芝元啓子・第1歌集『金木犀』が出来上がりました!
2021.12.25 17:09|刊行情報|
みなさん、こんばんは。今日は新刊紹介です。
2006年に「長風」に入会し、507首の作品をまとめた
芝元啓子さんの第一歌集『金木犀』
が出来上がりました!

長風叢書第304篇
稀有なことに、現在に至るまで、著者は、川越を離れることはなかった。川越という空間が渾然一体となって、歌集を印象深いものにしている。(本木 巧「跋」より)
●歌集より5首
粟ほどの蕾持ちたるその日より金木犀の香りたちたり
母になりしわれを時としてわが母はその厚き掌(て)に背を撫でくれし
「あおおにがたびにでるのはさびしい」と泣きたりし子の北へ赴任す
みぎひだり薄群れいる坂のぼり犬曳かぬ手を持て余しいつ
髪切りても気づかぬひとと過ごしきて今日から三十四年目に入る
四六判上製カバー装224頁
跋:本木 巧
題字:伊藤真智子
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円
2006年に「長風」に入会し、507首の作品をまとめた
芝元啓子さんの第一歌集『金木犀』
が出来上がりました!

長風叢書第304篇
稀有なことに、現在に至るまで、著者は、川越を離れることはなかった。川越という空間が渾然一体となって、歌集を印象深いものにしている。(本木 巧「跋」より)
●歌集より5首
粟ほどの蕾持ちたるその日より金木犀の香りたちたり
母になりしわれを時としてわが母はその厚き掌(て)に背を撫でくれし
「あおおにがたびにでるのはさびしい」と泣きたりし子の北へ赴任す
みぎひだり薄群れいる坂のぼり犬曳かぬ手を持て余しいつ
髪切りても気づかぬひとと過ごしきて今日から三十四年目に入る
四六判上製カバー装224頁
跋:本木 巧
題字:伊藤真智子
装幀:南 一夫
定価:2,750円(本体2500円+税10%)
送料:200円
tag:短歌