鈴木紀男・第1歌集『魚の嘆き』が出来上がりました!
2021.08.30 18:35|刊行情報|
みなさん、こんばんは。
今日は新刊の紹介をしていきたいと思います。
今日の2冊目は
2001年「潮音」に所属し、
2013年第66回福島県文学賞短歌部門正賞を受賞した
鈴木紀男さんの第一歌集『魚の嘆き』
が出来上がりました!

『魚の嘆き』一巻は心の闇を体の奥深く抱く日常の中で、その有様を乗り越えようと懸命に振る舞い、私的な人間像に変換してみせようとする意思表示であると思うのであります。(波汐國芳「跋」より)
●歌集より5首
鰭のなき魚のごときか世の中をうまく泳げず沈んでしまふ
ヘッドフォン耳に当つれば海の中の魚の嘆きの聞こえてこぬか
ラベルなきバイオリンひとつ我が持てり罅割れてなほ妙なる響き
我が胸に渦巻きてゐる感情に歌に翼をつけて放ちぬ
秋の夜に日記開けば秘め置きし我の想ひの羽ばたきゆかん
四六判上製カバー装・160頁
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
送料:200円
今日は新刊の紹介をしていきたいと思います。
今日の2冊目は
2001年「潮音」に所属し、
2013年第66回福島県文学賞短歌部門正賞を受賞した
鈴木紀男さんの第一歌集『魚の嘆き』
が出来上がりました!

『魚の嘆き』一巻は心の闇を体の奥深く抱く日常の中で、その有様を乗り越えようと懸命に振る舞い、私的な人間像に変換してみせようとする意思表示であると思うのであります。(波汐國芳「跋」より)
●歌集より5首
鰭のなき魚のごときか世の中をうまく泳げず沈んでしまふ
ヘッドフォン耳に当つれば海の中の魚の嘆きの聞こえてこぬか
ラベルなきバイオリンひとつ我が持てり罅割れてなほ妙なる響き
我が胸に渦巻きてゐる感情に歌に翼をつけて放ちぬ
秋の夜に日記開けば秘め置きし我の想ひの羽ばたきゆかん
四六判上製カバー装・160頁
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
送料:200円