す雨
 はげしく押し流す雨
    明日は何処へ――
(「帯」より)


歌集より5首
茂吉が見し志文内なりぞはぞはと広葉ひしめく青蕗の沢
「人生の秋」とは十月まだまだと言ふまに日暮れがこんなに早い
雨こんこ、しぽしぽ雨にざんざ雨さまざまに聴く日本の耳は
コスモスに触れつつこの世の秋をゆく私(わたくし)はあるいは妣(はは)の見る夢
疫禍熄まず侵攻止まずナチズムの喩としてアルベール・カミュ『LA PESTE』(ラ・ペスト)

四六判上製カバー装200頁
装幀:花山周子
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:歌集短歌

中野迪瑠第1歌集『青色ピアス』が出来上がりました!

2022.10.12 15:12|刊行情報
みなさん、こんにちは。
本日の新刊、2冊目のお知らせです。
随時ご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

九歳から短歌を詠みはじめ、「潮音」同人の
中野迪瑠さんの第一歌集『青色ピアス』

ができあがりました!

中野迪瑠『青色ピアス』


この歌集は読んでいてうれしくなる、心弾む歌集だった。読み終わって振り返ると、この歌集に集められた歌たちが、まさに「わたしのカケラ」なのだと思った。誠実に生に向かい、詠み続けた「カケラ」達が集まって、ここに迪瑠さんのいのちのエネルギーを見せてくれている。(木村雅子「序」より)

歌集より5首
今もなほ祖母の両手がつくり出す望遠鏡は私を見つける
「おだやかにのんびりと」と言ふ我が夫の言葉とともに指輪をはめる
人ごみの中で私はただ一人スマホを見ずに人を眺める
言葉から心の奥で感じ取るあおく光ってそこにとどまる
振れ幅は大きくていいその方が世界を広く見てゆけるから

四六判並製カバー装348頁
序:木村雅子
装幀:君嶋真理子
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集

後藤園子第1歌集『月に謝す』が出来上がりました!

2022.10.12 14:25|刊行情報
みなさん、こんにちは。
本日の新刊のお知らせです。
随時ご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

「樹木」などを経て、現在「丹青」に所属している
後藤園子さんの第一歌集『月に謝す』

ができあがりました!

後藤園子『月に謝す』


作者の素晴らしいところは、高齢になっても学ぶ心を失わないことだろう。四十八歳で再び高校に入学し、卒業後は大学の通信制で学ぶなど、なかなか出来ることではない。教える立場にある者としての謙虚さがうかがえるし、何より学ぶことに喜びをかんじているからこそであろう。(小林登紀「跋」より)

歌集より5首
車輛区に月は明るし並べ干す軍手が白く風に動けり
毎朝を母の小さきその耳に補聴器つける我が仕事なり
レポートを一つ書き終え立つ時が至福の時と今は思えり
「俺だけど今から帰る」あの声が二度と聞けない夕暮れが来る
手を引きて歩みたる日の遥かなり今は歩みを止めて待たれる

四六判上製カバー装176頁
跋:小林登紀
題字・書:著者
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集

池田玲第1歌集『水色の傘は買はない』が出来上がりました!

2022.10.11 16:06|刊行情報
みなさん、こんにちは。
今日は新刊のお知らせです。
随時ご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

「槻の木」解散後、現在「かりん」に所属している
池田玲さんの第一歌集『水色の傘は買はない』

ができあがりました!

池田玲『水色の傘は買はない』

かりん叢書篇396篇

いのちについて、家族について、池田玲さんが困難な現実を抱えて問いつづけてきたことの嵩はどれほどだろう。それでも池田さんは一人の人と出会い、短歌に出会って、愛とユーモアを手放さなかった。その尊さを強さと言ってしまったら少し違うと思いながら、何度も嚙みしめる。(米川千嘉子「帯文」より)

歌集より5首
網棚に忘れられしか手提げかばん九条バッジが光を帯びる
静寂(しじま)なる夜などは無しむささびの爪痕残るぶなの樹を見よ
からからと車道を転がる紙コップかたち残れるもののみの音
街路樹の根元に生(あ)れたる一輪のその名は知らず「はな」とだけ呼ぶ
今われはマナを降らせし神となるクッキーのくづに蟻の群がり

四六判並製カバー装192頁
帯文:米川千嘉子
解説:畑 彩子
写真:赤松 桂
装幀:君嶋真理子
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌歌集

月刊「うた新聞」2022年10月号(127号)が出来上がりました!

2022.10.11 14:08|月刊「うた新聞」
みなさん、こんにちは。
月刊「うた新聞」10月号ができあがりました!

月刊「うた新聞」2022年10月号の特集は
①秋の草木、花実をうたう
②大好きな他ジャンルの一冊

です。

1面
巻頭作品は伊藤和好さん「真か虚か」、鈴木英子さん「混ぜれば甘露」
巻頭評論は松村正直さん「手品のような言葉―岡部桂一郎没後十年」

2面
新担当!大井 学さんによる<短歌想望>「ブームと歴史」
大辻隆弘さんによる連載!<≪てにをは≫を読む>第31回 不安の滲む「む」
<遠近画法>金原寿浩さん「更地の声」
<友の歌>平田利栄さん

3面
<今月のうたびと>丸地卓也さん「あなたにおすすめの時代」
<ライムライト>田宮智美さん「じわじわ」
<私の暮らすまち>藤森あゆ美さん「おいでなして―長野県松本市」
<忘れないために>柏木節子さん「床下浸水」
<作品時評>新担当!樋口智子さん「それでも続く日々に」

4面
野地安伯さんによる連載!<吉井勇―その艶生涯の歌>第19回「中島棕隠」
短歌トラベラー>第19回 小林幹也さん<ドイツ>
玉城徹の歌・第56回 澤端節子さん「ピュアでチャーミング」

5面
神無月作品集
椎名義光さん「祈り」、湯沢千代さん「鯛に太刀魚」
水野久子さん「プーチンよ」、後藤邦江さん「理不尽を」
脇中範生さん「灌水の虹」、小山常光さん「プーチン」
依田仁美さん「人体と人生」、吉沢あけみさん「カタバミ」
今野英山さん「万国津梁の鐘」、重田美代子さん「ウイルスの波」
箕浦 勤さん「福の神」、松浦直巳さん「鬱屈を晴らす」
永守恭子さん「キタアカリ」、竹内敬子さん「バイアス」
十谷あとりさん「旋風まどかに」、石川麻子さん「くせになる」
齋藤芳生さん「月をみる」、岸野亜紗子さん「剪定」
爲永憲司さん「うたの歌」

6面
特集①秋の草木、花実をうたう
新沼せつ子さん「ポポーの実」、橋元俊樹さん「紫ゆかし」
宮田長洋さん「孤児達と雑木林」、安田純生さん「白萩も」
青沼ひろ子さん「紫苑」、黒崎由起子さん「花の香」
髙畠憲子さん「マスカット」、清水亞彦さん「灰塵をつむ」
月岡道晴さん「ヴィシソワーズの雨」、大平千賀さん「顔」

7面
特集②大好きな他ジャンルの一冊
秋山佐和子さん「高田都著『あきない世傳金と銀十三 大海篇』(ハルキ文庫)」
一ノ関忠人さん「呉明益『歩道橋の魔術師』(河出文庫)」
真中朋久さん「豊田徹也『アンダーカレント』(講談社)」
森川多佳子さん「大江健三郎『空の怪物アグイー』(新潮文庫)」
佐藤モニカさん「マリー・ホール・エッツぶん/え まさきるりこ・やく『もりのなか』(福音館書店)」
岩内敏行さん「『作家の住まい』(平凡社)」

8面
<書評>
江頭洋子歌集『さくら変奏曲』寺島博子さん
石川勝利歌集『青年眠る』森山晴美さん
阪森郁代歌集『ノートルダム』小林久美子さん
木下のりみ歌集『真鍮色のロミオ』中津昌子さん
ほか歌集紹介を掲載。

9面
<書評>
福島泰樹著『自伝風 私の短歌のつくり方』田中 綾さん
脇 直人歌集『有悠無憂』横山季由さん
間鍋三和子歌集『流れる雲』藤川弘子さん
柳村知子歌集『雪と花火と火焔土器』五十嵐順子さん
ほか歌集紹介を掲載。

10面
<歌壇ニュース>
河野裕子記念シンポジウムin京都2022
第51回全国短歌大会
第43回全日本短歌大会
池田玲歌集『水色の傘は買はない』を読む会
ほか、作品募集、集会案内、企画展、歌誌特集号を掲載。

11面
<うたとの出会い>126 本多俊子さん
西村慎太郎さんによる「原発事故被災地のいま」第7回―浪江町のスマートモビリティ 
<読者自選一首>
新しい本8月~9月

12面
<歌壇ニュース>
角川短歌
現代短歌評論賞
中城ふみ子賞
現代短歌社賞・BR賞
結社賞
各地リポート
編集部より

定期購読は随時受け付けております。
今後ともご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

テーマ:短歌
ジャンル:小説・文学

tag:短歌