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irinosha

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遠藤たか子第3歌集『水際』が出来上がりました!

2017.10.25 14:42|刊行情報
先日の台風で被害に遭われました方々に心よりお見舞い申し上げます。
今週末も台風との予報ですので、くれぐれもご自愛ください。

今日は新刊のご案内です。
「りとむ」「あんだんて」に所属し、
南相馬市に住む者の視点で詠う遠藤たか子さんの第三歌集
『水際(みぎわ)』 
が出来上がりました!

遠藤たか子歌集『水際』

原発はなぜ反対をしなかつた?被災地の「被」をけふは問はるる
虚しく、無意味であることは自明なのに、これほど残酷にひびく問いはない。天災も事故も過酷だが、人の心もまた冷酷だ。遠藤たか子さんの淡々とした語りを追い、なかなか目を上げることができなかった。――今野寿美(「帯」より)

●歌集より5首
災禍後の人心百年荒む説読みて少女の手紙も読みて
今年竹ひろがり伸びる今朝の庭ながい一年だつた おかへり
誕生日なにもなけれど研ぎ師きてそりそりと研ぐペティを出刃を
馬を見きふるへて喘ぐ馬を見き津波の直後泥のもなかに
まなかひに瓦礫をいまだ越えぬ海みえておそろし<越える>といふは

四六判上製カバー装・188頁
装画:諸星美喜
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

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