上野房枝第1歌集『日の匂い』が出来上がりました!
2017.12.23 18:44|刊行情報|
みなさん、こんばんは。
今日は祝日ですが、新刊のご案内です。
昭和59年より「長風」に所属している
上野房枝さんの第一歌集『日の匂い』 が
出来上がりました!

長風叢書第298篇
「長風」に所属する著者の作品447首を収録した第一歌集。
平凡な人生にもそれなりの紆余曲折・喜び哀しみがあり、その事々は、歌を書くことで、喜びは倍に哀しみは半減されたように思います。五十四歳の時に夫を亡くし、暫くは呆然としておりましたが、短歌の枠の中に思う言葉を閉じ込めようと集中することで、そのおもいは徐々に薄められていきました。(「あとがき」より)
●歌集より5首
つぶやきし一言胸に呼応して波紋のごとく思い広がる
寝ねんとし襖あければ日の匂いふっくら膨らむ布団より立つ
うす甘きコーヒーゼリーすくいつつ娘への苦言するりと出でぬ
家出でし子の部屋すみにころがれる鉛筆一本拾わずにおく
すこし遅れて月命日の墓参りあなたはずっと一人に眠る
四六判並製カバー装・208頁
序:本木 巧
定価:2,000円+税
送料:164円
今日は祝日ですが、新刊のご案内です。
昭和59年より「長風」に所属している
上野房枝さんの第一歌集『日の匂い』 が
出来上がりました!

長風叢書第298篇
「長風」に所属する著者の作品447首を収録した第一歌集。
平凡な人生にもそれなりの紆余曲折・喜び哀しみがあり、その事々は、歌を書くことで、喜びは倍に哀しみは半減されたように思います。五十四歳の時に夫を亡くし、暫くは呆然としておりましたが、短歌の枠の中に思う言葉を閉じ込めようと集中することで、そのおもいは徐々に薄められていきました。(「あとがき」より)
●歌集より5首
つぶやきし一言胸に呼応して波紋のごとく思い広がる
寝ねんとし襖あければ日の匂いふっくら膨らむ布団より立つ
うす甘きコーヒーゼリーすくいつつ娘への苦言するりと出でぬ
家出でし子の部屋すみにころがれる鉛筆一本拾わずにおく
すこし遅れて月命日の墓参りあなたはずっと一人に眠る
四六判並製カバー装・208頁
序:本木 巧
定価:2,000円+税
送料:164円