松井香保里・第一歌集『春光そそぐ』ができあがりました!
2023.02.26 14:46|刊行情報|
みなさん、こんにちは。二月もいよいよ終わりに近づいてきました。
今日は新刊のお知らせです。
「国民文学」同人の松井香保里さんの歌集『春光そそぐ』
ができあがりました!

おほらかな空穂の声を古民家に大正文化の薫り満ちくる
塩尻市の文化施設「塩尻短歌会館」を訪れた時の作品である。信州は古くから我が国の著名な歌人を多く輩出した地である。また数多ある国内外の旅行の歌には、折々の情景や感動が作品化されていて、その行動力に感心しないではいられない。(青木陽子・「跋」より)
●歌集より5首
遷宮の新御敷地(しんみしきち)の整ひて清め祀らむ春光そそぐ
満蒙の悲惨な歴史残さむと開拓記念館ポプラ散りつぐ
信州の犠牲者多く切なかり手記を読みつつ眼鏡の曇る
日本橋より中仙道へ吾が一歩リュックを背(せな)に氷雨降る朝
仲麻呂の望郷の詩と李白の詩碑に刻まれて西安の風
A5判上製カバー装168頁
跋:青木陽子
装画:松永 久
装幀:南 一夫
定価:2,200円(10%税込)
今日は新刊のお知らせです。
「国民文学」同人の松井香保里さんの歌集『春光そそぐ』
ができあがりました!

おほらかな空穂の声を古民家に大正文化の薫り満ちくる
塩尻市の文化施設「塩尻短歌会館」を訪れた時の作品である。信州は古くから我が国の著名な歌人を多く輩出した地である。また数多ある国内外の旅行の歌には、折々の情景や感動が作品化されていて、その行動力に感心しないではいられない。(青木陽子・「跋」より)
●歌集より5首
遷宮の新御敷地(しんみしきち)の整ひて清め祀らむ春光そそぐ
満蒙の悲惨な歴史残さむと開拓記念館ポプラ散りつぐ
信州の犠牲者多く切なかり手記を読みつつ眼鏡の曇る
日本橋より中仙道へ吾が一歩リュックを背(せな)に氷雨降る朝
仲麻呂の望郷の詩と李白の詩碑に刻まれて西安の風
A5判上製カバー装168頁
跋:青木陽子
装画:松永 久
装幀:南 一夫
定価:2,200円(10%税込)