稲葉登紀子第3歌集『白木蓮の庭』が出来上がりました!
2017.11.09 15:30|刊行情報|
みなさん、こんにちは。今日は新刊のご案内です。
稲葉登紀子さんの第三歌集『白木蓮の庭』が出来上がりました!
「新アララギ」に所属し、平成15年から27年までの歌をまとめた
第三歌集です。

著者は茨城県のお生まれで、カバーの絵には、ひたちなか海浜公園のネモフィラの丘が描かれています。
春の日を浴びてかがよふ白木蓮この花共に見る人あれな
有りの儘を計らうことなく、表現するアララギの写実の手法は、確実であり、詩情の豊かさは、読む者を魅了して止まない。――實藤恒子(「帯」より)
●歌集より5首
腰痛をこらへ立ち居する日々にして嘆きし母を今に理解す
画用紙に向へばこころ弾みゆく凡庸なる日々打ち払ふごと
享保よりおはせし祖々のかの仏壇何もかも海に流れ失せぬとは
蘭の本手にし培ひ花咲かせし永久に逢ふなき人よ恋ほしき
ざら紙の冊子ホトトギスに父の句の載りし幾たびか幼き記憶に
四六判上製カバー装・196頁
装画:著者
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円
稲葉登紀子さんの第三歌集『白木蓮の庭』が出来上がりました!
「新アララギ」に所属し、平成15年から27年までの歌をまとめた
第三歌集です。

著者は茨城県のお生まれで、カバーの絵には、ひたちなか海浜公園のネモフィラの丘が描かれています。
春の日を浴びてかがよふ白木蓮この花共に見る人あれな
有りの儘を計らうことなく、表現するアララギの写実の手法は、確実であり、詩情の豊かさは、読む者を魅了して止まない。――實藤恒子(「帯」より)
●歌集より5首
腰痛をこらへ立ち居する日々にして嘆きし母を今に理解す
画用紙に向へばこころ弾みゆく凡庸なる日々打ち払ふごと
享保よりおはせし祖々のかの仏壇何もかも海に流れ失せぬとは
蘭の本手にし培ひ花咲かせし永久に逢ふなき人よ恋ほしき
ざら紙の冊子ホトトギスに父の句の載りし幾たびか幼き記憶に
四六判上製カバー装・196頁
装画:著者
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円