仲原道子第1歌集『追憶』が出来上がりました!
2014.11.12 18:11|刊行情報|
みなさん、こんばんは。
今日は新刊歌集2冊のご案内です。
まず1冊目は、仲原道子さんの歌集『追憶』です。
「濤声」に所属し、今年米寿を迎えた著者が、これまでの人生を肯定し、
移りゆく風景を残したいと詠み続けてきた作品を収める第一歌集
濤声叢書第22篇
歌集『追憶』には、戦傷帰還した従兄、六十歳で初めて知った実母、五十回忌を迎える養父母への思い等々、鎮魂の心が深い。併せて娘に先立たれる母の例えようのない悲しさは、察するに余りある。人間、生きてゆくのに誰も避けられない悲しみだが、仲原さんはそうした悲しみを歌を詠むことで乗り越えて来られたのではないだろうか。
――温井松代(「序」より)
●歌集より5首
・父ははの墓参の帰途をゆくりなく生母に明かさるわれを産みしを
・学徒兵の集結ありしと霞ヶ浦軍用機見ぬ空晴れわたる
・ひとり子は淋しと母にはらからを欲りし日もはるか五十回忌迎ふ
・わが命を召せと神仏に祈れどもつひに帰らぬ娘(こ)とはなりたり
・長き髪ばつさりと断ち来る年を心新たに迎へむと決む
序文・温井松代
四六判上製カバー装・232ページ
定価:2500円+税
送料:164円
今日は新刊歌集2冊のご案内です。
まず1冊目は、仲原道子さんの歌集『追憶』です。
「濤声」に所属し、今年米寿を迎えた著者が、これまでの人生を肯定し、
移りゆく風景を残したいと詠み続けてきた作品を収める第一歌集
濤声叢書第22篇
歌集『追憶』には、戦傷帰還した従兄、六十歳で初めて知った実母、五十回忌を迎える養父母への思い等々、鎮魂の心が深い。併せて娘に先立たれる母の例えようのない悲しさは、察するに余りある。人間、生きてゆくのに誰も避けられない悲しみだが、仲原さんはそうした悲しみを歌を詠むことで乗り越えて来られたのではないだろうか。
――温井松代(「序」より)
●歌集より5首
・父ははの墓参の帰途をゆくりなく生母に明かさるわれを産みしを
・学徒兵の集結ありしと霞ヶ浦軍用機見ぬ空晴れわたる
・ひとり子は淋しと母にはらからを欲りし日もはるか五十回忌迎ふ
・わが命を召せと神仏に祈れどもつひに帰らぬ娘(こ)とはなりたり
・長き髪ばつさりと断ち来る年を心新たに迎へむと決む
序文・温井松代
四六判上製カバー装・232ページ
定価:2500円+税
送料:164円