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宇野一夫第一歌集『こころみ』が出来上がりました!

2019.09.11 17:36|刊行情報
このたびの台風15号の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

今日は新刊のお知らせです。
「新アララギ」の編集委員を務める宇野一夫さんの
昭和61年から平成27年までの作品をまとめた
第一歌集『こころみ』が出来上がりました!


宇野一夫歌集『こころみ』

「歌は私のこころの中を見るものであり、つねにこころみている私自身である」と著者は「あとがき」に記す。歌集全体にこのことは言えよう。在学中、宗教教育が盛んで仏教もカトリックも学んでおり、その宗教心がこの歌集に底流している。その顕著なものが懺悔の意識であろう。仕事、子育てといわず随所に詠まれていて歌を深くしている。いずれも歴史の光と陰に焦点を当てて、沈着、冷静に詠まれた稀にみる好著である。(實藤恒子「跋」より)

●歌集より5首
ねむり深き吾が子にしあれどたなぞこにこゆびふるればしかとにぎりぬ
かがまりて赤子の指の爪を切る午前零時の妻の仕事よ
左手を握ればかすかに握り返す母のたなごころ温かくして
過酷なる労働の果てに筋肉痙攣にて箸さへもてぬ晩年の父よ
共共に病重りて町医者に通ふ日の増え睦まじくなる

四六判上製カバー装・212頁
跋文:實藤恒子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:164円

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