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irinosha

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久保知子・第一歌集『あをき氷河』が出来上がりました!

2013.10.21 16:39|刊行情報
そして、本日2冊目の紹介です。
久保知子さんの第一歌集『あをき氷河』も出来上がりました!

久保知子歌集 (452x640)

昭和62年に「濤声」に入会し、
現在同誌編集同人を務める著者の第一歌集。

濤声叢書第21篇

目に見えね流れは絶ゆるなしと言ふ氷河はあをく時を閉じ込む
ヨーロッパ、中東、アジア他、多くの国を旅して著者の視るものは、
繁栄の蔭にひっそりと生きる人の姿である。
風土とその人間にそそぐ眼ざしが、雄大な風景の中に悠かな時の流れを想う。
こうした感受は著者、久保知子さんに運命づけられたものではないか。
時間を閉じ込めたような青い氷河は、生き得て今を在る著者の心に深く韻くものがあったと思う。
―温井松代(「序」より)―

●歌集より5首
・一枚のスナップに残る家族みなわれの手になるセーターを着をり
・国交の開かるる日の来たりなばピョンヤン訪はむ誕生の地を
・照りつける陽射しの下に塩の田を鋤く人影の黒きかたまり
・五年(いつとせ)を会ふなく過ぎて子の逝けりわれには重き問ひを残して
・引き揚げのさまを語らぬ母なりき「あの思ひ」に凝縮させて

四六判上製カバー・232ページ
定価:2625円(税込)
送料:160円

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