安藤春美第二歌集『浅き春の日』が出来上がりました!
2020.03.19 17:08|刊行情報|
みなさん、こんにちは。
桜の便りもちらほらと聞こえてきますね。
今日は新刊のお知らせです。
平成25年3月から令和元年11月までに発表した作品より329首を収めた
安藤春美さんの第二歌集『浅き春の日』が出来上がりました!

国民文学叢書第587篇
沿線に戦ぐみどりの麦畑濃き穂の色に稔りの近し
著者の住む稲沢は愛知県の北西部にあり、濃尾平野の中央部である。田園風景を車窓に見つつ、名古屋都心の職場に通う日常や、家族らとの交流が新鮮な感覚で作品化されている。今後の発展を心から期待してやまない。(青木陽子「帯」より)
●歌集より5首
蟻の巣のやうな地下街黙々と列なし人ら職場に向かふ
卒業の写真の吾に娘の似たり遠き先など見ざりし眼(まなこ)
紗の幕をおとしたるごと梅雨明けの車窓の景の際やかなりき
凍て空に昼月淡し古里の母息災の時の長かれ
垂れこむる雲より小雪きさらぎの浅き春の日娘の嫁ぎたり
四六判上製カバー装・208頁
帯:青木陽子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円
桜の便りもちらほらと聞こえてきますね。
今日は新刊のお知らせです。
平成25年3月から令和元年11月までに発表した作品より329首を収めた
安藤春美さんの第二歌集『浅き春の日』が出来上がりました!

国民文学叢書第587篇
沿線に戦ぐみどりの麦畑濃き穂の色に稔りの近し
著者の住む稲沢は愛知県の北西部にあり、濃尾平野の中央部である。田園風景を車窓に見つつ、名古屋都心の職場に通う日常や、家族らとの交流が新鮮な感覚で作品化されている。今後の発展を心から期待してやまない。(青木陽子「帯」より)
●歌集より5首
蟻の巣のやうな地下街黙々と列なし人ら職場に向かふ
卒業の写真の吾に娘の似たり遠き先など見ざりし眼(まなこ)
紗の幕をおとしたるごと梅雨明けの車窓の景の際やかなりき
凍て空に昼月淡し古里の母息災の時の長かれ
垂れこむる雲より小雪きさらぎの浅き春の日娘の嫁ぎたり
四六判上製カバー装・208頁
帯:青木陽子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円