利根川 発・第18歌集『冬の蒼穹』が出来上がりました!
2019.01.22 18:38|刊行情報|
みなさん、こんばんは。
大寒に突入しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のお知らせです。
歌誌「花實」発行人の利根川発さんの
平成26年9月から平成28年12月までの作品485首を収録した
第十八歌集『冬の蒼穹』が出来上がりました!
花實叢書163篇・花實創刊80周年記念出版2篇

鋸屑(のこくづ)をあびつつ梅の高枝剪り眼(まなこ)あくるに冬の蒼穹
から集名を付けました。少し歯の浮くような集名かもしれませんが、田舎の冬空の深く澄んだ蒼は、特に冬がすばらしい。雲一つない、どこまでも吸い付けられるような蒼穹は私だけのものです。(あとがきより)
●歌集より5首
蔕の刺指にさやりてまた痛し紫紺の茄子を摘む朝の畑
里芋の葉は枯れ初めて水を欲る夕べの風に葉を振りながら
瞳孔を開く薬にぼやけたる視界に書けり歌の数首を
細く長き蠟燭の灯を吹き消せり八十路祝がるる我の生日
ミニトマトの茂りの影に暑を避けて赤きを二つ三つ頬張る
四六判上製カバー装・192頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:164円
大寒に突入しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は新刊のお知らせです。
歌誌「花實」発行人の利根川発さんの
平成26年9月から平成28年12月までの作品485首を収録した
第十八歌集『冬の蒼穹』が出来上がりました!
花實叢書163篇・花實創刊80周年記念出版2篇

鋸屑(のこくづ)をあびつつ梅の高枝剪り眼(まなこ)あくるに冬の蒼穹
から集名を付けました。少し歯の浮くような集名かもしれませんが、田舎の冬空の深く澄んだ蒼は、特に冬がすばらしい。雲一つない、どこまでも吸い付けられるような蒼穹は私だけのものです。(あとがきより)
●歌集より5首
蔕の刺指にさやりてまた痛し紫紺の茄子を摘む朝の畑
里芋の葉は枯れ初めて水を欲る夕べの風に葉を振りながら
瞳孔を開く薬にぼやけたる視界に書けり歌の数首を
細く長き蠟燭の灯を吹き消せり八十路祝がるる我の生日
ミニトマトの茂りの影に暑を避けて赤きを二つ三つ頬張る
四六判上製カバー装・192頁
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:164円