山室貴代枝・第1歌集『府中の桜』が出来上がりました!
2017.12.27 19:22|刊行情報|
寒さも本格的になってきました。
今年もあと4日となりましたが、新刊のお知らせです。
山室貴代枝さんの第一歌集『府中の桜』 が出来上がりました!
花實叢書第160篇

「花實」に所属する著者の作品568首を収録した第一歌集。
人の一生にはいろいろな試練がある。乗り越える手段として短歌がある。一集には正もあり負もあって、バランスのとれた集になり、お互いに響き合ってよりよい歌集となったと思える。(中略)目は絶えず海外に向き、歴史的に裏打ちされた素材であるので、立ち止まり、考えさせられる歌群である。(利根川 発「跋」より)
●歌集より5首
歌にする気持も失せしアウシュヴィッツ然るに見し事残さむと思ふ
石積まるる隙間に願ひ託す紙挟みて祈る「嘆きの壁」に
定家卿住みたる山荘紅葉映ゆ百人一首編まれけむ部屋
目眩して思はずすがる友の腕雪の山寺見上ぐる道に
異状なしと次の検査日告げられて「はい」の返事も軽やかに言ふ
四六判上製カバー装・232頁
跋:利根川 発
定価:2,500円+税
送料:164円
今年もあと4日となりましたが、新刊のお知らせです。
山室貴代枝さんの第一歌集『府中の桜』 が出来上がりました!
花實叢書第160篇

「花實」に所属する著者の作品568首を収録した第一歌集。
人の一生にはいろいろな試練がある。乗り越える手段として短歌がある。一集には正もあり負もあって、バランスのとれた集になり、お互いに響き合ってよりよい歌集となったと思える。(中略)目は絶えず海外に向き、歴史的に裏打ちされた素材であるので、立ち止まり、考えさせられる歌群である。(利根川 発「跋」より)
●歌集より5首
歌にする気持も失せしアウシュヴィッツ然るに見し事残さむと思ふ
石積まるる隙間に願ひ託す紙挟みて祈る「嘆きの壁」に
定家卿住みたる山荘紅葉映ゆ百人一首編まれけむ部屋
目眩して思はずすがる友の腕雪の山寺見上ぐる道に
異状なしと次の検査日告げられて「はい」の返事も軽やかに言ふ
四六判上製カバー装・232頁
跋:利根川 発
定価:2,500円+税
送料:164円