中道和子・第一歌集『庭樹樹のこゑ』が出来上がりました!
2020.06.11 17:54|刊行情報|
みなさん、こんばんは。
今日から東京は梅雨入りだそうです。
そんな中、今日は新刊のお知らせです。
平成15年に「花實」に入会し、平成31年までの作品591首を収めた
中道和子さんの第一歌集『庭樹樹のこゑ』が出来上がりました!

花實叢書第172篇
花實創刊80年記念出版11篇
一首一首丁寧に淡々と詠んでいて、なぜか人を引き付けてやまない。大きな盛り上がりやストーリーがある訳ではない。「人生山あり谷あり」という。「谷」の部分はあえて詠まない。「山」の部分を詠んで愚痴を言わないのが特徴で、学ぶべきと思った。長年培われてきた短歌修練の賜物である。(利根川 発「跋」より)
●歌集より5首
池の辺は釣りをする人描(ゑが)く人われも並びて睡蓮を描く
郭公の鳴く度夫はわれを呼ぶ住む環境の倖せ言ひて
「充分に生きたよ」としも言ひ続け父は逝きたり母待つ黄泉へ
両岸を映す水照りの柳川を棹さす小舟に身をまかせゆく
溶岩のあはひ押し分け生ふる草小花咲かせて風に揺れゐる
A5判上製カバー装・240頁
跋:利根川 発
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:200円
今日から東京は梅雨入りだそうです。
そんな中、今日は新刊のお知らせです。
平成15年に「花實」に入会し、平成31年までの作品591首を収めた
中道和子さんの第一歌集『庭樹樹のこゑ』が出来上がりました!

花實叢書第172篇
花實創刊80年記念出版11篇
一首一首丁寧に淡々と詠んでいて、なぜか人を引き付けてやまない。大きな盛り上がりやストーリーがある訳ではない。「人生山あり谷あり」という。「谷」の部分はあえて詠まない。「山」の部分を詠んで愚痴を言わないのが特徴で、学ぶべきと思った。長年培われてきた短歌修練の賜物である。(利根川 発「跋」より)
●歌集より5首
池の辺は釣りをする人描(ゑが)く人われも並びて睡蓮を描く
郭公の鳴く度夫はわれを呼ぶ住む環境の倖せ言ひて
「充分に生きたよ」としも言ひ続け父は逝きたり母待つ黄泉へ
両岸を映す水照りの柳川を棹さす小舟に身をまかせゆく
溶岩のあはひ押し分け生ふる草小花咲かせて風に揺れゐる
A5判上製カバー装・240頁
跋:利根川 発
装幀:君嶋真理子
定価:2,500円+税
送料:200円