藤田和平・第二歌集『和風(なごかぜ)』が出来上がりました!
2021.03.25 17:11|刊行情報|
みなさん、こんにちは。
東京は桜がきれいに咲いています。
今日は新刊のお知らせです。
「白路」の同人で平成4年から31年までの作品から405首を収めた
藤田和平さんの第二歌集『和風(なごかぜ)』
が出来上がりました!

白路叢書第156篇
歌集『和風(なごかぜ)』は、藤田和平氏の作歌人生の集大成である。所収歌を再読し三読しながら、私は改めて、継続がもたらす写実表現のふくらみ、ということを実感したのであった。作品から生まれた和やかな風が、読者お一人お一人の心に吹き入ることを切望してやまない。(野地安伯「解説」より)
●歌集より5首
亡き父の注ぎくれし茶の美味かりき訪ひて互(かたみ)に寡黙なりしが
君が髪染めずともよしわが髪もすでに朝霜置きにけらずや
言霊の幸ふ国に還れよと天の使ひか真白き六花
杉木立雪の落下に舞ふけぶり一瞬にして幹の直立
あの雲はいつか見た雲師の背(せな)を流しまつりし花巻の出で湯
四六判上製カバー装・208頁
解説:野地安伯
装画:田口美貴子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円
東京は桜がきれいに咲いています。
今日は新刊のお知らせです。
「白路」の同人で平成4年から31年までの作品から405首を収めた
藤田和平さんの第二歌集『和風(なごかぜ)』
が出来上がりました!

白路叢書第156篇
歌集『和風(なごかぜ)』は、藤田和平氏の作歌人生の集大成である。所収歌を再読し三読しながら、私は改めて、継続がもたらす写実表現のふくらみ、ということを実感したのであった。作品から生まれた和やかな風が、読者お一人お一人の心に吹き入ることを切望してやまない。(野地安伯「解説」より)
●歌集より5首
亡き父の注ぎくれし茶の美味かりき訪ひて互(かたみ)に寡黙なりしが
君が髪染めずともよしわが髪もすでに朝霜置きにけらずや
言霊の幸ふ国に還れよと天の使ひか真白き六花
杉木立雪の落下に舞ふけぶり一瞬にして幹の直立
あの雲はいつか見た雲師の背(せな)を流しまつりし花巻の出で湯
四六判上製カバー装・208頁
解説:野地安伯
装画:田口美貴子
装幀:南 一夫
定価:2,500円+税
送料:200円